くっつけて完成ではない!
画面の中央に映るのは、一見、適当にくっつけたようなレゴの塊。なのですが、ライトを当てると壁には騎士の姿が映し出されます。そうです、レゴを使った影絵アートなのです。
さらに驚くべきことに、台の横についているハンドルを回して、レゴの塊を回転させると、騎士の形が徐々に変わっていきます。なんだか見覚えがあるような…と思っていたら、なんと海賊船に大変身! このあと、もう一段階、変化があるのですが、それは動画を観てのお楽しみということで。
何がどうなってそうなるのか、まったく理解できませんが、作者は最初から頭の中にイメージが出来ているのでしょうか?
彼の正体は…?
動画を投稿しているレゴアーティストの正体は、ジョン・V・ムンテアンさん。調べてみると、何やらただのレゴファンではない様子…。
ジョンさんは、レゴアーティストとして活動する傍ら、アメリカのエネルギー省やアルゴンヌ国立研究所で研究に励む科学者なのだそう。専門は、分光学とのことで、光と影に詳しいのも納得ですね。
他の作品も要チェック!
回転させることで、次々と姿を変えるレゴの塊。彼は、この作品を「マジック・アングル・スカルプチャー(魔法の角度の彫刻)」と呼んでいます。「マジック・アングル・スカルプチャー」は、同じく、レゴで作った別パターンの作品や木で作った作品もあるようなので、興味がある人は、ぜひ!
ただの塊のようなものが、実は計算しつくされた“アート作品”。まさに、魔法のような作品です。組み立てるだけでなく、影で遊ぶレゴも楽しそう♪ 普通のレゴに飽きたら、ぜひチャレンジしてみてください。
(文・明日陽樹/考務店)
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