●2人目不妊、まず食生活から!
妊娠中は、“お腹の子どものため”と、食生活を気にして過ごす人が多いですよね。塩分やカフェインを避け、野菜をしっかり摂るなど、健康的な食生活を心がけるという話はよく聞きます。しかし出産を終えると同時に、解放感からか妊娠以前の食生活に戻してしまう人も少なくないはず。
では、なぜ妊娠すると、食事制限されるのか。それは、婦人系の病気のリスクを避けるため。塩分の摂りすぎやスナック菓子の食べ過ぎは、「妊娠高血圧症候群」という病気の可能性を高めるという説が一般的でしょう。この病気は、赤ちゃんに十分な血液が流れずに、早産や未熟児、胎児仮死に影響があると言われています。
ここで考えるべきことは、赤ちゃんへの悪影響がある食生活が、2人目不妊改善や妊活するうえでは、どうなのかということ。健康的な食生活は、“お腹の子どものため”だけではなく、“未来の子どものため”にもなるのではないでしょうか。
●運動不足解消で2人目不妊を改善できる?
2人目不妊の改善には、有酸素運動がオススメだそう。有酸素運動というのは、おもにウォーキングやジョギング、ヨガなどが挙げられます。運動することは、2人目不妊の改善にどのように関係するのでしょうか? 以下にまとめました。
□有酸素運動による妊活メリット
・ストレス発散
ストレスは、男女ともに生殖機能を低下させる原因になりかねません。運動することで、ストレス発散になるというママはたくさんいます。
・冷えの改善、血行促進
卵巣や子宮の状態を良好に保つためには、血流が大きく関係するそう。血流が悪いと、栄養や酸素が卵巣や子宮に運ばれづらくなってしまいます。卵子の発育や排卵、卵子の老化、受精後の着床などに影響するそうです。
・ミトコンドリアの活性化
卵子の老化は避けられませんが、ミトコンドリアには、卵子を若返らせる効果があるのだとか。酸素を多く取り入れることで、ミトコンドリアが活性化し、結果的に卵子の老化予防の効果が期待できます。。
とはいえ、毎日だとツラいというのが本音。また、運動が得意な人ばかりではありませんよね。毎日でなくてもいいので、自分に合ったペースで少しずつやってみるといいかもしれませんね。
2人目不妊の原因は、女性だけではありません。男性に原因があるケースも、珍しいことではないのだとか。ママひとりだけで改善しようとすると、ストレスが溜まってしまったり、途中でくじけてしまったり…。パパと一緒に、“二人三脚”がポイントです。
(文・明日陽樹/考務店)