ゲイリー・オールドマンが『市民ケーン』の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを題材にした映画『マンク』で主演を務める。ヴァラエティ誌によると、デヴィッド・フィンチャーが2014年以来となるメガホンを取る本作は、2003年に他界したフィンチャーの父ジャックが遺した脚本が基となるようだ。
関係者が語ったところによると、マンキーウィッツが監督のオーソン・ウェルズと共に『市民ケーン』の脚本を書き上げる様を描くという。
今年11月に製作が始まる予定の本作は、モノクロで撮影されることになるようで、フィンチャーは、セアン・チャフィンやダグラス・アーバンスキーらと共に製作も担う。
一方で1941年に公開された『市民ケーン』は、ジョセフ・コットンやドロシー・カミンゴア、エヴェレット・スローン、レイ・コリンズ、そしてウェルズ本人が出演、アカデミー賞9部門でのノミネートを果たし、マンキーウィッツとウェルズが脚本賞を受賞するに至っている。
そんなフィンチャーには『ワールド・ウォーZ』続編が控えていたが、今年初め、予算の都合で製作が中断していると報じられていた。