メディア個別 「ゴー・ビトゥイーンズ展」に行ってみよう! | 子どもと行きたいアートなイベント情報 | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
子どもと行きたいアートなイベント情報 

「ゴー・ビトゥイーンズ展」に行ってみよう!
~子どもと行きたいアートなイベント情報~

子どもと一緒に楽しみたい!けど、どこに行ったらいいの?!というママさんに必見!
これからの季節、直接足を運ぶことができるアートなイベントをご紹介します。

ゴー・ビトゥイーンズ展
 
東京・六本木にある森美術館では、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」が開催されています。展覧会タイトルでもあるゴー・ビトゥイーンズとは、写真家ジェイコブ・A・リースが19世紀後半のNYで貧しい移民の暮らしを取材していた際、言語の橋渡しや様々な用事をこなしていた移民の子どもたちを「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)」と呼んだことにあります。この展覧会では、異なる文化の間や現実と想像の世界の間、大人と子どものはざまなど様々な境界を自由に行き来する子どもの力に着目し、子どもの視点を通して世界を考えてみようとする試みです。
ゴー・ビトゥイーンズ展
 
世界各国で活躍するアーティスト26組の作品110点、5つのセクションで構成されている本展では、子どものイメージを通して社会で起こっている事象や環境、諸問題に目を向けつつ、遊びや夢、記憶など大人の常識や伝統の枠組みにとらわれない子どもの創造性と感覚に迫っていきます。
ゴー・ビトゥイーンズ展
 
多文化の中に生きる子どもたちの姿を描くセクションでは、非常に仲が良さそうな親子の写真が目に入ります。これは中国出身のジャン・オーによる「パパとわたし」という作品で、米中間で国際養子縁組された娘とその養父を、緑豊かな庭や公園を背景にして撮影された写真シリーズ。国や人種の境界を超えた新たな文化や家族が描かれている本作は、大人が見ると「あれ?これって親子?」と思ってしまいがちですが、純粋な子どもたちの目にはまた違った様に見えるかもしれないですね。
大人が忘れてしまいがちな子ども特有の孤独感と、それゆえに得ることのできる自由で創造性あふれる世界に着目したセクションでは、本邦初公開の奈良美智の「ミッシング・イン・アクション」を見ることができます。一度見たら忘れないと言っても過言ではないほど、奈良の作品は見る人を魅了します。描かれる愛くるしい子どもは嬉しそうで、どこか悲しそう。色んな感情を想像することができます。
現実と夢や想像の世界の間を自由に行き来する子どもの姿を通して、より多様で豊かな世界の可能性を探るセクションでは、塩田千春の「どうやってこの世にやってきたの?」を見ることができます。日本とドイツの3歳以下の子どもたちを取材して、母親の胎内にいた頃の記憶を尋ねていきます。子どもたちは生まれる前の世界で聞いた音や感触など、現実とも想像ともつかない様々な体験をごく自然に語っています。この映像を見ながら、お子さんと当時の記憶を対話してみるのも良いかもしれません。
ゴー・ビトゥイーンズ展
 
さらに先に進むと、山本高之の「どんなじごくへいくのかな、東京」が現れます。これは彼が2010年に始めたプロジェクトで既に世界各国で行われており、今回は森美術館でワークショップを通して新作が作られました。子どもたちが考えるそれぞれの「地獄」をスタッフの協力のもと制作し、ビデオカメラの前で解説します。彼らが考える地獄は創造性あふれると同時に現実世界とつながっているところもたくさんあり、思わずクスっと笑ってしまうようなユーモラスな場面もあります。
ゴー・ビトゥイーンズ展
 
本展では、小さな子どもたちがより積極的に作品鑑賞を楽しむためのサポートツールとして「キッズ・ワークシート」が用意されています。それぞれの作品について自由に感想を書き込めるミニブック形式になっているので、親子で作品について語りながら楽しく展示をみることができます。展示室最後の部屋には約250冊もの絵本や児童書を自由に読むことのできるスペースもあり、親子でじっくり楽しむも良し、ママ友同士でお互いの子どもの話をしながら楽しむも良しの展覧会です。
ゴー・ビトゥイーンズ展
 
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