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人気急上昇中のインド系インターナショナルスクールを徹底解説!勉強のレベルは高いのに東京で学費最安レベル?

最近日本人にも身近な選択肢となってきたインターナショナルスクール。中でも東京にあるインド系のインターはテレビにも取り上げられるなど注目が集まっています。気になる学費や勉強について、実際に子どもを通わせている父兄や先生に取材をして情報をまとめました

「グローバルに活躍できる子どもに育てたい」多くの親が考えることだと思います。グローバル教育を考える際、インターナショナルスクールに子どもを通わせるというのは選択肢のひとつではないでしょうか。

しかし、インターナショナルスクールに通わせるとなると、子どもや親の英語力をはじめ、学費やカリキュラム、進学先など気になることはたくさん。そういった不安を解消する一助になれば、とインド系インターナショナルスクール(小学校)に息子を通わせる筆者が、学校への取材を交えつつ情報をお伝えします。

始めに:インターナショナルスクールの立ち位置とは?義務教育との関係は?

そもそもインターナショナルスクールとは?

「インターナショナルスクール」というワードはよく耳にしますが、そもそもインターナショナルスクールとはどんな学校を指すのでしょうか。

インド系のインターナショナルスクールについて解説する前に、まずは大前提として「インターナショナルスクールとは?」を説明する必要があります。

インターナショナルスクールに通っても義務教育の修了にはならない!?

法令上で明確に規定があるわけではないようですが、文部科学省の中央教育審議会では、インターナショナルスクールのことを「主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設」と捉えています。

実態として、インターナショナルスクールの授業は日本の学習指導要領に基づいて行われるわけではなく、それぞれの学校が独自で定めた方針によって運営されます。
よって重要なポイントとして、「インターナショナルスクール等に通っても日本が国として定めた教育を受けたことにはならない・教育を受ける義務を履行したことにはならない」、ということをまずは知っておいてください。

参考:外国人学校の現状について (文部科学省)

参考:インターナショナルスクール等の現状について (文部科学省)

インターナショナルスクールから公立校への編入や転校はできる?

義務教育として認められない、ということは、インターナショナルスクールに通っている子どもは、そこでどれだけ頑張って勉強をしたとしても、行政からは「学校に通っていない」状態と同じように扱われてしまうということです。

例えばこの状態が不利に働く可能性があるのは、インターナショナルスクールから日本の国公立の学校への編入や転校です。公立校への編入に関しては、認められない可能性があるのです。

実際に、筆者の住んでいる東京都江東区では毎年封書で
・インターナショナルスクールに通わせていても親として就学義務を履行していることにはならない
・公立小学校への編入を希望する場合は1年生からやり直しになる
というちょっと怖い内容の文書が送られてきます。

自治体によって対応は異なるようですし、実際にそのような厳しい措置になるのかは分かりませんが、「少し通わせてみて合わなければすぐに公立に編入すればいい」という軽い気持ちでインターナショナルスクールを選ぶのはおすすめをしません。

受験をして私立中学・高校に進学する例は多い

では進学はどうでしょうか。

実態としては、小中学校卒業時点で受験をして日本の私立の中学校・高校に進学する生徒は一定数います。さすがに「インターナショナルスクール出身だから中学校・高校に進学させない」ということは聞いたことがありませんが、念のために受験や進学の前に学校に問い合わせをしておくと良いでしょう。
また、通常の日本の学校に通う子どもと同じように塾に通わせて通常どおりの受験をするケースだけでなく、海外帰国子女の枠で中学・高校受験をする生徒もいるようです。

日本の学校とインターナショナルスクールには、カリキュラムや文化に大きな違いがあります。ちなみに学年が上になればなるほど、両者の違いは大きく、明確になっていくものです。
自由な雰囲気のインターナショナルスクールから、規律の厳しい日本の私立学校に入学した結果、子どもが環境の変化に慣れるのに時間がかかってしまったという話も聞かれます。

そのため、最終的に日本の学校に進学つもりがあるならば、インターナショナルスクールから進学をすることはリスクも抱えることになるということをぜひ理解していただきたいと思います。

子どもにとってメリットも大きいインターナショナルスクールですが、同時に進学や編入時のリスクを考えると、子どもをインターナショナルスクールに通わせるのは覚悟が必要なことでもあるのです。

注目度が高まっているインド系インターナショナルスクール

大前提としてのインターナショナルスクールの知識はお伝えできたので、いよいよ本題の「インド系インターナショナルスクール」について解説を始めていきます。

世界中にキャンパスがあり日本には東京の西葛西に。急成長中のGIISとはどんな学校?

最近ではテレビや雑誌などで良く取り上げられるようになったので、意外に知っている人も増えてきましたが、東京には「グローバルインディアンインターナショナルスクール (以下「GIIS」)」という学校があります。
GIISは、まさに文字通りグローバルなインターナショナルスクールです。
2002年にシンガポールで設立され、現在も本部はシンガポールにあります。世界7カ国に19のキャンパスを持つ学校で、シンガポール、インド、マレーシア、ベトナムなどのアジアをはじめ、中東のアブダビやドバイにも展開しています。


東京のキャンパスは2006年にスタート。スタート当時の生徒数はわずか50名に満たない少人数だったそうですが、そこから数年で生徒数600名を超える規模になっています。

人気が出て生徒数が増え続けているため、つい最近、葛西にあるキャンパスにも新校舎ができ、2つのキャンパスに分かれるようになっています。

今後は別ブランドの「ワンワールドインターナショナルスクール」も開校を予定

GIISは、日本だけでなく世界の様々なキャンパスで人気が高まり生徒数が急増しているようで、今年の10月から「ワンワールドインターナショナルスクール」という別ブランドの学校も展開を開始するとのことです。

日本のキャンパスは、同じく江戸川区の葛西地区で、定員もさらに増やす予定とのこと。GIISで培われた勉強指導に加え、音楽や美術、スポーツに語学指導などカリキュラムも一新されるようです。

定員が増える新学校ができるわけですから、入学の間口は通常よりも広く解放されるタイミングかもしれません。現在インターナショナルスクールへの入学を検討している方にとっては朗報かもしれませんね。

インド系インターナショナルスクール GIISの学費はどのくらい?意外に安い?

インターナショナルスクールを検討される方の多くが気にされるのが「学費」だと思います。

主流であるアメリカ系・イギリス系インターナショナルスクールのイメージから、年間で数百万円の学費がかかる印象のある、インターナショナルスクールの学費。

では、インド系インターナショナルスクールであるGIISはどうなのでしょうか。

インド系インターナショナルスクール GIISの学費は年間100万円前後

GIISの学費は、下記の通りに設定されています。
毎月の月謝という形ではなく、1年に3回、4カ月毎に学費が設定されているのが特徴です。
よって、以下の価格を3倍すればだいたい1年間の学費になります。
(以下は全て税込み価格です)

・プレスクール(Nursery) 277,298円/4か月毎
・プレスクール(KG1~2) 303,591円/4か月毎
・1〜5年生:329,885円/4か月毎
・6〜8年生:356,174円/4か月毎
・9〜10年生:392,983円/4か月毎
・11〜12年生:447,407円/4か月毎
※2019年8月現在

年間に直すとプレスクール=保育園/幼稚園レベルで85~90万円、小学生レベルで約100万円となります。
学年が上がるごとに学費は高くなっていくのも特徴で、高校生に相当する11〜12年生になると年間の学費は150万円程度になる計算です。

この学費は、インターナショナルスクールの一般的な学費と比べるとかなりリーズナブルであることは間違いありません。

学費以外にかかる費用はプラス50万円程度

インターナショナルスクールに限りませんが、学費の他に、プラスしてかかる金額があります。

例えば、キャンパスが東葛西と西葛西にあるため、筆者の子どものように遠方から通う生徒も少なくありません。よって毎日の通学はバスでの送迎となり、バス代が学費とは別にかかることになります。バス代は、ご自宅の場所にもよると思いますが、筆者の場合は月額3万円程度がかかっています。

バス代の他にも初年度だけかかる登録料や、授業以外の課外活動にかかる費用が発生します。
それらの諸経費をすべてトータルすると年間で50万円程度が、学費とは別にかかる計算です。

インターナショナルスクールにしてはリーズナブルな価格だがよく検討を

前述の通り、GIISの学費は、アメリカ・イギリス系のインターナショナルスクールの学費等と比べるとリーズナブルです。

それでも小学校は6年間。もし小学校から高校までずっとGIISに通わせるならば、合計で12年間。学費だけでなく、その他にかかる経費をトータルすれば2,000万円以上かかることを想定しなければなりません。

お子さんの人数や家計など総合的に考え慎重に決めることが必要そうです。

インド系インターナショナルスクール GIIS の入学基準や申込み方法は?

続いて、GIISに入学する方法や、入学の際の学力や語学力の基準、定員や募集時期について説明をしていきます。
また、多くの方が気になる「親も語学力が求められるのかどうか」についても解説をしたいと思います。

英語がペラペラでないと無理?子どもの入学に必要な英語力はどのくらいなのか

「入学のために、子どもはどの程度英語を話せる必要がある?」というのは、筆者が非常によく受ける質問です。インターナショナルスクールを検討する親御さんのほとんどが気になる問題なのではないでしょうか。

結論から言うと、英語が全く話せないのでは入学は難しいと思われます。
しかし、プレスクール(日本でいう幼稚園)あるいは小学校低学年での入学であれば、子どもの英語力はそこまで高くなくても入学できる場合があります。
実際に、入学時点では、簡単な日常会話くらいしかできない子どももいます。

「入学に際して最も重要視するのはその子の適性です」と語るのは、グローバルインディアンインターナショナルスクール入学担当のスパルナ・ラオさん。
入学希望者には体験授業や個別の面談なども設けており、学校の雰囲気に合うか、生徒自身が楽しく学校生活を送れそうか、などを慎重に見極めるとのこと。
英語は流暢に話せるに越したことはないですが、決して英語力だけで子どもを評価するということはないようです。

英語を流暢に話せない子どもに特別なサポートはある?

インターナショナルスクールによっては、英語がまだ拙い子どもが入学した場合に、英語を重点的に教育し、慣れさせるプログラムを準備している学校もあるようです。ESL(English as a Second Language)と言われる英語の補習サポートがその例です。

では、GIISにはそのような英語の補習サポートはあるのでしょうか。

現状では、残念ながらGIISにはそういったサポートはありません。その代わりと言っては何ですが、子どもが英語に慣れるまで本来の学年よりも1学年年次を落とすことを条件に入学が認められることがあります。

非常にユニークな制度ですよね。そして日本の学校の感覚でいうと、1学年落として入学というのはかなり抵抗があるかもしれません。

しかしインド系インターナショナルスクールの場合、年間を通して多くの生徒が転入、転出するため、1学年に色々な年齢の生徒がいるのが普通です。
そのため、日本の学校の感覚とは全く異なり、生徒同士もあまりお互いの年齢を気にすることなく過ごしています。ですので、仮に1学年落として入学したとしても、少なくともお子さんがそれで肩身の狭い思いをするようなことはないでしょう。

また、しばらく1年下の学年で過ごしたのち再度テストを行い、充分に本来の学年で授業についていける英語力があると判断されれば学年が上がることも多くあります。

このようにGIISは、「学年」に対して非常に柔軟な考え方を持っています。重要なのは「学年」ではなく学力や能力だということなのでしょう。

ちなみに、英語や算数の学力で、本来の学年から2年以上の開きがあると認められる場合は2学年落としての入学もあるのか・・・というと、それはありません。体格的な差や精神的な発達状況などの違いが大きいため、2学年落とした上での入学は受け入れていないようです。

総合すると、英語があまり話せない子どもを入学させるのであれば、求められる英語力のハードルが低いプレスクール(幼稚園)や小学校低学年のうちに入学をトライするのが良いように思います。

入学には入学テストの合格が必要。英語以外に必要な入学の条件とは

GIISへの入学に際しては、入学テストを受けなければなりません。

試験科目は、小学校5年生までは英語と算数の2教科、小学校6年生以上の場合は試験科目として更にサイエンスが追加されます。あくまでも筆者の感想ですが、小学校低学年時において求められる算数のレベルは、日本の学年から1~2学年ほど進んでいると考えた方が良さそうです。

一方で、GIISは単純な学力だけでなく多様性も大切にしている学校です。そのため、学力や人種などに大きく偏りが出ないように配慮しつつ多様な合格基準を設けていることから、英語や算数のレベルがさほど高くないからといって必ずしも不合格になるとは言い切れないとのこと。もし学力や英語力に不安があっても、入学したいという強い意志がある場合は一度挑戦してみる価値はありそうです。

入学試験の合格倍率は?

合格倍率な明らかにされていませんが、GIISによると昨今の人気上昇を受けて、入学希望者は増加傾向とのこと。そのため、入学基準は上がってきていると言えるそうです。

毎年どの時期に何名程度の募集があるのか

GIISだけに限らずインターナショナルスクール全般に言えることですが、インターナショナルスクールとは本来的には海外転勤で外国に移り住んだ家庭の子ども達のために作られている学校です。よって、日本の学校のように入学時期等が明確に決まってはいません (海外転勤はいつ決まるかわかりませんよね)。

GIISも同様のポリシーであり、入学時期は決まっていません。つまり、随時応募者には対応し、入学可否の判断をしています。

募集人数に関しても、時期と同様に、明確に決められた定員があるわけではありません。欠員補充のような考え方ではなく、学校として迎え入れたい生徒がいれば、こちらも随時入学を認めているようです。
ちなみに、一度学力面で不合格となった生徒さんが、家庭学習などを通じて学力をあげたうえで再チャレンジし、無事に合格を果たす例もあるとか。つまり、時期も募集人数もフレキシブルで、なおかつ日本の小学校受験や中学受験のような一発勝負のシビアさも入学試験にはないということです。

GIISの募集スタイルは、「いつでも、誰にでも、何度でも」受け入れを行なっている、おおらかな募集スタイルだと言えそうです。

親の英語力はどの程度が必要なのか 両親ともにペラペラじゃないと合格しない?

さて、ここまでは子どもの入学に必要な情報を説明してきましたが、ご両親にとって子どもの英語力と並んで不安に感じることが多いのは、ご自身の英語力だと思います。

GIISによると、きめ細かく子どもの勉強や生活について先生と密に連携を取りたい場合は、やはりある程度高い英語力が親にも求められます。

入学手続きや学校からのお知らせを読む力、学校で体調を崩した時などにかかってくる電話を聞き取る力、年間3回程度行われる先生との三者面談、親同士のコミュニケーション・・・様々なシーンで英語による会話力は欠かせないものとなります。

現在GIISでは、日本語のスタッフも増えてきており、複雑な内容のお知らせなどには日本語訳がつくこともあります。しかし、あくまでもそれはプラスアルファのサービスとして行われていることであり、必ず常に日本語によるサポートが受けられるわけではありません。

実際に子どもを通わせている身としても、実感として、両親にはある程度の英語力は必須だと言えます。

GIISに通うには学校の近くに住んでいないと無理?スクールバスはある?

前述の通り、グローバルインディアンインターナショナルスクールは東京都江戸川区の葛西エリアにあります。現在は西葛西と東葛西の2箇所にキャンパスがあり、学年や選択するコースに応じて通うキャンパスが決まります。

ただ、どちらのキャンパスも最寄り駅からかなり離れたところ(徒歩で20-30分程度)の場所にあるため、各生徒の自宅もしくは学校最寄りの駅からスクールバスで通うのが一般的です。

どのエリアへのバス送迎がある?東京以外に千葉などからも通学可能?

スクールバスはかなりの数が運行されており、キャンパスのある江戸川区だけでなく、近隣の地区への送迎を行っています。とは言えもちろんどこからでも乗車可能、どこへでも手配可能というわけではありません。具体的には、東京都の江東区、中央区、港区、台東区、荒川区、墨田区、千葉県浦安地区などに送迎バスが走っています。


バスの発着場所ですが、家の目の前までバスが送迎に来る場合と、駅など集合場所が決められている場合の両方があります。

キャンパスからあまり遠い場所へのバス送迎は、子どもへの負担などから実施されていません。入学を検討する際にはぜひお住まいの地区にバス送迎がくるかどうかについても確認してみるとよいでしょう。

ちなみにバスに乗り遅れると、その日は自力で学校に行かなければいけなくなります。スクールバスもかなりタイトなスケジュールの中で運行しているので、集合時間を過ぎると、親御さんに電話で一報などが来ることもなくバスは出発していきます。そうなると、ご両親のどちらかが学校まで連れていかなければならないのですが・・・前述の通り、キャンパスは駅からかなり遠い場所にあるので、電車・バスで向かおうとすると相当な時間がかかることは覚悟した方が良いと思います。
スクールバスには絶対に乗り遅れないように、毎朝お子さんを送り出す必要があります。

インド系インターナショナルスクールは幼稚園・小学校・中学校・高校まで一貫教育を提供

インターナショナルスクールというとどうしても小学校のイメージが強いですが、GIISは幼稚園から高校まで、一貫して提供する教育機関となっています。
しかし、やはりここでも、日本の学校とはかなり異なる事情がありますので、説明していきたいと思います。

インド系インターナショナルスクールの小学校は日本の学校よりも1年早く始まる!?

驚かれるかもしれませんが、GIISの小学校は、日本の学校よりも早い年齢で開始されます。

まず日本でいう幼稚園にあたる「プレスクール」は、日本の幼稚園が始まるのと同じ年齢から受け入れを開始します。日本と変わりません。そして、日本でいう年少さんを「KG1」、年中さんを「KG2」と言います。

そして次の年次では、日本なら年長さんになるところですが、GIISでは年中さんの次が小学校1年生となります。日本の他の子どもたちよりも1年早く、小学校の教育課程が始まるということです。これには少し違和感があるかもしれません。

この日本の学校との差異については、お子さんからも様々な反応があるようです。例えば日本の幼稚園や保育園に通っていてGIISに小学校から入学する場合、お子さんにとっては周囲の友達よりも1年早く小学生になるわけです。お友達よりも早く小学校に上がれることを喜ぶお子さんもいるようですが、反対に友達と1年早く離れてしまうことを嫌がるお子さんもいるようです。

お子さんとは、しっかりコミュニケーションを取りつつ入学についても進められると良いでしょう。

インド系インターナショナルスクールには「12年生」がある!?

GIISでは、小学生以降は「Graders」と呼ばれます。Gradeというのは、学年のようなものですね。

学年という考え方は当然日本にもあるので自然に理解できるのですが、GIISではなんと「中学校●年生」、「高校●年生」、といった呼び方はしません。
どういうことかというと、小学校に入学して1年生になり、そのまま学年があがって6年生になると、次は「中学校1年生」ではなく「7年生」となるのです。そして、8年生、9年生と続いていくのです。高校3年生に相当する12年生がGIISにおける最終学年となります。

インド系インターナショナルスクールの学期は何月にスタート?

インターナショナルスクールの学期始まりは9月というイメージが強いのではないでしょうか。

実はGIISは、日本の学校と同じで4月に学期が始まります。編入などを考えた際、節目が日本の学校と同じなのはスケジュール的にも精神的にも安心感があります。

気になる大学進学実績 国内外の有名大学には進学しているのか

若い学校だが在籍生徒の多くが大学進学。米国やインドの著名大学に実績あり

GIISの東京校は2006年に開校したまだまだ若い学校です。
そのため、さほど多くの卒業生がいるわけではないので事例の数は多くはありません。
しかし、昨年もGIIS卒業生が米国やインドの著名大学に進学するなど、さすがと言える進学実績を挙げています。

SATなど世界の大学進学に必要な試験のサポート体制は

日本の大学に入学するためには、日本の高校の修了、センター試験など、様々な条件を満たすことが必要です。

それと同様に、海外の大学に進学する場合でも、それぞれの国や大学が求める試験を受けたり条件を満たす必要があります。

ではGIISはどのようなサポートが成されるのでしょうか。

まず、GIIS卒業生は、国際的カリキュラムのコースを選択している場合、GIISを卒業した時点で英国の教育過程を修了したものと見なされます。よって、特に英語圏の大学にはTOEFLやIELTSなどの英語試験を受けることなく受験・進学することができます。


しかし、米国や英国の大学に進学しようとする際、英語試験だけでなく日本でいうセンター試験のようなテストを受ける必要があります。これらはSATやAレベルなどと呼ばれるテストであり、アメリカやイギリスで学校を卒業した高校生も受けなければならないテストです。
もちろんGIIS卒業生も、アメリカやイギリスの大学に行くのであれば受験をしなければなりません。

アメリカであればSAT、イギリスならばAレベルなど、これら国ごとに行われる試験の対策に関しては、GIISシンガポールやGIISインドなど、既に非常に多くの実績を有しているGIISの各本部・支部と連携しながら指導が行われることが多いそうです。

しかし「今後、東京校独自でこうした指導を行なっていけるよう体制を整える予定」とマーケティング担当のプラジャクタ・ジョシさんは将来に向けた意気込みを語っていましたので、東京校からもっともっとグローバルな進学をサポートする体制が構築されることになるでしょう。

参考までに、GIISを卒業したあとで、日本の大学に帰国子女や留学生の枠では無く入学する場合には「大検」を受ける必要があります。

インド系インターナショナルスクールの生徒や先生はやはりほとんどがインド人?日本人の割合は?

意外に日本人が多い?インド系インターナショナルスクールでの日本人の割合は

インド系のインターナショナルスクールなので、両親ともにインド国籍もしくはどちらかの親がインド国籍であるハーフの子どもなど、インドにルーツを持つ子どもがもちろんマジョリティとなります。

しかし、日本人をはじめとしてアジアやヨーロッパなど様々な国にルーツを持つ子どもも通っておりその国籍は実に様々です。特に昨今では日本人からの人気が急激に高まっており、日本人比率は少しずつ上がっているように思います。
実際に2019年8月時点では、日本人の子どもの割合は6年生では3割程度。ちなみにここでいう“日本人”というのは国籍別で表していますので、日本の国籍を有している子どもであって両親がどちらも日本人であることを示してはいません。

では先生は?インド人女性多いが選択するコースによってはアメリカ人やイギリス人も

コースの詳細については後述しますが、選択するコースによって先生は変わってきます。

特に小学校の低学年時、多くの生徒が選択するCBSEというコースでは、先生はインド人女性であるケースが大半だと思います。彼女たちは同年代の子どもを持つ働くお母さんであることが多いため、基本的に相談したいことなどがあれば学校の授業が終わってから先生が帰宅するまでの15〜16時くらいに時間を設けることが多くなります。

一方で、最近設立されている国際バカロレアコースでは、カリキュラムに準拠した教育が可能なプロフェッショナルとしてアメリカを始め様々な国籍の先生が担任を受け持つようになっています。

インド系インターナショナルスクールはどんな雰囲気?文化やルールを解説

制服は2種類 髪型やアクセサリーは自由度が高い

まず、身だしなみの面ですが、GIISは制服での通学が必須というルールがあります。

そして制服には2種類があります。青いストライプの入ったシャツに紺色のズボン/スカート+ブレザーと、スポーツユニフォームと呼ばれるTシャツ+ジャージの2種類です。体育のある日にスポーツユニフォームの制服を着て登校します。
一方で、髪型やアクセサリーに関しては宗教上の理由から髪の毛を伸ばしたり、スカーフを巻いたりすることもあるため比較的自由度が高く、冬の寒い時期のコートなどに関しても特に決まりはありません。

ハロウィーンや七夕など、コスチュームを着て登校する日も多数

制服以外で登校する日も年に数回あります。例えばハロウィーンではおばけや好きなキャラクターなどに仮装をして学校へ行きます。また、七夕の時は浴衣や甚平などを着て登校して、学校で七夕の飾り付けを行ったりしています。

そのほかにも日本ではあまりなじみのない呼び名のイベントが開催されることもあります。Wacky Dayという、左右別々の靴下をはいたり頭にネクタイを巻いたりちょっと”変な”格好をしていく日なんかもあります。


ただ、そういった仮装があまり好きではない子どももいますし、渾身の仮装をしてくる子どももいます。良くも悪くもインド系インターナショナルスクールには”普通”とか”みんなこうすべき”といった同調圧力があまりありませんので、「絶対にやらなければならない」「他の子たちはどんな格好をするんだろう」と気にするのではなく、やるやらないも含めてお子さんの意志に任せる形にするのが良いと思います。

学校で日本語は原則禁止。全員があらゆるシーンで英語を利用する

学校での共通語はもちろん英語。例え日本人同士であっても、英語で会話をすることが求められます。

まだ英語があまりわからない生徒に対して、クラスメートが日本語で話しかけて教えてあげるようなシーンもあるようですが、それはごく一時的なこと。

あまり英語を話せない状態で入学をしても、子どもの頭の柔軟さをもってすれば、子どもの脳はスポンジのように新しいことを吸収していきますので、誰もが瞬く間に英語を話せるようになるようです。

学校給食は無く毎日お弁当。いざという時は学食も利用可能

残念ながら?学校給食はありません。そのため毎日お弁当を持たせる必要があります。その点においては、給食に慣れている日本の両親からは「給食があればいいのに」という切実な声がよく聞かれます。

一応、キャンパスにはキャンティーンと呼ばれる学食も完備されています。そのため、親が忙しくて作れなかったり、お弁当を忘れてしまったりした場合にはよく利用されています。

ちなみに、さすがはインド系インターナショナルスクール、キャンティーンのメニューは主にカレーです。筆者の子どものおすすめはバターチキンカレーとナンだそうで、とても美味しいそうですよ。

授業の間の休み時間が無い?トイレはいつ行くの? 独特な休み時間

日本の学校との比較で非常に驚かれる点として、授業の間の休み時間がほとんど無い、という点が挙げられます。

通常日本の学校では授業の間に10分程度の休み時間があると思いますが、そういったものが存在しません。
もちろんお昼ご飯のための休み時間や、スナック(軽食)を摂るための休み時間(逆にこれは日本にはないですよね)はありますが、友達と外に遊びに行くようないわゆる「10分休み」や「昼休み」がないのです。

細かい休み時間がないので、お手洗いに行きたくなった時は、先生にその旨を伝えて授業中に行くことになります。

1日の大まかなスケジュール

1日の大まかなスケジュールはこうです。
・朝9時に登校すると、そこから朝の会のようなものが開催される
・40分×1教科の授業
・スナックタイム(お菓子やフルーツなどの軽食を摂る時間)10分
・10:00〜12:40まで40分×4教科の授業
・12:40〜13:10まで30分のランチタイム
・13:10〜15時00まで35分〜40分×3教科の授業
初めてそのスケジュールを聞いた方はかなり驚かれると思います。小学生なのに、忙しすぎないかと心配になってしまうのも無理はありません。

しかし生徒たちに聞くと慣れてしまえば特に大変だとは思わないそうです。親の間でも「休み時間が長いと、ケンカや仲間はずれなどいじめの温床になりがちなので良いのでは」などと、比較的肯定的な意見が多い状況です。

とは言え、日本の教育に慣れている我々親世代では、この忙しさをどう捉えるかは好みの分かれるところでしょう。

様々な友人とのたくさんの出会いと、そして別れ

GIISはもともと、日本への海外転勤者など仕事目的で駐在しているインド人の子ども達に向けた学校です。現在もそういった環境の子どもが多く通っており、数年在席して、その後他国に引っ越してしまう生徒も多くいます。プレスクールから高校までずっと在籍する生徒は少数です。

日本人の生徒に関しても、両親の仕事などで海外に引っ越しをしてしまうケースも珍しくなく、国籍にかかわらず長期間在籍する生徒はそこまで多くありません。

「せっかく仲の良い友達ができてもお別れになってしまうのは寂しい」というのは、インターナショナルスクールに通わせる親からよく聞かれる話です。

しかしその分、新しい友人が転入してくる機会も多いのがGIIS。
固定されたメンバーでずっと過ごすのではなく、多くの出会いを得て、頻繁に新しいメンバーと関係性を築きながら学校生活を送るのも、悪いことではないように思います。

インターナショナルスクールは親同士の付き合いが濃厚?

学校の中の雰囲気はある程度わかっていただけたでしょうか?それでは続いて、親同士の関係性や付き合いについて説明をしていきます。

バーベキューなど親が参加するイベントも多数。英語を話せると入手できる情報が格段に変わる

インターナショナルスクールというと、親同士がバーベキューを行ったり、家でパーティーをしたりと、社交の機会が頻繁にあるのでは、と想像される方も多いでしょう。


実際に、バーベキューやホームパーティ、あるいは子どもの誕生日パーティーのようなイベントなどが開催され、そこには生徒だけでなく両親も参加するケースが多数あります。
パーティーというと少し気後れしてしまいそうですが、食べ物や飲み物を持ち寄る形式のカジュアルなイベントが多く、参加する/しないは自由。なので、予定が合わなければ不参加でも全く問題ありません。人付き合いが苦手なら、参加しなければ良いだけです。

しかし、こういったイベントを通じて、様々な”パパ友””ママ友”に出会えるのも事実です。
情報交換を気軽にできるお父さんお母さんがいる方が何かと助かることが多くあります。学校から日々送られてくる情報だけでなく、日々の学校の宿題や、学校のイベント時の送迎を融通しあったりするなど、ちょっとしたことを聞いたり相談したりできる相手がいると安心感が違ってきます。

ちなみに、ほとんどの学年でWhatsApp(海外版のLINEのようなもの)を使って親のグループチャットが作られ、その中で情報交換が成されているので、そういったイベントごとの情報はそこでキャッチすることができます。

基本的に国籍問わずみんなフレンドリーなので、気楽に参加をしてみると良いのではないかと思います。何より、週末にいつもと違った場所で学校の友人と会えるのは、お子さんにとっても楽しいことだと思いますよ。

インド系インターナショナルスクールの長期休暇。夏休みや冬休みはあるの?

日本の祝日は休み!そのほかテスト期間の休暇などもある

GIISでは、その国の祝日などに応じて休日を設定しています。そのため、日本の土日はもちろん、日本の祝日も基本的にお休みです。

そのほか、選択するコースによってはタームごとに毎回テスト期間があり、その期間になると、試験勉強の時間に充てるために1日おきに学校が休みになることがあります。そのため、両親が働いている場合などは祖父母や民間の学童などに依頼して面倒を見てもらえる環境を作ることは必須と言っても良いかもしれません。

長期休みは夏休みが短く、冬休みが長い

長期休みも夏休み、冬休み、春休み、と年に3回なのは日本と同じです。しかし期間はそれぞれ少しずつ違っており、夏休みは日本の学校よりも2週間ほど短く、その分冬休みが数日長くなっています。インターナショナルスクールでたまに聞かれる”秋休み”というものはGIISの場合、設けられていません。

グローバルインディアンインターナショナルスクールのカリキュラムや科目、コースは

モンテッソーリ教育を実施しているプレスクール

日本でいう幼稚園にあたるプレスクールでは、世界的に有名なモンテッソーリ理念に基づいて教育(GMPプログラム)が行われています。GMPプログラムの特徴は、個々の個性を認め、生徒の年代に合わせた学習環境においてそれぞれの潜在能力を最大限引き出せるようにプログラムされています。

小学校以降のカリキュラムは主に2つのコースから選択

グローバルインディアンインターナショナルスクールでは、大まかに分けて2つからカリキュラムを選択することになります。低学年の場合は、一方のカリキュラムからもう一方へ移ることも可能ですが、年次が上がるに従い、学習する内容が高度になりコース間の転出入が難しくなりますので注意が必要です。

インド式の教育CBSEとは

1つ目のカリキュラムがCBSE(Central Board of Secondary Education)というコースで1年生から12年生まで提供されています。

CBSEというのはインドの政府から正式に認可されている教育システムで、インド出身の子どもが将来インド本国に戻ったとしてもスムーズに戻ることができるよう取り入れられています。

数学、科学、IT、語学、社会が主な教科として挙げられますが、インドでの教育を主体としているため、社会などではインドの地理や歴史などを学ぶことになります。聞きなれない地名や地域ごとの慣習などに悪戦苦闘する生徒も多いようですが、教科書は写真を多く掲載するなど工夫されており、大人が思うよりも子どもは楽しんで勉強をしているようです。


CBSEのコースでは主にインド人の先生が授業を行っており、タームごとに試験が行われます。そのほか、小テストなども頻繁に行われます。

もう一方は様々な国際的カリキュラムを組み合わせたコース

2つ目のカリキュラムは国際的な基準で選ばれた様々なカリキュラムを学年に応じて組み合わせたものです。1〜5年生までは国際バカロレアのPYP(Primary Years Programme)、6〜8年生はケンブリッジ(Cambridge Lower Secondary Subjects)、9〜10年生はIGCSE、11〜12年生は国際バカロレアのDP(Diploma Programme)を今後導入予定です
聞きなれない略語ばかりかもしれませんので、以降に簡単に解説をしていきたいと思います。

最近日本の学校でも取り入れる学校が増加中 国際バカロレアとは

文部科学省のIB教育推進コンソーシアムの言葉を借りると、国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、『世界の複雑さを理解し、対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせ、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置され』た教育プログラムです。

引用:文部科学省IB教育推進コンソーシアム

単に覚える・計算するのではなく、複雑で答えのないような問いに対しても周囲と協働して考え抜く力を育てる教育、とでも言うと良いでしょうか。

実際にGIISでも、各教科ごとに特定のテキストが無く、ワークシートを活用し、時事問題などを交えながら正解のない課題に対してそれぞれリサーチを行います。プレゼンテーションやディスカッションを交えながら理解を深めていくようなスタイルの授業が行われています。

最近では、文部科学省主導のもと日本の学校でも取り入れる学校が増えてきていますが、今年度からグローバルインディアンインターナショナルスクールでも導入され、正式な認定を待っているところです。こちらは、IBの認定を受けた先生が派遣されるため、先生の国籍はインドだけでなく、米国や英国など様々です。

6年生(中学生相当)からの英国式のコース ケンブリッジプログラムとIGCSE

6〜8年生には前述のCBSEか国際バカロレアを終えた生徒に対して、英国式のカリキュラムであるケンブリッジプログラムが提供されます。必須カリキュラムは数学、科学、ICT、語学です。


9〜10年生にはイギリスのケンブリッジ国際検定試験に沿ったプログラムであるIGCSEが用いられます。このプログラムでは数学、言語学、工業、職業指導、社会科学、自然科学などを含む学科があり、コースは「普通科」と「発展科」に分かれます。

勉強ばかりではダメ!ヨガなどで多彩な授業を展開

数学や科学などの分野で際立っているインド教育ですが、特色は勉強ばかりではありません。日本の学校と同じように美術や体育、音楽などの活動ももちろんあります。

Libraryと呼ばれる図書の時間では、図書室に行き自分の好きな本を読む時間が設けられています。そこには「Today, a Reader. Tomorrow, a Leader」という標語も貼ってあり、授業だけで無く学校全体で本を読むことを推奨しているのがわかります。

また、インド発祥のヨガも授業の中で取り入れられています。体の動きだけでなく、呼吸の仕方やマインドセットなどの方法もプロの先生から教わることができ、家などでも疲れた時などに実行する生徒が多いようです。

インドといえば2桁の掛け算 やはり理科、算数に強いインド系インターナショナルスクール

インド式教育といえば真っ先に浮かんでくるのが数学ではないでしょうか。インド人は2桁どうしの掛け算も暗算でできるというのは有名な話です。実際、小学校1年生の段階で掛け算、割り算まで終わらせてしまうので学習スピードは早いと言えそうです。3年生であの有名な2桁の掛け算のやり方も学びます。

ただし、やり方だけ習ってもあまり実生活に活かせないのでは習っても意味があまりないですよね。インド式教育では、まずやり方を教えたら、あとは徹底して実生活に役立つような文章問題を解いたり、ゲームに取り入れたりして学びを深めます。勉強は嫌々やらされるものではなく、楽しく学び、実際の生活に役立つものとして教えられるのは、インド式の教育のとても良い面だと筆者は感じています。

中には、学校の授業だけでは物足りないほど勉強が得意な生徒もいます。そのような生徒には、先生が上の学年の内容を教えてくれたり、個別でかなり発展した内容の宿題を出してくれたりするケースもあります。

インド系インターナショナルスクールならでは?小学校1年生から習うIT 初めからプログラミングを習うのか

さすがはインド系インターナショナルスクールというべきでしょうか、ITの授業は1年生の時からあります。日本のグローバルインディアンインターナショナルスクールでは、ITの授業のためにPCルームが完備されており、生徒たちは小さいうちからPCの操作に慣れ親しんで行きます、しかし、いきなりプログラミングだけを始めるかというとそうではありません。

「ソフトウェアとハードウェアの違いは?」「CPUとは何?」など、基本的な概念をしっかりと学びながら応用へと進化させていきます。

また、学校の授業だけでなく外部の質の良い教材を使うことにも積極的なのがインド流。MITの開発した『Scratch』なども積極的に利用して自主学習を進めるように先生からも促されます。良いものは、学校カリキュラムだけにとらわれることなく柔軟に取り入れていっているようです。

インターナショナルスクールに通うと日本語力が心配? 日本語教育はやっている?

海外生活が長い日本人の子どもや、インターナショナルスクールを子どもに通わせている親が気になることの一つといえば日本語力かもしれません。テレビなどでも、敬語を使えなかったり漢字が読めなかったりする芸能人などが多くいますが、インターナショナルスクールに子どもを通わせる親としては切実な問題です。

GIISには日本語の授業はありますが、これはあくまでも日本語を母国語としないインド人の子どもなどに対する授業です。そのため、日本語でどんな本でも読めるようにさせたい、日本の学校に通う小学生と同じレベルの漢字が読み書きできるようにさせたい、などの希望がある場合は、親が積極的に日本語の環境を作ってあげる必要があると言えそうです。


両親が日本人の場合、会話は問題無いことが多いのですが、読み書きに困難を感じる子どもが多くいます。そのため、特に漢字を読む・書くことを意識して練習させる必要がありそうです。筆者も、子どもに対して定期的な漢字検定の受検を促したり、日本語の本を購入したりして地道な努力を続けています。

インターナショナルスクールの中でも特に厳しい?勉強の難易度はどの程度か

小学校なのに落第もある厳しい環境 その分学力の高い生徒は飛び級も

実は、GIISには小学校であっても学年を進級できない「落第」があります。成績が求められるレベルに至らない場合に1年に数名は進級できないケースがあるのです。

「落第」があるなんてとんでもなく厳しい教育環境なのかと思う方もいらっしゃるかもしれません。実際に、成績についてはかなりシビアに評価されるのは事実ですが、今の勉強が理解できないままに次ぎの学年に進むと更に授業についていけなくなってしまいます。そうすると、勉強自体が嫌いになってしまいかねません。勉強についていけない子供を作らず、しっかりひとつひとつを理解していってほしいというポリシーの下に存在する制度なのです。

逆に、これも稀なケースではありますが、成績が優秀な子どもに対しては飛び級などで新しい刺激を与えることもあります。1クラス15〜20名程度の少人数クラスであるため、先生は生徒一人ひとりの学習到達度や理解度を比較的深く把握しています。
平均的にできる子どもを育てるのではなく、子ども一人ひとりの苦手分野や得意分野を見つけて克服・伸ばしていくようなスタイルです。

毎日の宿題は多くないが、時間をかけて取り組む宿題も多い

ここまで勉強のレベルが高めだということを伝えてきましたので、宿題もさぞかし多いのでは、と心配なさる方もいるかもしれません。しかし、意外と宿題はそこまで多くありません。

宿題が出ても、比較的期限が長めのものも多く、2〜3日の期限のものをはじめ、長いものでは1週間以上かけておこなうものもあります。その分、単純計算などを行う宿題などよりも、リサーチなど時間のかかる宿題がよく出ます。

例えば、5年生の授業では、「エネルギーとは何か?」というざっくりとしたお題が出され、本やインターネットを駆使してリサーチを独自で行い、パワーポイントに情報をまとめて皆の前でプレゼンテーションを行います。

運動エネルギーや位置エネルギーなど、エネルギーの種類についてボールなどを使って説明する生徒や、実際小さな発電システムを自作して、電球などを光らせる装置を持ち込む生徒もいます。

プレゼンテーションのあとは、クラス全員から良かった点と改善点に関してフィードバックを受けます。そのフィードバックを見ると「ポイントをもう少し簡潔にまとめられるのでは」とか「冒頭に身近な例を伝えるなどして聴衆の注意を集められるとより良い」など、大人でもハッとさせられるような内容がたくさんあります。

クラブ活動や課外活動にはどのようなものがあるのか

文化系の活動(CCA)と体を動かす活動(ECA)の2種類からそれぞれ選択

学校のカリキュラムとは別に設けられている課外活動もあります。CCA(Co-Curricular Activities)とECA(Ex-Curricular Activities)と呼ばれているものです。

CCAは文化系の部活のようなもので、ボリウッドダンス、カタックダンス、ヒップホップ、タブラ、カルナティックボーカル、囲碁、漫画、折り紙、ピアニカ、習字、スペリング&スピーチ、美術などがあります。


一方でECAは運用系の部活のような位置づけ。バスケットボール、バレーボール、クリケット、サッカー卓球、バドミントンなどがあります。

1年に1回、好きなものをそれぞれECAとCCAから選べます。ボリウッドダンスなど、インドならではの活動も数多くあるので、挑戦してみると楽しいかもしれません。

遠足は年に3〜4回 博物館や農業体験など多彩な課外活動

遠足はだいたい年に3〜4回、1タームに1〜2回程度行われます。行き先は様々。農業体験で農作物を掘りに行ったり、博物館へ行ったり大きな公園へ行ったりと、季節に合わせた活動が行われます。子ども達は自分の知らないことを多く学べるので興味津々です。説明員の方が困ってしまうくらいいつも質問がたくさん出るようです。

今回は、インド系インターナショナルスクールである、グローバルインディアンインターナショナルスクールを例に、学費や英語力、カリキュラムなど、多くの親御さんが気になるポイントをまとめてみました。

お子さんのインターナショナルスクールへの進学や転校を検討している方々の参考に、少しでもなれば幸いです。

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