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ベッドの上で!?子どもの“乾燥溺死”とは?
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だんだん暑さや日差しも厳しくなり、海やプールでの水遊びに出かける人は多いのでは? この時期の水遊びは、とても楽しく、気持ちいいものですよね。しかし、夏は水が絡む事故が多発する季節でもあります。水遊びの最中は、溺れないように、細心の注意を払っていることと思いますが、時間差でやってくる“乾燥溺死(乾性溺死)”というものがあるそうです。

ベッドの上で!?子どもの“乾燥溺死”とは?
 

●溺死には2種類ある!

「溺死」と聞くと、水中での事故を思い浮かべるパパやママは多いと思います。じつは、溺死には2種類あることをご存知ですか? 「湿性溺死」と「乾燥溺死」、それぞれの特徴をまとめます。

□湿性溺死
湿性溺死は、気管や気管支を通り、肺に水が入ることが原因。肺胞で酸素と二酸化炭素の入れ替えができず、呼吸困難に陥り、死に至ります。一般的に溺死と呼ばれるもののほとんどは、この湿性溺死なのだとか。

□乾燥溺死
一方、乾燥溺死は、あまり聞き慣れない言葉ですよね。しかし、すべての溺死のうち、1~2%は、乾燥溺死が原因であると言われています。乾性溺死は、湿性溺死と違い、肺に水が入るわけではないのだそう。水遊びの途中で偶然飲み込んでしまった水が原因で、気管の入り口で痙攣を起こし、喉をふさいでしまう。その結果、低酸素状態・呼吸困難に陥り、死に至るそうです。

●乾燥溺死のサインは?

乾燥溺死になってしまうと、およそ10分程度、無呼吸状態になります。その間、適切な処置を施せば、助かる確率は高いのだそう。そのためには、水遊び中の子どもの様子を観察しておくことが大切です。

□乾燥溺死のチェックポイント
1)水の誤飲の有無
2)むせていないかどうか
3)過度の眠気

以上の3点をよく観察しておくと、もしも何かあった時に対処しやすくなるそうです。

陸で遊ぶのに比べ、水遊びは疲れが大きく、眠くなってしまいます。そのまま寝てしまうと、なかなか症状に気が付けないことがあるので、しばらくは寝るのを我慢させたほうがよさそう。どうしても寝てしまった時は、パパやママがそばで見守ってあげると、異変に気付きやすくなります。

●応急処置は?

先ほども述べた通り、乾燥溺死は症状が出てから10分前後の間に、適切な処置ができれば助かる可能性が高いです。乾燥溺死の症状は、以下の通り。

□乾燥溺死のおもな症状
1)泡を吹く
2)呼吸困難
3)痙攣

これらの症状がある場合、すみやかに119番通報をし、水遊びをしたことや症状について、きちんと伝えましょう。乾燥溺死は時間との闘い。救急車を待っている間に、呼吸の有無を確認し、人工呼吸や心肺蘇生など、基本的な処置を忘れずに!

日本では、あまり聞かない乾燥溺死ですが、頭の隅にでも入れておくと安心ですね。“もしも”に備えて、安全確保の基本的な方法や知識を身に着けて、楽しい夏を過ごしてくださいね。
(文・明日陽樹/考務店)

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