本当に美味しいほうれん草のごま和え・おひたし|何度も作りたい定番レシピVol.68

本当に美味しいほうれん草のごま和え・おひたし|何度も作りたい定番レシピVol.68

Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズ! 今回は、ほうれん草の「ごま和え」と「おひたし」。和食の定番副菜ですが、シンプルだからこそ意外と美味しく作るのが難しいもの。ほうれん草のごま和えとおひたしを美味しく作るポイントを、基本の茹で方から丁寧にご紹介します。

1年中スーパーで購入することができて栄養満点なほうれん草は日々のお料理に欠かせない食材のひとつ。ほうれん草を使った副菜といえば「ごま和え」や「おひたし」が定番ですよね。簡単に作れるのでよく作る方も多いのではないでしょうか。

「ごま和え」はすりごまに醤油や砂糖などを加えて作った和え衣で野菜などを和えたもの。「おひたし」はゆでた野菜をだし割り醤油にひたしたもの。

作り方はどちらもとってもシンプルで簡単ですが、簡単なものほど意外と美味しく作るのが難しいですよね。「ごま和えから水分が出てきてしまった」「おひたしの味がなかなか決まらない」なんて経験はありませんか? 基本のポイントをおさえて作ることで、とっても美味しいごま和えとおひたしを作ることができますよ。

はじめに、どちらの料理にも使える、ほうれん草の基本の茹で方からご紹介します。

 

基本のほうれん草の茹で方

 

【材料】

ほうれん草 1束(200g)
塩 小さじ1

 

【茹で方】

1.ほうれん草は根がついていれば切り落とし、太いものは根元に十字に切り込みを入れる。
ボウルに水を張ってきれいに洗い、水気を切る。

【POINT】
・太いものは根元に切り込みを入れることで食べやすくなります。
・根元には土がついているので、よく洗います。

2.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加える。葉の部分を手で持ったままほうれん草を根元から入れて、20秒ほど茹でる。葉の部分も湯にひたして1分半~2分ほど茹で、しんなりとしたら冷水にとり冷ます。


【POINT】
・茹で時間はほうれん草の大きさによっても変わってきます。様子をみて調整してください。
・茹でている途中で一度上下を返しましょう。

3.根元をそろえて束ね、水気をよく絞る。料理に合わせた長さに切り分ける。

ほうれん草は茹でた状態で冷凍することも可能です。3~4cmの長さに切って冷凍しておけば、お味噌汁に入れたり、ソテーにしたりと手軽に使えて便利ですよ。

 

水っぽくならない!ほうれん草のごま和えの作り方

続いては茹でたほうれん草を使った、ごま和えの作り方をご紹介します。
ごま和えを美味しく作るポイントはごまのすり加減と和えるタイミングです。

 

【材料(2人分)】

ほうれん草 1束(200g)
白いりごま 大さじ2
A醤油 大さじ1/2
A砂糖 大さじ1/2

 

【作り方】

1.ほうれん草は上記の茹で方を参考に茹でて、水気をよく絞り3~4cmの長さに切る。

2.すり鉢に白いりごまを入れて、半ずりにする。Aを加えて混ぜ合わせる。

【POINT】
・「半ずり」とはごまの半量がすりごまになっていて、半量は粒が残っているくらいのすり加減です。半ずりにすることでごまの香ばしい風味を楽しむことができます。

3.1の水気をもう一度絞って2に加え、混ぜ合わせる。

【POINT】
・ほうれん草は和える前にもう一度水気を絞ってから加えることで、水っぽくなりません。
・ごま和えは混ぜ合わせた状態で長時間おくと水分が出てきてしまうので、食べる直前に和えることが美味しく作るポイントです。

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ほうれん草のごま和え

 

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