各地で海開き。水難事故から子どもを守れ!

各地で海開き。水難事故から子どもを守れ!

第1回 夏レジャー!気をつけたいポイントとは?
海開きも近づき、夏のレジャー計画を立てはじめるご家庭もちらほら出始めるころですね。でも、海はちょっとした油断が大事故につながりかねない場所。素敵な夏にするために、今のうちから気をつけておくべきことを確認しておきましょう!

各地で海開き。水難事故から子どもを守れ!

海に着いたらまず確認!

海に着いたらまずは、旗の確認をしましょう。青い旗が立っている日は、海水浴にぴったりの日。黄色の場合は、海の状態が不安定な日。そして赤い旗の日は、遊泳禁止の日です。赤い旗の日には、浜辺の付近にも大波が来る可能性があるので気を付けてください。天気がよくて、はた目には落ち着いて見える海でも、実際に入ってみると潮の流れが速いことも。自分の目ではなく旗の色で判断してくださいね。もちろん、遊泳エリアの確認も必須です。海辺の事故の大半が遊泳エリア外で起きています。大丈夫という過信が危険を招くので絶対にエリアの外に出てはいけません。

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危険スポット『離岸流(りがんりゅう)』とは?

離岸流とは、波に乗って岸にたまった海水が、沖へと向かうときに起こる速い潮の流れのこと。特に速いときには水泳選手の世界記録と同じスピードになることも! これに巻き込まれると、すぐに沖へと流されてしまいます。潮の流れが不自然に見える場所には近づかないようにするのが大切です。万が一離岸流に巻き込まれてしまったときは、落ち着いて、岸と並行に泳ぎ、この流れから脱出することを目指します。岸へと向かうのは、離岸流を抜け出してから。離岸流は、波が直角に入ってくる海岸や、遠浅で海岸線が長いところで発生しやすいので、そういった場所へ行ったときは要注意です。

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もしものときのためにしっかり準備を

そして基本中の基本ですが、海に入る前には準備体操をお忘れなく。泳ぐときには普段使わない筋肉を使うので、思わぬけがをしやすいもの。足がつってしまうと、いざというときに逃げられなくなってしまう恐れもあります。また、万が一に備えて救命手当ての方法や人工呼吸なども覚えておくと安心ですね。
海での注意事項をしっかりと頭に入れて、忘れられない楽しい夏にしましょう!