準備が大事!旅行中に子どもが急病になったらどうする?

第165回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
子どもには、切っても切れないほど「病気」がついて回るもの。とくに園に通いだすと、風邪をもらってくるなんてことも、よくありますよね。旅行の予定を立て、せっかく楽しみにしていても、なぜか直前に発熱してしまったり、出発した時は元気だったのに、環境の変化や疲れで体調を崩すなんてことも…。そんな時、慌てず対処できるよう、用意しておきたい必需品をまとめます。

準備が大事!旅行中に子どもが急病になったらどうする?

●健康保険証

まず、病院に行くには必須の保険証。旅行で持ち歩くには、盗難や紛失が心配…という意見もありますが、医療機関によってはコピー不可の場所もあるので、財布やポーチのなかに入れて持ち歩くと安心です。
同様に母子健康手帳・おくすり手帳もあると◎。これらのなかには、体質や予防接種履歴、処方されている薬などの情報が記載されています。医療機関の受診時に、保険証とあわせて出せるようにしておきたいですね。

●解熱剤・体温計

旅行中に限らずですが、体調を崩したら、真っ先に調べたいのは体温ではないでしょうか? 体温計は宿泊施設で借りられることもありますが、移動中に体調を崩すこともありますよね。いちいち買うのも、もったいない…。念のため、荷物に入れておきたいアイテムです。
解熱剤は市販のものではなく、なるべく医師に処方されたものにしましょう。元々体が弱い、ちょっと体調が不安…という場合は、旅行前に小児科を受診して、いざというときのために薬を処方しておいて貰うのが安心。また発熱だけでなく、打撲したときなどに使える、冷却シートもオススメです。

●使い慣れた石けん

宿泊施設には、たいていシャンプーやボディソープなどのアメニティが常備されています。しかし、とくに海外旅行の際に多いようですが、「体や頭を洗ったら、子どもの肌がかぶれてしまった」というケースは、よくあることなのだとか。せっかくの旅行も、思わぬアクシデントで台無しになってしまう可能性が…。リスクを減らすためにも、使い慣れた石けんやシャンプーは持参した方がよさそうです。

●医師からの紹介状

持病を持っている子どもなら、紹介状が必須。旅行先での診察が、一気にスムーズになります。旅行が長期になる場合にも、かかりつけの医師と相談し、書いて貰えるようなら持参して出かけると、急なトラブルにも対応しやすくなりますよ。

子どもとの旅行は、楽しい半面、ちょっとした体調不良も気がかりなもの。海外旅行では、発熱があるだけで入国拒否されることもあるのだそう。もちろん、何事もなく終わるのが理想ですが、“もしも”旅行先で体調を崩しても、すぐに対応できるよう、準備と対策を事前にしっかり済ませて、旅行を楽しめるようにしたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)

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