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障がい児を育てるママは、こんな言葉や偏見に傷ついている!!

第2回 障がい児を育てるママへの、思いやりあるサポートとは?
障がい児を育てるママに、何か力になれないかと励ましの言葉をかけたことはありませんか? 実は、励ましのつもりでかけた言葉や、思い込みの偏見が、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまっていることもあるそうです。そこで、子育て本作家・講演家で自身も自閉症児の子育てをしている立石美津子さんに、そんな言葉や偏見について、経験をもとにお話を伺いました。

「皆さんは、あくまでも障がい児を育てている私たちを励まそう、元気づけようと言ってくださっています。決して悪気はないこともわかっていますし、ありがたく思っています。しかし、まだまだ“障がい者は○○だ”という偏見や思い込みがあるのが現状なのです」(立石さん 以下同)

では、どんな言葉や偏見が知らず知らずのうちに傷つけてしまうのだろうか?

1)“この子は、あなたを選んで生まれてきたのよ!”という励まし

「どんな親も好き好んで障がいのある子を産みたいとは思っていません。“神様に選ばれたくなんかなかった”とさえ思ってしまうのが正直な気持ちです。そして、自分の子に対してはむしろ、“こんな子に産んでごめんね“と、自分を責めていたりもしているのです。だから、こういう言葉はとてもつらいんです」

2)“自閉症児は特別な才能があるんでしょ?” という言葉

「これは本当によく言われます。メディアなどで才能を開花させた障がい児が脚光を浴びることがありますが、それはほんの一握りの人たちです。しかし、世間では例えば“自閉症児=特別な才能がある”のような様々な思い込みがあるようです。そうすると、“ウチの子にも何か才能があるハズ!才能を開花させなくては”と、障がい児の親は余計な期待をしたり、焦ったり、プレッシャーを感じてしまうのです。私はわが子のありのままを受け止め、子どもには幸せでいてくれればそれでいい、と思っています」

3)障がい児の親だから…という偏見

「障がい児の親だから、立派な人格者だ。地味で控え目だ…という見方をよくされます。そうすると、人格者らしく振る舞わなくてはならなかったり、弱音のひとつも吐けなくなってしまいます。派手な格好をしていると、“障がい児を育てているのに、なんでそんなに浮かれているの?”と、言われることも実際にありました。そういう偏見は、とてもつらく窮屈に感じました」

4)“障がい児の子育てはつらいよね。気持ちわかるよ~”という言葉

「これは障がい児の子育てに限ったことではありませんね。経験したことない人に“つらいのわかるよ~”と、言われるのはいい気はしません。“私はわかってあげられない部分もあるけど、つらいんだね…”その寄り添ってくれる言葉だけでいいのです。丁寧な言葉でも、相手の立場に立っていない言葉はグサっと胸に突き刺さります。」

障がい児を育てるママが傷つく言葉

5)発達障がいは病気ではありません!

「発達障がいは、生まれつきのものであって、病気でもなければ、親の育て方、しつけ方のせいでもないのです。いろいろな訓練によって行動が改善されることはありますが治ることはありません。いまだに、“病気”と認識している人がいて、“昔、俺は自閉症だった”とか、“もっと愛情をたっぷりかけて育てたら?”と言われることも。まだまだ理解されていない部分があると実感しています」

6)安易に“ウチの子多動なの~”“あいつ自閉だからな~”などと、言わないでほしい

「よく、健常児のママが落ち着きがないわが子のことを“ウチの子多動だから~”と言ったり、大人の人でも、付き合いの悪い友だちのことを“あいつ自閉だからさ~”と言ったり、発達障がいの特徴を引き合いに出して安易に例えたりする言葉を聞くことがあります。でも、発達障がい児を持つ親は、そういったちゃかすような言葉でとても傷ついています」

いかがでしたか? 障がい者への真の支援は、まず相手の立場に立つこと、そして理解すること。そのことに、あらためて気付かされたのではないでしょうか?
(構成・文/横田裕美子)

お話をうかがった人

立石美津子
立石美津子
子育て本作家・講演家
幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。
幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。

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「はずれ先生」にあたったとき読む本
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