本当に美味しいタルト|何度も作りたい定番レシピVol.63

本当に美味しいタルト|何度も作りたい定番レシピVol.63

Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズ! 今回は「タルト」。華やかなフルーツが飾られたタルトは大人にも子どもにも人気のケーキです。季節のフルーツをたっぷりとトッピングしてぜいたくなタルトを作ってみませんか?
タルト生地、アーモンドクリーム、カスタードクリームと基本のフルーツタルトの作り方をご紹介します。

サクサクのタルトに濃厚なカスタードクリーム、色とりどりのフルーツが飾られたタルトは、見た目も華やかでケーキ屋さんでも定番ですよね。
本格的に作るとタルト生地、アーモンドクリーム、カスタードクリームと作るのに少し手間はかかりますが、できあがった時の達成感はひとしお! お好みのフルーツで自分好みのタルトを作れるのも魅力です。工程は少し多いですが、ひとつひとつ丁寧に作ればお店のような華やかなタルトがおうちでも作れますよ。

いちごだけやいちごとブルーベリーなど1~2色のフルーツでシンプルに仕上げるのもおしゃれですし、5~6種類のフルーツを使って色とりどりに仕上げるのもかわいい!
季節によってフルーツを変えるのも楽しみのひとつ。これからの季節だと、メロンやぶどう、いちじく、マンゴー、桃などもおすすめです。お好みでアレンジしてみてくださいね。

 

記念日にもぴったり!華やかフルーツタルトの作り方

 

【材料(直径18cmのタルト型1台分)】

●タルト生地
無塩バター 60g
粉砂糖 50g
塩 1つまみ
溶き卵 25g
薄力粉 125g

●アーモンドクリーム
無塩バター 50g
グラニュー糖 50g
溶き卵 50g
アーモンドパウダー 50g

●カスタードクリーム
卵黄 3個分
グラニュー糖 60g
薄力粉 20g
牛乳 250ml
バニラビーンズ 5cm
無塩バター 20g

●仕上げ
ピンクグレープフルーツ 1/2個
キウイ 1/2個
いちご 8個
ぶどう(緑・種なし) 6粒
ブルーベリー 20g
アプリコットジャム 大さじ1
水 大さじ1/2
セルフィーユ 適量

 

【作り方】

【下準備】 
・タルト生地の無塩バター60g、アーモンドクリームの無塩バター50gと溶き卵は室温にもどしておく。
・タルト生地の薄力粉125g、カスタードクリームの薄力粉20g、アーモンドパウダーはそれぞれふるっておく。

【タルト生地を作る】
1.ボウルに無塩バター60gを入れて、泡だて器で白っぽくなるまで混ぜる。
粉砂糖50g、塩ひとつまみを加えてさらにふんわりとするまですり混ぜる。

2.溶き卵25gを3回に分けて加え、その都度よく混ぜ合わせる。薄力粉125gを加えてゴムベラで切るように混ぜる。粉っぽさがなくなったら、ひとまとめにしてラップで包む。めん棒で平らにして、冷蔵庫で1時間以上休ませる。

【POINT】バター、卵が冷たいと分離する原因になるので、必ず室温にもどしておきます。薄力粉を加えたらこねないようにさっくりと混ぜ合わせるのがポイントです。

3.オーブンシートの上に置いて打ち粉をし、めん棒でタルト型より約3cm大きく伸ばす。(生地がやわらかくなってしまったときは冷蔵庫で冷やす)
タルト型に生地をかぶせる。

【POINT】生地を伸ばした後、少し冷蔵庫で生地を冷やしてから型に敷き込むと作業しやすいです。

4.生地の端を持ち上げて、型の側面に軽く押さえてなじませる。型の上でめん棒をころがして、余分な生地を落とす。再度、型の側面を軽く押さえてなじませる。

5.底一面にフォークでピケをして、冷蔵庫で30分以上休ませる。

【アーモンドクリームを作る】
6.無塩バター50gをボウルに入れて、泡だて器でなめらかになるまで混ぜる。グラニュー糖50gを加えて、白っぽくなるまでさらにすり混ぜる。

7.溶き卵50gを少しずつ加えてその都度よく混ぜ合わせる。ふるったアーモンドパウダーを加えて混ぜ合わせる。

【POINT】タルト生地と同様にバターと卵は室温にもどしておきます。タルト生地よりも卵の分量が多いので、分離しないように卵を少量ずつ加えて、その都度よく混ぜ合わせることがポイントです。

8.オーブンを180度に予熱する。

9.5のタルトに7のアーモンドクリームを入れて、表面を平らにならし、180度に温めたオーブンで30~35分焼く。焼きあがったら、型に入れたままケーキクーラーにのせて冷ます。

【カスタードクリームを作る】
10.ボウルに卵黄とグラニュー糖60gを入れて、泡だて器で白っぽくもったりとするまですり混ぜる。ふるった薄力粉を加えてさっと混ぜ合わせる。

11.バニラビーンズは縦に切れ目を入れて種をこそげ取る。鍋に牛乳とバニラビーンズの種とさやを入れて中火にかける。
鍋肌がふつふつとする程度に温まれば、10に少しずつ加えてその都度泡だて器で混ぜ合わせる。

【POINT】牛乳は沸騰させないことがポイントです。

12.こし器でこして鍋にもどし入れる。泡だて器で手早く混ぜながら中火で加熱する。とろみがついてきたらゴムベラに持ち替えて、さらに1分ほど混ぜながら加熱する。

13.生地にツヤが出て軽くなったら火を止めて、無塩バター20gを加えて混ぜる。バットに移して広げ、ぴったりとラップをかける。氷水をはったバットに底をあてて急冷する。冷めたら冷蔵庫で冷やす。

【POINT】ラップをふんわりかけると水滴が落ちてしまうので、カスタードクリームにピッタリとラップをかけて急冷します。

14.ピンクグレープフルーツは皮を包丁でむいて房どりする。キウイは皮をむいてくし形切りにして、長さを半分に切る。いちごはヘタを切り落として、縦半分に切る。ぶどう(緑・種なし)は半分に切っておく。

【POINT】フルーツの水分はキッチンペーパーでふきとっておきます。ぶどうは皮ごと食べられるものを使用しました。

【組み立てる】
15.9をタルト型から取り出して、13のカスタードクリームをのせる。中央が少し高くなるようにする。

【POINT】カスタードクリームは一度泡だて器で軽く混ぜてから使用します。

16.ピンクグレープフルーツ、キウイ、いちご、ぶどう、ブルーベリーの順にフルーツをのせる。

【POINT】フルーツは面積が大きいものから順にのせることがきれいに盛り付けるポイントです。


17.耐熱容器にアプリコットジャム、水を入れて、電子レンジ600Wで約20秒加熱して冷ます。

【POINT】ナパージュの代わりにお手軽にジャムを使います。「ナパージュ」は、フルーツなどの上にかける、ツヤだしのためのデコレーション素材ですが、ジャムでも代用できます。ジャムを塗ることでフルーツの乾燥を防いでくれる効果もあります。

    

18.17をハケで16のフルーツの上に塗り、セルフィーユを飾ればできあがり。

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フルーツタルト

基本のフルーツタルトの作り方をマスターしたら、クリームなどをアレンジすることでいろいろなタルトを作ることができますよ。
例えば、カスタードクリームを紅茶風味やチョコレート風味にするだけでもまた違う美味しさが味わえます。そのほかにも、タルト生地にアーモンドクリームを入れて、その上に薄切りにしたラフランスを並べて焼けば、シンプルな洋梨タルトになります。

また、タルト生地だけで焼いてからレアチーズケーキを流し入れて冷やし固め、フルーツをトッピングするとレアチーズタルトができちゃいます。レアチーズケーキをほうじ茶風味や抹茶風味にして栗の甘露煮などをトッピングして和風に仕上げるのもおすすめです。
ぜひ、お好みの組み合わせで、ぜいたくなフルーツタルトを作ってみてくださいね。

 

このコラムを書いたNadia Artist

フードコーディネーター 松井さゆり
https://oceans-nadia.com/user/40170

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