●重曹とクエン酸は掃除に大活躍!
重曹は、炭酸水素ナトリウムのことをいいます。水に溶かすと弱アルカリ性になり、酸性の汚れを浮かせてくれるのだそう。そのため、油汚れや排水溝の汚れを落とすのに効果的だと言われています。また、重曹は沸騰すると、弱アルカリ性から強アルカリ性に変身。さらに頑固汚れも落としてくれます。
クエン酸は、お風呂やトイレ、洗面所の掃除にオススメ。クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れに効果的だそう。アルカリ性の汚れとは、たとえば、水垢やトイレの黄ばみのことをいいます。
●油汚れを落とすには?
キッチン回りの汚れには、重曹スプレーが◎。作り方はとっても簡単です。ぬるま湯(250ml)に、重曹(大さじ1)を入れて溶かすだけ。
油汚れが気になるところにシュッとひと吹き。しばらくおいたら拭き取れば、あっという間にキレイになりますよ。また、頑固な汚れには、重曹スプレーを吹きかけたあとに、キッチンペーパーでつけおきしておくといいそうです。
100円ショップで売っている霧吹きに入れると、使いやすさアップ。余ったら、ゴミ箱や冷蔵庫に吹きかけると、防臭効果も期待できるのだとか。
●お風呂掃除
お風呂の掃除には、クエン酸水がいいそうです。こちらも重曹水と同様、作り方は水(200ml)にクエン酸(小さじ1~2)を入れるだけ。よくかき混ぜてから使います。
浴槽のまわりの水垢にクエン酸水をひと吹き。ティッシュやキッチンペーパーでつけおきします。しばらく経ったら、キッチンペーパーを取り除き、スポンジなどで軽くこすれば完了です。
意外と忘れがちなシャワーホースの汚れにも、クエン酸が役立ちます。シャワーヘッドにキッチンペーパーを巻き付け、その上からクエン酸水をスプレー。しばらく放置して、キッチンペーパーを取り除いて流すだけ。力を入れて、ゴシゴシしなくても汚れが落ちるので、ママも楽になるはず!
●排水口掃除は合わせ技で解決!
排水口掃除には、重曹とクエン酸を両方使うのが効果的。重曹を振りかけて、さらにクエン酸水をかけると泡がでてきます。その泡が汚れをドンドン落としてくれるそうです。髪の毛が大量に絡まっていたり、石鹸の垢でヌルヌルになっている排水口も、重曹とクエン酸があれば、問題なし?
重曹とクエン酸は、安いものだと、どちらも100円くらいで購入可能。この2つを賢く使い分けて、こまめに掃除しておくと、年末の大掃除が楽になりますよ。とくに、夏は気温が高く、掃除したあともすぐ乾きます。菌の繁殖やカビの発生が少なくなるので、さっそくやってみてください!
(文・明日陽樹/考務店)