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【医師監修】子宮体がん検査を受けるタイミングはアレのあとがベスト

子宮全摘にまつわるウソホント
出産を経験したものの、その後の婦人科検診を憂鬱に思うママは多いはず。一度、頸がんや体がん検査で痛い目に遭うと、診察台に上がる恐怖から逃れられない…そんな悩みを抱えるママもいるのではないだろうか? そこで「みずほ女性クリニック」の院長・津田浩史先生にインタビュー。意外と知られていない“体がん検診”について、正しい知識を聞いた!

●「コーヒーが子宮体がんのリスクを下げる」という新情報

まずは、欧米化の食生活の影響で、急増している“子宮体がん”について、予防法を紹介。

【子宮体がん予防】
・適切な体重を保つ。過体重の方はダイエットを!
・適度な運動をする。
・脂肪が多い、高カロリーな食事は控えめにする。
・未婚・不妊・糖尿病・高血圧・肥満・家族歴などのある方は要注意。
・不正出血のある方は、早めに医師に相談を。


「最近、コーヒーが体がんリスクを下げることが報告されました。だからと言って、飲みすぎには注意です。茶色のおりものも不正出血に入ります。長引く生理やおりものの異常などは危険信号の場合も。早めに受診するように心がけて下さい。がんを早期発見できれば、体の負担が少ない腹腔鏡手術や子宮を温存できるホルモン療法ができることもあります」(津田氏 以下同)

体がん検査を受ける正しいタイミングは?

ネット検索しても、なかなか正しい知識にたどりつけないが、体がん検査は、“生理が終わった直後”に行うのがベストだ。

「6カ月以内に不正性器出血や月経異常のある方は、子宮内膜細胞診の対象になることがあります。しかしこの方法は強い痛みを伴うこともあり、また、10~20%の体がんは見逃され、万能ではありません。経膣エコーは痛みがなく、子宮内を観察できるので、体がんの診断に有効です。通常、閉経後や閉経前の女性は、生理が終わった直後に子宮内膜が薄くなるはずです。この時にエコーで検査し、内膜が厚い場合、子宮内膜増殖症(体がんになる可能性があります)や体がんが存在する可能性もあります。ただ、やはり一概に、エコー検査だけでは判断できないことも多く、特に閉経前の女性の診断には限界があります」

「あそこの病院は、検査時に痛かったから行かない…」そんなママたちの噂がかけめぐることもあるが、これは必ずしも正しくないと津田先生は指摘する。

「検査に痛みが伴うことはあります。逆に“まったく痛くなかった”というお医者さんの場合、細胞がしっかり取れていないこともあるので、検査が痛かった=医師のレベルが低い、という判断は早計です」

エコー検査は1つの判断基準にはなるものの、最終的な診断には内膜採取が必要になることもある。体がんの疑いがある人は、やはり積極的に内膜細胞診をして欲しいと語る津田先生。茶色のおりものや月経異常は危険信号! 今すぐ病院へ急ごう。

(取材・文/吉富慶子)

お話をうかがった人

津田浩史
津田浩史
みずほ女性クリニック・院長
平成25年3月に慶應義塾大学病院産婦人科を退職し、同年5月より国分寺で開業。西洋医学と東洋医学を併用し、予防医学的観点からがんなどの早期発見に努めている。「痛みの少ない診察」を目指して診察器具にも配慮。子宮体がん検診に、超音波断層法を導入することで痛みの少ない検診法を提案している。
平成25年3月に慶應義塾大学病院産婦人科を退職し、同年5月より国分寺で開業。西洋医学と東洋医学を併用し、予防医学的観点からがんなどの早期発見に努めている。「痛みの少ない診察」を目指して診察器具にも配慮。子宮体がん検診に、超音波断層法を導入することで痛みの少ない検診法を提案している。

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