注射嫌いな子どもの対処法は?

第243回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
子どもが注射をする機会は、意外と多いもの。成長するにつれて、注射への恐怖心が芽生え、病院に連れて行くだけでも大騒ぎに…。多くのママを悩ませる注射。スムーズに終わらせるコツを紹介します。

注射嫌いな子どもの対処法は?

●黙って病院に行くのはNG!

注射と聞くと子どもが騒ぎ出すので、黙って病院に連れて行くというママは多いはず。しかしこれはあまり良くありません。前日にでも、「明日注射に行くからね」と子どもに伝えておき、注射が必要な理由をしっかり話してあげてください。子どもには子どもなりの覚悟があります。大人でもそうですが、どうせ嫌なことをするなら、突然黙って連れて行かれるより、宣言されたほうが潔いですよね。黙って連れて行くと、親への不信感が高まる可能性も。注射に行くことをきちんと伝え、物で釣るのはあまりよくないかもしれませんが、「病院のあとは○○食べよう!」「終わったら○○に行こうね」と、「楽しいことが待っている」と思わせるのもひとつの方法です。

●待合室で我慢させるには?

注射を打つ前の待合室は、子どもにとってはとてもつらい時間。大人でも、病院の独特な雰囲気が苦手…という人はいますよね。

少しでもリラックスさせるために、子どものお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを持っていくと◎。ぬいぐるみは持たせるだけではなく、「○○ちゃんがんばって!」とぬいぐるみが応援してくれるように話しかければ、勇気も湧いてきます。それでも手に負えないほど泣いてしまうときは、受付に外で待たせて貰うよう頼みましょう。ほとんどの病院は承諾してくれますし、病院によっては順番になったら呼びに来てくれたり、携帯に電話をしてくれるところも増えています。

●「痛くない!」なんてことはない!

よく注射を打つときに「痛くないよ!」と子どもを励ます親を見かけますが、やっぱり子どもにとっては痛いもの。打ち終わった後に、子どもが「嘘をつかれた…」と感じてしまう可能性もあります。

「ちくっと痛いけれど、すぐ終わるよ」と本当のことを伝えつつ、すぐ終わることも強調してあげましょう。そして注射が終わったら、「よく我慢したね」「偉いね」とひと言、労いの言葉を忘れずに!

はじめは怖いと思っていても、一度克服すると、子どもに自信がつきます。注射について、正直に子どもと話し合い、不信感を抱かせることなく、注射をすませられるようにすれば、ママの負担も減るかもしれませんね。
(文・姉崎マリオ/考務店)

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