「ママなんて大嫌い!」と子どもに言われたら…?

第311回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
子どもを叱った時や相手をしてあげなかった時など、子どもに「ママなんて大嫌い!」と言われた経験があるママは少なくないのでは? とくにイヤイヤ期を迎えた、2歳前後に多く見られるという声もあります。一生懸命子育てをしているママにとっては、とてもショックな言葉ですよね。子どもたちは、なぜこのように言ってしまうのでしょうか?

「ママなんて大嫌い!」と子どもに言われたら…?

●ママの気を引きたい時の常套句

仕事に家事に、毎日忙しいママ。子どもが園や学校から帰ってきても、夕飯の支度やお風呂の準備など、やらなければいけないことが盛りだくさんですよね。ママの言い分としては、子どもに構ってる暇はないというのが本音でしょう。しかし、子どもにしてみれば、そんなことは関係ありません。「ママとお話したい」「ママと遊びたい」「ママに構ってほしい」という気持ちが強すぎて、ママの気を引こうとしていることもあるそうです。

遊んでほしいのに、ママは相手をしてくれない。どうにか気を引こうとして、イタズラしたり、邪魔をしたり。それでも思い通りに行かない時の最後の手段として、「ママなんて大嫌いだ!」という言葉を発するのだそう。

●「ママ大嫌い!」は子どもの不満爆発?

一般的に、子どもが「ママ大嫌い」と言うのは、フラストレーションの蓄積が爆発することが原因と言われています。「こうしなさい!」「なんでできないの?」「あなたはいつもそうなんだから!」と、イライラして、ついつい強い口調や命令口調で言ってしまっていませんか? 子どもだって、やりたいと思ってもできないことがたくさんあります。そのもどかしさに加え、ママからのプレッシャー。爆発するのも、無理はないかもしれませんね。ママも疲れていたり、イライラしたり、大変かもしれませんが、ちょっとだけ広い心で接してあげれば解決できることもあるのではないでしょうか。

●対処法は?

「ママ大嫌い」この言葉は、ママにとってとてもショックな言葉ですよね。しかし、これまで述べたように、本気で言っている子どもはほとんどいないと思います。

真に受けてしまうと、「産まない方がよかったかな…」「嫌われちゃったかな…」と、どんどんネガティブな気持ちになってしまいます。「ママ大嫌い」と言われたら、「でもママは大好きだよ」と、子どもにひと言伝えてあげましょう。あらためて子どもへの気持ちを再確認でき、「ちょっと子どもに怒りすぎていたかも」と反省できるきっかけにもなります。

大人と同じように、子どもだってたまには愚痴も言いたくなります。その表現の方法が、ストレートすぎるだけ。「ママ大嫌い」、ショックな言葉ですが、どっしりと構えて、広い心で受け止めてあげてください。
(文・明日陽樹/考務店)

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