先輩ママ友が教える!授乳の悩み4選!

第172回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
赤ちゃんが生まれると、すぐに始まるママのお仕事。なかでも、授乳はママと赤ちゃんの絆を深める、とても大切なものです。しかし、授乳で悩むママが多いのも事実。「足りてるのかな?」「飲み過ぎ?」「母乳とミルクはどっちがいいの?」など、授乳に関する悩みは挙げればキリがありません。そこで、授乳の悩みを解決? ネット上の先輩ママ友が教える授乳のあれこれを紹介します。

先輩ママ友が教える!授乳の悩み4選!

●先輩ママ友が教える! 「母乳とミルクの違いは?」

一般的に母乳とミルクの大きな違いは、「免疫物質」があるか、ないかだそうです。母乳には、ビタミン類・ミネラル・タンパク質などの他に、ホルモンや酵素・免疫物質が含まれており、赤ちゃんの成長に必要な成分がすべて含まれているといわれています。
一方、粉ミルクには、免疫物質が含まれていないため、細菌やウィルスに侵される可能性が高まるのだとか。とはいえ、ママや赤ちゃんの特徴によって、どちらが適しているかは異なります。”母乳だから””ミルクだから”というだけで、赤ちゃんの成長に大きな違いが出るわけではなさそうです。
ただやはり、母乳の方がより赤ちゃんの身体にいいと思われる傾向があるため、ミルクで育てることに抵抗があるママも少なくありません。ママ友のなかにも、母乳とミルクで比べてくる人がいるのではないでしょうか? しかし、母乳にもミルクにも、それぞれメリット・デメリットがあるので、心配はいらないようです。

●先輩ママ友が教える! 「母乳のメリット・デメリット」

母乳で子育てするママのために、先輩ママ友たちの経験をもとに、メリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

■メリット
・準備や後片付けがいらないので、夜中でもすぐに対応できる
・お金がかからないので、お財布にやさしい
・赤ちゃんが母乳を消費してくれるので、乳腺炎になりにくい
・外出時、荷物が増えない

■デメリット
・哺乳瓶に慣れていないため、子どもを他人に預けにくい
・風邪をひいても、薬を飲めない
・飲んだ量がわからず、不安になる
・外出時、授乳する場所が少ない

母乳で子育てしたママたちは、哺乳瓶慣れと飲んだ量の把握に苦労したようです。母乳を絞って、哺乳瓶に入れてから飲ませるクセをつけておくと、哺乳瓶にも慣れることができ、飲んだ量も目に見えるのでオススメだそうですよ。

●先輩ママ友が教える! 「ミルクのメリット・デメリット」

ミルクを飲ませていた先輩ママ友たちは、母乳があまり出なかったり、赤ちゃんが上手に乳首を吸えなかったりして、ミルクに切り替えたというママが多い印象。では、ミルクで子育てのメリット・デメリットは?

■メリット
・パパや祖父母もミルクをあげることができる
・ママの食事制限が緩くなる
・母乳よりも腹持ちがいい

■デメリット
・ミルク代が意外に高い
・哺乳瓶の消毒が面倒
・赤ちゃんがミルクを拒否することもある

ミルクで子育てした先輩ママ友たちは、おもに値段や商品選びに悩んだそう。どの商品も「母乳に近い成分」と記載されていて、結局どの商品にすればいいのかわからなかった、という声が散見されました。
また、ミルクは哺乳瓶に入れて飲ませるので、ママだけでなく、パパも子育てに参加しやすくなり、夫婦で共有できることが増えたと感じるママが多いようです。

●先輩ママ友が教える! 「母乳がでやすくなるコツ」

アンケートサイト「クエスタント」にある2015年8月に行われた「授乳に関するアンケート」(有効回答:67)では、「生後3カ月以降の授乳では、母乳とミルクどちらをあげていましたか?」という項目で、完全母乳と答えたママが全体の73.1%という結果に。まだまだ母乳で育てるママが多いのでしょうか? 
そこで、母乳がでやすくなるコツを紹介します。

1)お餅・白米を食べる
2)温かい飲み物を摂る
3)マッサージ・ストレッチで血行をよくする
4)お風呂でカラダを温める

基本的には、「炭水化物を食べる・体を冷やさない・血行をよくする」という、3つのことに気を付けているママが多いようです。これらを実践して、母乳の出がよくなったという声がある一方で、出過ぎて困ったというママもいるようなので、要注意!

母乳でもミルクでも、一番大切なのは、ママの愛が感じられるかどうかです。また赤ちゃんでも、味の好みが分かれることもあるのだとか。自分のカラダと赤ちゃんの反応を、きちんと見極め、たっぷりの愛情と一緒に飲ませてあげてください。
(文・明日陽樹/考務店)

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