夫婦で入浴する割合とメリットは?

第362回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
一日の疲れをリセットするお風呂タイム。夫婦で一緒に入っている人はどれくらいいるのでしょうか? また、一緒に入浴している夫婦のほうが、円満なイメージがありますが、実際のところはどうなのかも気になるところ。ゲンナイ製薬株式会社が2016年4月に公開した、「夫婦仲と夫婦風呂に関する調査」(有効回答:1000名)を参考に見ていきましょう。

夫婦で入浴する割合とメリットは?

●夫婦で入浴は円満の証拠?

本調査によると、「一緒に入ることはない」と回答した人が58.8%。これを逆算すると、「夫婦で一緒に入る」人は、41.2%ということになります。とはいえ、毎日一緒に入る人がいれば、月に1回という人もいて、頻度はバラバラ。必ずしも、帰宅時間や生活リズムが同じとは限りません。「一緒に入りたい」という気持ちはあっても、実現できる人ばかりではないのかもしれませんね。

また、夫婦で入浴する人と、そうでない人では、「夫婦の円満度」にも差があるようです。「夫婦の円満度に点数をつけるとしたら何点になるか」という項目を見ると、各層の平均点は以下の通り。

□「夫婦の円満度に点数をつけるとしたら何点になるか」
全体:66.7点
夫婦風呂あり層:77.4点
夫婦風呂なし層:59.2点

夫婦で入浴することが、夫婦の円満と直接関係するのかは定かではありませんが、「夫婦で入浴する」人たちのほうが、夫婦の円満を実感しているようです。ケンカしてしまったり、コミュニケーションが減ってきたり、不安に思うことがある時は、お風呂に誘ってみるのもアリかも?

●夫婦で入浴することのメリットは?

「夫婦仲が円満になる」というのは、大きなメリットですが、ほかにもメリットはありそう。次は、「夫婦で一緒にお風呂に入ることの良さとはどのようなことだと思うか」(有効回答:492名)という項目をチェック!

□夫婦で入浴することのメリットTOP3
1位)スキンシップがとれる(45.5%)
2位)夫婦の会話が楽しめる(44.5%)
3位)夫婦間の愛情が深まる(31.9%)

夫婦生活が長くなると、マンネリや倦怠期が訪れ、コミュニケーションが減ってしまうことがありますよね。また、子どもがいると、子ども中心の生活になるので、“夫婦として”よりも“パパとママ”として、接することが多くなるといいます。夫婦で一緒に入浴することで、これらの問題を打開するきっかけにしている人が多いようです。

ちなみに、男女別で見ると、「節約」という意見も。女性では、「電気・ガス・水道代の節約になる」と回答した人が、なんと44.2%。スキンシップがとれ、節約にもなる。一石二鳥ではないでしょうか。

●恥ずかしい時は家族風呂!

「一緒に入りたいけど、誘うのは恥ずかしい…」という人もきっと少なくないはず。そんな時は、家族で入浴がオススメ。

夫婦のスキンシップがメリットに挙げられますが、それは子どもとの関係においても同様。普段、仕事でなかなか子どもの相手をしてあげられないパパやママもいますよね。その分、一緒に入浴することで補う家庭は、意外と多いそうですよ。

このように、夫婦で入浴することのメリットはたくさんあります。毎日とは言いませんが、休日だけでもいいので、夫婦(家族)一緒に入浴習慣をつけると、いまよりもっと幸せを実感できるかもしれませんね。また、「夫婦ゲンカのあとは一緒に入る」などルールを決めるのも、効果がありそうです。今夜さっそくチャレンジしてみては?
(文・明日陽樹/考務店)

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