夏バテや性機能に効果アリ!?夏のスタミナレシピ

第367回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
不妊症に悩むカップルが増えている昨今。不妊の原因は、必ずしも“女性”とは限らず、男性に原因があるケースもよくあります。また、この季節は夏バテも相まって、妊活意欲がなくなってしまうことも。そこで、スタミナがつく食材について調べました。

夏バテや性機能に効果アリ!?夏のスタミナ食材4選

●スタミナといえば、ニンニク!

スタミナ食材の王道、ニンニク。ニンニクには、「スコルジニン」「アリシン」という成分が入っています。このスコルジニンが、「性腺刺激作用」「疲労回復」に効果が期待できるのだそう。

性腺刺激作用は、卵巣や精巣にはたらきかけ、生殖機能を活発にすると言われています。排卵に大きくかかわるそうで、不妊治療では、性腺刺激ホルモン剤を投与し、人工的に生理周期を作り出すこともあるそうです。

●牡蠣は亜鉛が豊富!

海のミルクと呼ばれる牡蠣。じつは、牡蠣もスタミナをつけるのに役立つ食材のひとつ。牡蠣には、亜鉛が多く含まれています。じつは、陰茎や精子のなかには、亜鉛が多く存在し、亜鉛の欠乏により精力減退や勃起機能の低下を引き起こすことも。

また、疲労回復に効果的なビタミンB群や心臓の機能を高めるタウリンも豊富。スタミナをつけるにはもってこいの食材です。しかし、生で食べたり、食べ過ぎたりすると、食中毒のおそれもあるので、くれぐれも要注意!

●アボカドは万能フルーツ!?

アボカドにはビタミンEが豊富に含まれています。男女それぞれのカラダへの影響は以下の通り。

□男性
1)精巣の機能を高める
2)精子の数が増える
3)精子の運動率が向上

□女性
1)ホルモンバランスを整える
2)子宮や胎盤の動きが活発になる
3)生理不順の改善

妊活中の夫婦には、嬉しい効果がたくさんですね。また他にも、血行促進や生活習慣病予防などの効果も期待できるそうです。

●山芋のネバネバは元気のもと!

納豆やオクラ、山芋などのネバネバは、「ムチン」と呼ばれるもの。男性不妊の漢方薬としても、使われています。タンパク質を効率よく吸収させ、新陳代謝や細胞の増殖を助けるはたらきがあります。ムチンは熱に弱いので、できれば生で食べるのが◎。

●牡蠣×アボカドの和え物

1)牡蠣に片栗粉をまぶしてから、洗い、汚れをとる
2)(1)を熱湯で1分ほどゆでる
3)スライスしたアボカドを、粗熱のとれた牡蠣、すだち果汁、めんつゆで和える
4)(3)を盛り付け、長ネギ、一味唐辛子を散らして完成!

すだちは、かぼすやレモンでも代用できます。柑橘系のサッパリ感が、夏にピッタリです!

●アボカド×山芋の丼

アボカドと山芋を使って、サッパリ美味しい、スタミナ丼が簡単にできます!

材料(2~3人分)は、マグロ(1さく)、アボカド(1個)、山芋(1/3本)、レモン汁・白炒りごま(各小さじ1)、ごはん・大葉(適量)、しょうゆ(大さじ3)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ1)、ごま油(大さじ1/2)。

□作り方
1)マグロはそぎ切りに、アボカドはさいの目に、大葉は千切りにしておく(アボカドの変色防止に、レモン汁を混ぜる)
2)山芋をすりおろす
3)鍋に、しょうゆ、みりん、酒、ごま油を入れ、ひと煮立ちしたら冷ます(漬けダレ)
4)漬けダレが冷めたら、ボールにマグロとごまと一緒に入れ、30分ほど漬けておく
5)ごはんをよそい、マグロとアボカドをのせ、上から山芋をかける
6)残りの漬けダレをかけ、大葉を盛りつけたら完成!

漬けダレに、にんにくを入れると、さらにスタミナがつきそうです。

どの食材も、妊活や夏バテに効果が期待できるといわれますが、くれぐれも摂り過ぎには注意してください。多く摂取し過ぎると、逆効果になってしまうこともあるそうです。必ずしも効果があるとは断言できませんが、一度試してみる価値はあるかも?
(文・明日陽樹/考務店)

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