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五感を研ぎ澄ませていただきたい、創業329年の老舗「山本山 ふじヱ茶房」の日本茶【日本橋の日本茶カフェ】

第83回 OZmall(オズモール)
五街道の起点として栄え、伝統や歴史ある老舗店と共存し変化し続ける室町・日本橋エリア。そんな日本橋で今飲みたいのは、日本の暮らしに欠かせない食文化として日々進化し続けてきた「日本茶」。そこで日本橋エリアで注目の、伝統と新しさを感じる日本茶スポットを編集部が厳選してご紹介。日本茶の歴史と奥深い世界を垣間見ながら、日本茶で一息いれて。

煎茶の味を庶民に広めた老舗による、お茶を五感で味わえる茶房





「山本山」の歴史は、1690年に遡る。京都から江戸に出てきた初代・山本嘉兵衛が、日本最古の煎茶商として日本橋の地で商いを始め、以降300年にわたり、煎茶の味を広めてきた。

「不易流行」を重んじ、伝統を守りながらもつねに新しいことを成し遂げてきた山本山。たとえば、江戸庶民のお茶といえば「団茶」と呼ばれる味や香りが薄く、赤黒い色をしたものだった1738年に、初めて「青い煎茶」を売り出したのも山本山だったそう。また、1835年に発明された「玉露」も、6代目・山本嘉兵衛の手によるもの。伝統と革新にこだわるこの精神は、300年経った今も大切に受け継がれている。





そんな山本山が、創業の地でもある日本橋高島屋S.C.新館に2018年にオープンしたのが「山本山 ふじヱ茶房」。1煎1煎スタッフが丁寧に淹れる、ここでしか味わえない玉露や煎茶を、落ち着いた空間でゆっくりと味わうことができる。
「できあがったお茶の味わいや香りだけではなく、そこに至るプロセスもお茶の愉しみ方だと考えています。ですから、お湯が沸騰する音、湯冷ましや急須にお湯を注ぐ音、お茶を淹れる人の所作……。それらすべてを感じていただきながら、お茶をゆっくり召し上がっていただけたら」(山本山 ふじヱ茶房マネージャー・伊藤さん)。

カウンターには湯釜と湯冷ましが並び、注文を受けた後に湯釜から湯冷ましへとお湯を注ぎ、湯冷ましから湯冷ましへとお湯を移し替えていくことで、温度を適温に下げていく。この繊細な所作により、お茶の味が変わるのだそう。

お茶のほか、山本山のもうひとつの看板商品である海苔を使ったメニューも楽しめる。特製の「海苔めん」や「海苔にぎり巻き」、海苔の数量限定ランチもあるから、カフェタイムだけでなく、ランチタイムにもおすすめ。



まろやかな口当たりと澄んだ香りに癒される、定番の「宇治茶」





昼と夜の温度差によって生まれる濃厚な味わい、黄みがかった色味が特長の宇治茶が「御菓子司 日本橋 長門」の季節の和菓子とともにいただける「宇治茶」(1500円)。
湯冷ましを使って70度ほどに下げたお湯で淹れられる。
「まろやかな口当たりのなかに、ほのかな渋みを感じられます。澄んだ香りもぜひ感じてください」(同)。
3煎目まで楽しめるから、うまみがいちばん出る1煎目と、2煎目、3煎目の味の違いもゆっくりと味わいたい。よりさっぱりとした味わいを楽しめるよう、2、3煎目は温度を上げているそう。

お茶には、「御菓子司 日本橋 長門」の和菓子が1つ付く。日替わりで並ぶ5種類ほどの和菓子から、好きなものをひとつ選べる。今回は粒あんをグリーンのきんとんで包み、上に寒天をあしらった涼しげな「露芝」をチョイス。
「宇治茶はどんな和菓子でも合うので、迷われたら見た目の好みで選んでいただくのもよいかと思います」(同)。



山本山の6代目が発明!茶葉までおいしくいただける「宇治玉露」





山本山の6代目が発明したという玉露は、コーヒーで言えばエスプレッソのような存在で、濃い味わいが特長。
より玉露の旨味が出やすいよう、平たい急須に50度くらいのお湯を注いで淹れられる。玉露は茶葉に対し使う湯量は少ないため、普通の急須だと均一に抽出しづらいのだとか。とても濃厚なため、小さな湯呑みで提供される(2300円)。

口に含むと、まろやかな食感のなかにお出汁を飲んだかのような旨味が広がる。
「玉露は日光を遮って育てられることで、独特の香り“覆い香”やとろんとした食感が生まれます。さらに渋みや苦みが押さえられ、深い旨味、甘みが際立つんです」(同)。
玉露も3煎目まで味わえ、3煎目のあとは茶葉をそのままいただくことができる。
「日光を遮って育つ玉露は、茎まで柔らかいため、茶葉まで食べられるんです。苦みなども少なく、ポン酢をかけてお浸しのように召し上がっていただくのがおすすめです」(同)。

和菓子とのペアリングについては、寒天などさっぱりしたものより、あんこ系のずっしりした和菓子のほうが、どちらの旨味も引き立ちやすいそう。



抹茶好きにもビール好きにもおすすめ!抹茶の香りも楽しめる「抹茶ビール」





水で点てた抹茶をビールと合わせ、ビールの苦味に抹茶の香りが混ざり、シャンディーガフのように後味すっきりといただける1品(1000円)。カウンターでの注文の場合は、その場でビールに抹茶を注いでもらえる。
「ビールで抹茶を点てるなど、いろいろ試行錯誤したのですが、抹茶とビールの味わい、両方楽しんでいただくために、最終的には水で点てた抹茶を使うことにしました」(同)。
抹茶とビールの新しいペアリングを楽しんで。



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