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哺乳瓶はいつまで消毒すればいい?消毒する理由と消毒する3つの方法

第4632回 ベビーカレンダー
この記事では哺乳瓶の消毒について、医師監修のもと解説します。哺乳瓶の消毒がなぜ必要なのか、いつまで続ける必要があるのかについて、しっかりした知識を身につけて実践しましょう。

赤ちゃんが使う哺乳瓶は、きれいに洗浄して消毒しておく必要があります。しかし、育児や家事に忙しく追われていると、毎回哺乳瓶を消毒するのを面倒に感じることがあるかもしれません。哺乳瓶は、どうして消毒しなければならないのでしょうか。今回は、哺乳瓶の消毒が必要な理由や消毒の方法などをお話ししていきたいと思います。

哺乳瓶の消毒が必要な理由

生まれたばかりの赤ちゃんは、おなかの中にいたときにお母さんから受け継いだ免疫があるので、雑菌などに対してある程度の抵抗力があります。しかし、時間が経つと同時にその免疫も徐々に失われてしまいます。


そのため、生後しばらく経った赤ちゃんは、哺乳瓶に繁殖するウイルスや雑菌から自分を守ることができません。免疫力が弱い赤ちゃんを、食中毒や口内炎などのさまざまな病気から守るために、哺乳瓶を消毒してきれいにしておく必要があるのです。

哺乳瓶の消毒はいつまで続けるの?

哺乳瓶の消毒をいつまで続けたらよいかについて、明確な基準は定められていません。なぜなら、赤ちゃんの発達状況は一人ひとり異なるからです。新生児から生後3カ月ごろまではきちんと消毒したほうが良いですが、それ以降は赤ちゃんの発達速度や状況によります。


一つの目安となるのは、赤ちゃんが口に物を入れたり出したりする動作です。さまざまな物を口に入れるようになると、哺乳瓶だけを消毒しても意味がなくなってしまうため、哺乳瓶の消毒が必要なのはこの動作が始まるまでと考える人がいます。一方、免疫力の弱い赤ちゃんのことを考えて、もっと長く、生後7カ月ごろまで消毒を続ける人もいます。赤ちゃんの発達速度や様子、動作などを考慮し、いつまで消毒を続けるかを決めると良いでしょう。

哺乳瓶を消毒する3つの方法

哺乳瓶を消毒するには、主に3つの方法があります。


まず、哺乳瓶を煮沸消毒する方法です。大きめの鍋にお湯を沸かし、その中に哺乳瓶一式を入れます。このとき、哺乳瓶の中に空気が入ってしまうとその部分はきちんと消毒できないので、空気が入らないように気をつけましょう。哺乳瓶一式を煮沸し、乳首部分は3分ほど、哺乳瓶やキャップは5分ほどしたら取り出します。専用の道具などが不要で、普段から自宅にあるものを使ってできる方法です。哺乳瓶が数本あるなら、大きな鍋を使って一度に消毒することもできるでしょう。


次に、電子レンジを使った消毒の方法です。電子レンジ消毒専用の容器に哺乳瓶と水を入れて、電子レンジで加熱するだけで消毒できます。加熱する時間やワット数は専用容器によって異なるので、説明書を読んでから使うようにしましょう。また、哺乳瓶が耐熱性かどうかも確認する必要があります。電子レンジ消毒の専用容器をそろえる必要がありますが、短時間で手軽に消毒できる方法です。加熱後は専用容器がかなり熱くなっているので、やけどをしないように注意する必要があります。ある程度冷めるまで庫内に置いておき、電子レンジから取り出すのは冷めてからにしましょう。


3つ目の方法として、消毒液を使って消毒する方法もあります。次亜塩素酸ナトリウムという薬液に、一定時間哺乳瓶をつけて消毒します。火も電子レンジも不要で、やけどの心配がありません。消毒後は、そのまま水気を切れば哺乳瓶を使うことが可能です。専用容器に入れたまま哺乳瓶を保管しておくこともできます。しかし、専用の容器や薬剤を購入しなければならないことや、つけ置きに時間がかかることはデメリットといえるでしょう。また、塩素系のにおいが気になる人もいるかもしれません。


このように、哺乳瓶を消毒する方法は1つではないので、消毒にかかる手間や時間などを考えて、自分に合った方法でやってみましょう。

哺乳瓶を消毒するときに気をつけたいこと

哺乳瓶を消毒するときには、まず哺乳瓶の素材をチェックしましょう。煮沸、電子レンジ、薬剤など自分の消毒したい方法が使える素材かどうかを調べます。乳首部分と哺乳瓶本体は違う素材でできているので、それぞれのパーツの確認が必要です。


また、どの方法で消毒するときにも、その前に哺乳瓶は洗っておきましょう。水洗いだけで済ませるのではなく、洗剤を使ってきちんと洗います。乳首部分や哺乳瓶の底は洗いにくい形状ですが、細長いブラシなどを使うときれいに洗うことができます。このとき、ゴシゴシと力を入れて洗ってしまうと、乳首の穴の部分などから裂けてしまうかもしれません。やわらかいブラシやスポンジなどで、やさしく洗い上げることを心がけましょう。


また、哺乳瓶についているミルクの成分が小さなダマになって、菌やカビがついて繁殖してしまうこともあるため、消毒だけではなく普段からしっかり洗うことも大切です。

煮沸消毒や電子レンジ消毒をする場合、やけどをしないようにも注意が必要です。容器を触るのは冷めてからにする、トングや菜箸を使って哺乳瓶を取り出すなどして、やけどをしないように気をつけましょう。

まとめ

哺乳瓶の消毒がなぜ必要なのか、いつまで続ける必要があるのかについて、しっかりした知識を身につけて実践しましょう。哺乳瓶の消毒は毎日のことなので、続けやすいように自分に合った方法を選ぶのも大切なことです。


【参考】
厚生労働省「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて」


監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医

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