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家事代行の選び方や注意点を実際の利用者が解説!料金を安く抑える方法も

最近人気を博している「家事代行」サービス。しかし、自宅に他人が入ることへの抵抗や、料金が気になるなど、利用に踏み切れない方も多いのでは。長年家政婦(夫)さんや家事代行を利用している筆者が不安なポイントを解説します。料金を安く抑える方法にも触れていますよ。

「家事代行」のサービスが、最近人気を博していることをご存知でしょうか。筆者も家事代行を利用していますが、利用しているサービスの担当者も、「人気過ぎて人手が足りません」と嬉しい悲鳴を漏らしているくらい。それほど人気の家事代行ですが、やはり自宅に他人が入ることや、料金についてなど、不安があるため利用に踏み切れないという家庭も多いのではないでしょうか。今日はそのような不安を少しでも解消できればと、日本/海外で長年家政婦(夫)さんや家事代行を利用している筆者が中立的な視点でお伝えします。

こんな方には家事代行がおすすめ

家事代行というのは、いわゆる「家政婦(夫)さん」のことです。(筆者の家庭に入ってくれている方が全員女性ということもあるので、ここからは便宜的に「家政婦(夫)さん」ではなく家政婦さんに統一させていただきます。)
以前は家政婦さんというと富裕層家庭だけが使うサービスのようにとらえられていることも多かったと思いますが、最近では共働き家庭なども増え、利用者がぐんと増えているといいます。筆者の周りでも、仕事や子育てに忙しい家庭を中心に利用している友人が増えてきたことを肌で感じています。
では、どのような方に家事代行の利用がおすすめなのでしょうか。実際に例を出してご紹介していきます。

家庭もケアしつつ仕事も全力で取り組みたい方

まずは、共働きの家庭が代表例でしょう。2018年の調査では専業主婦世帯600万世帯に対し、共働き世帯は1,219万世帯と、共働き世帯は実に3分の2を占めるようになっています。夫婦が両方とも忙しく働き始めると、なかなか家事に手が回らなくなってしまいますよね。
毎日仕事で疲れて帰宅した後掃除、洗濯。食事もさすがに毎日外食やお惣菜では偏ってしまうから自炊して…。考えるだけで大変ですよね。そんな時に家事代行を依頼したい、と考える方が多いようです。
筆者もこの例に該当しています。

育児の手がかかる乳児・幼児がいる方

乳幼児など、まだ小さいお子さんがいる家庭の利用も多いようです。頻繁に泣いたり、ぐずったりするお子さんを抱えながらの家事は大変です。おんぶや抱っこをしながら、火や包丁を使うキッチンに立つのは怖いですし、お子さんが遊んだおもちゃなどが散らかった部屋をまず片付けるだけでも一苦労ですね。

子どもの数が多く子育て中心で家事に手が回らない方

子どもの人数が多くなるほど、育児にかかる両親への負担は当然増えます。幼稚園や小学校など、それぞれの行事もありますし、PTAや習い事の付き添い、乳幼児であれば予防接種や検診など、挙げればきりがないほどやらなければならないことがあります。
子どもの数が増えれば洗濯物の量も、作る食事の量も、洗い物も増えることを考えると、そのうちの一部でも家事代行にお任せしたいと考えるのも無理はありません。

家事の分担が原因で夫婦仲が悪くなりがちな方

かくいう筆者の家庭はこれにも該当していました。結婚当初、洗濯物と食器洗いは夫、それ以外は妻、という分担でした。妻である筆者は、できるだけ家事は毎日やって綺麗な状態をキープしたい派。夫は、洗濯物も食器洗いも数日に一度やれば十分という派。
そういった家事に対する「べき」にズレがあると、争いが勃発しがちですよね。我が家もご多聞にもれず、しょっちゅう家事のやり方や頻度についてこぜり合いが起きていました。
家事代行を依頼すると、たいてい主婦歴ウン10年というベテランの方がお手伝いにきてくれます。そうすると、ちらかった家があっという間に片付き、夫婦間の険悪ムードなど吹き飛んでしまうものです。

一人暮らしで忙しいがゆえに家事が疎かになりがちな方

男女を問わず、超激務で働くシングルの方が利用する例についても、昨今耳にするようになっています。働き方改革が浸透する中、ひと昔前のように徹夜や土日勤務などは減ってきているようです。しかしそれでもやはり、繁閑差の大きい仕事をしていたり、業界的にまだまだ長時間働かざるを得ない方もいます。
そんな方は鍵を預けておいて、自分が仕事をしている間に自宅の清掃や洗濯物などを依頼する方も多いようです。散らかった生ゴミの臭いのする家に帰るよりもずっと気持ちがよいですよね。

利用形態:日本では「住み込み」の家政婦さんは極めてまれ。主流は定期的に2~4時間来てもらう「家事代行」が一般的

では、実際家事を誰かにお願いをするとなると、どのような形でお願いをすることになるのでしょうか。

テレビドラマなどから、大きなお屋敷の一室に家政婦さんが住み込みで働いているような例をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、日本ではそういった「住み込み」は極めてまれな例です。海外のマンションには住み込みの家政婦さん用の小さな部屋があるので住み込みも可能なのですが、日本ではそのような作りのマンションはほとんど見られないですよね。

よって、ほとんどの場合は、定期的に数時間来てもらうケースのようです。毎日来てもらうケースもありますし、隔日や、週1回、という話も聞きます。ちなみに筆者の家庭ではほぼ毎日お願いをしていますが、たとえ週に1回でも、プロの手で家事を全部代行してもらえるというのは、精神的にも全然違うものですよね。

依頼方法:家事代行業者を使うか、自分で求人を出して直接契約がおすすめ

家事代行に来てもらう方法は大きく分けて3つあります。それぞれ、具体的にどのように依頼するのでしょうか。

家事代行業者に依頼して家政婦さんを派遣してもらう

一つ目は大手の家事代行業者に登録をして、条件にマッチした人に来てもらう方法です。筆者も一部利用しています。インターネットで「家事代行サービス」と検索すると、ベアーズやダスキンなど、多くの方が聞いたことがあるような大手家事代行サービスがヒットします。
それぞれ、掃除に強い会社や、サービス展開地域の違い、料金に関しても様々なプランがありますので、各家庭の事情に合った会社を見つけることが大切です。たいていどの会社も電話番号が明記されているので、条件面や予算など、具体的に決まっていなくても電話で話をしながら詳しく決めて行くという手もあるでしょう。

掲示板等に自分で求人を出し、自分で面接をして直接契約する

二つ目は掲示板やクチコミなどを通じて直接雇用関係を結ぶ方法です。筆者はこちらの方法をメインに利用中です。
掲示板といっても主流はインターネット上の掲示板です。「家事代行 個人契約」などと検索すると、色々マッチングサイトが出てきますので、登録してみると良いでしょう。
ただし、登録する際はある程度具体的に仕事内容、時給、頻度など条件面を固めておく必要があります。

家政婦・メイド紹介業者に依頼して家政婦さんを紹介してもらう

三つ目は、家政婦紹介所とよばれる会社を利用することです。こういった会社は、家事代行をしてくれる家政婦さんを有料で斡旋・紹介しており、いわゆる有料職業紹介事業者として国から許可を得た業者が行っています。
家事代行の方を雇いたい方と、家政婦として働きたい方のマッチングが成立すると、この紹介所に所定の料金を支払うような仕組みです。

そのメリットは、長年家事代行や家政婦さんをやっている人のネットワークを持っており、「その家庭に合った信頼できるプロ」を紹介してくれる点と言われています(筆者はこの方法を利用したことはないので実体験ではありません)。

もしあなたが、常に家にいてもらう住み込みでの家事代行を希望していたり、超長期での依頼を考えている場合には、やはり絶対的に信頼できる人に依頼したいもの。そういった場合はこの方法もアリだと思います。

家事代行業者のメリットとデメリット

上記で紹介した情報のうち、筆者が利用したことのある、家事代行業者を通した家事代行と、直接雇用の家事代行の2つについて、それぞれ紹介したいと思います。
特に今回こちらの記事では、一般論よりも実際利用した上での感想を含めてリアルな情報をお伝えして行きたいと思います。

家事代行業者に依頼するメリット

まず、家事代行業者を通じて家政婦さんにきてもらうメリットは、どのようなものがあるでしょうか。

食器を割られてしまった場合などの補償がある

家事をしていると、どんなに気をつけていてもうっかり食器を割ってしまうことなどもありますよね。これはプロの方も同じで、気をつけていてもうっかり食器を割ってしまったり、洗濯機で洗ってはいけない服を洗濯して縮んでしまったり、などの事故があります。
そういった際に、会社を通していると、会社にが保険に加入しているためその代金や、現物を補償してくれるのは心強いですね。

単発や不定期の仕事の依頼ができる

いきなり長期で家事代行を依頼するのは、結構勇気がいると思います。家政婦さんとの相性もありますし、頻度についても、実際来てもらってみないとわからないことも多いですよね。そのような時にまず利用しやすいのは単発や不定期の仕事です。
忙しい時だけ依頼してみるというのは良いかもしれません。

料理や家事からエアコン掃除、ベビーシッターまで様々なメニューがある

各社、様々なメニューが用意されています。大掃除の時期や、エアコン掃除などは引き合いが非常に強いそうです。排水溝の掃除や、換気扇掃除など、汚れが気になってはいるけれど、自分でやるのはついつい後回しにしたくなってしまう家事はありますよね。また、自分で苦労してやってみたものの、大変な割に意外と綺麗にならなかった、など悲しい話もつきものです。そんな時に、プロが来て専用の洗剤や器具でしっかりと掃除してくれるのは心強いです。

そのほかにもベビーシッターのサービスを提供している業者もあります。託児所など、初めての場所が苦手な子を持つ方や、1対1でしっかり面倒をみてほしいという希望のある方などからの利用も多いそう。

家政婦さんと直接やりとりをする必要がなく営業担当者が調整してくれる

急な予定変更や依頼したい家事の内容の変更など、連絡事項が結構あるものです。そういった時に、直接家政婦さんに連絡をして返信を待ったりする必要がないこともメリットのひとつです。多くの大手家事代行業者の場合、それぞれの家庭に営業担当がつくため、何か連絡事項があれば、その営業担当の方に連絡をすれば、あとは営業担当の方が調整をしておいてくれます。

また、定期的に家事代行の方が来てくれる場合によくあるのが、家政婦さんとの相性をはじめとしたネガティブな内容のフィードバックについてです。「相性が良くないので家政婦さんを別の人に変えてほしい」「お掃除が雑なので、もっときちんとやってほしい」など、誰にとっても言いづらい内容ですよね。そういった内容も、中間に営業の方がいることで、スムーズに調整が進みます。

家政婦さんがたくさん登録しているので一人が辞めたり休んだりしても別の人がカバーしてくれる

肌感覚では、家政婦さんは全般に元気な方が多いように感じますが、やはり旅行に行かれたり、冬になるとインフルエンザにかかってしまったり、家庭の事情などで辞めたりなど、色々あります。家事代行業者を通して家政婦さんに来てもらっている場合、そのような不測の事態があっても、代理の方がすぐに見つかり、カバーしてもらえるというのが良い点でしょう。

家事代行業者に依頼するデメリット

値段が高い!

上記のように、間に会社が入っていることで様々なメリットがあります。その分、料金は高くなります。価格については、詳しくは後述します。

特に夕方~夜にかけて人手不足でお願いできないことが多い

家政婦さんとして登録している方の多くは、ご本人も家庭を持つ主婦の方が多いそうです。お子さんが学校へ行っている昼間の時間帯に働いている方が多いため、夕方の時間帯に来てもらい、夕食などを作ってもらいたいような場合は、昼間の時間帯に比べて人手不足となっていることが多くあります。
また、お子さんが帰宅してからご両親が帰宅するまでの夕方の時間帯はそもそもニーズが非常に多いのも、この時間帯の人手不足に拍車をかけています。

筆者の家庭もまさにこのニーズにあてはまっているのですが、多くの利用者の方がこの時間帯での依頼を行っているために対応できる家政婦さんがそもそも足りていないようで、定期で来てくださっている方がお休みになった場合に代わりの方が手配されなくて困ったことがありました。

営業担当者次第で対応が雑

メリットの部分で、営業担当が間に入ることで様々な調整がスムーズになるとお伝えしました。しかし、営業担当によってかなり対応の質が違ってくることもまた事実です。電話をしても折り返しがない、代理の家政婦さんをあまり一生懸命探してくれない、など困った営業担当の方もいます。
筆者の経験上では、営業担当が変わった結果、家庭の状況があまり分かっていない担当者がつくこともしばしばあり、困ったことがあります。

自分で求人を出して直接契約するメリットとデメリット

直接契約のメリット

価格や料金を安く抑えられる

家事代行業者に依頼しないので、仲介手数料を取られることがなく、価格は安く抑えられます。筆者の感覚では半額くらいに抑えられるようなイメージです。
支払う金額は半額くらいになっても、実際家政婦さん本人に渡る時給だけで考えると、直接雇用の方が高いことがほとんどなのが印象的でした。

自分の希望をフルで叶える人を探すことができる

通常企業を通すと家事代行とシッターサービスは別で依頼しなければならなかったりすることも多くあります。しかし、家政婦さんとの直接の交渉で承諾さえ得られれば、「今日は家事ではなくてベビーシッティングだけお願いしてもいいですか?」など、ひと言お願いをするだけでそういった希望が叶います。

また、信頼関係が築ければ、勤務日や時間なども融通をつけてくれることもしばしばです。普段は平日のみ来てもらっていても、その週末だけ家で子どもの誕生日会を開くので来てほしい、といったことにも対応してもらいやすいというのは嬉しい点ですね。

突然遅くなってしまうなどのイレギュラー対応もお願いし易い

ベビーシッティングなどをお願いしている際も、仕事でどうしても1時間遅くなってしまう、といったことはありますよね。そういう場合も、家政婦さんと直接やりとりができるので、直接すぐに依頼ができることもメリットです。

直接契約のデメリット

自分で家政婦さんをマネジメントしないといけない

個人で契約をすると、料金が低く抑えられたり、時間の融通が効いたりするというメリットがありますが、一方で家事代行企業を通していれば企業がやってくれるような調整や育成などを自分で行う必要があります。
家政婦さんもそれぞれ事情がありますので、モチベーションが一時的に下がったり、慣れてきて家事が雑になってしまったりすることもあります。
そういった時に、モチベーション管理をしたり、言葉を選びつつ苦言を呈したり、と会社でいうところのマネジメントが必要になることも多いです。

信頼できる人なのかを見極める必要がある

企業を通していれば、面接や各家庭からのフィードバックなどで、何重にも家政婦さんの人柄や仕事ぶりについて見極める場があります。しかし、個人の場合、なかなかそういった企業のような体系だった仕組みはできません。そのため、面談などを通じて、家事代行の方が信頼できるのかをきちんと見極めるのは非常に大切になります。

風邪などの理由でシフトに穴が空いてしまうとリカバリー困難

筆者の家庭で実際あったのですが、昨年の冬、超繁忙期に週4日の家事代行とベビーシッティングを1人の方にお願いしていたことがありました。ところがその方がインフルエンザにかかってしまい、突然1週間丸々来られなくなってしまったのです。仕事は山積み、子どもも預けられない、家事も全部自分でやらなければならない、という絶体絶命の状態に陥ってしまいました。
その時は、実両親、義両親、兄弟姉妹など総出で助けてもらい、なんとか切り抜けましたが、あちこち気を使うし、仕事も思うように進まないし、で心身ともに疲れ果ててしまったのを覚えています。

突然辞められると次の人が見つかるまで困る

こちらも、上記と似ているところがありますが、家庭の事情などで家政婦さんが突然やめてしまうケースなどもあります。企業を通していれば、代理の方が派遣されることですぐにカバーしてもらえますが、個人契約だとそうはいきません。
またイチから募集をし、面談、試用期間などを通して雇い直さなければならないため、どんなにうまくいってもたいてい2週間程度はかかってしまいます。

エアコン掃除など専門的な業務は難しい

企業を通した家事代行だと、エアコン掃除などがメニューにもある通り、専門のスタッフがいて、綺麗に掃除をしてくれます。しかし、基本的に個人で契約する方は一般的な主婦の方がほとんどです。エアコンの外側の埃をワイパーなどで取ってもらう程度であれば依頼できますが、内部の掃除などは別途専門業者に依頼しなければなりません。

安さが魅力の直接契約のデメリットを解消する工夫

このように、個人契約のデメリットを色々挙げていくと、少し個人契約はリスクがいっぱいのように感じてしまうかもしれません。しかし、きちんと事前に手立てを打っておくことで、かなりのリスクを軽減することができるのです。

常に複数人と契約を結んでおく

個人契約の場合の大きなリスクの一つは、突然休んでしまったり辞めてしまったりした場合に、代理の方が居ないという点です。仕事が多忙であったり、育児がかなり忙しかったりするなどして家事代行の方に頼る比重が大きければ大きいほど、そういった事態でのダメージは大きくなります。
そのために、一人の方にあまり比重がかかり過ぎないよう、なるべく複数の方と個別契約を結ぶことおすすめします。一人の方がお休みでも、他の方がカバーできるかもしれません。

随時良い点も悪い点もフィードバックを行う

会社などにおけるマネジメントと通じる部分はありますが、家政婦さんに対して、きちんとフィードバックを行うことは、モチベーション管理の面において大変重要なことです。
食事に対して「美味しい」と伝えたり、綺麗に掃除をしてもらった場合は「こんなに綺麗になって嬉しい:と伝えたり。家政婦さんにとっても、何をすると喜んでもらえるのかがわかるということは非常に重要です。

一方で、家政婦さんのことで気になる点があればきちんと伝えることも重要です。あくまでも家政婦さんと雇い主は雇用関係を結んでいる関係で、お友達ではありません。例えば遅刻が続く場合や、お願いしたことをやってくれていないことが続く場合などはきちんと伝えていくべきです。家事は日々の細かい作業の積み重ねですので、そういった一つひとつは細かいことであっても、続くようであればきちんと伝えていかないと、お互いにストレスが溜まってしまいます。

ニーズ別のお勧め依頼方法

では、どのような家庭にどのような依頼方法が合っているのでしょうか。家事代行業者、個人契約、両方を利用した経験から個人的には以下がおすすめです。

・短期・週1回など低頻度・単発・不定期の依頼なら家事代行業者
・長期・週3回以上等の高頻度・定期的な依頼なら自分で探して直接契約

ちなみに家事代行業者を通す場合、やはりかなりの金額を代行業者に支払うことになりますので、長期に渡る定期的な家事代行を代行業者に依頼してしまうと・・・相当の料金がかかることを覚悟しなければなりません。
我が家も一度だけやむを得ず平日5日×4時間を1ヶ月継続して、家事代行業者にお願いしたことがありました。その際、請求金額が数十万円になってしまい、夫婦で目玉が飛び出る思いがしました。長期の場合は、直接契約で費用を抑えることを強くお勧めします。

価格:家事代行の価格・料金

家事代行業者に依頼する場合の価格

依頼する内容や、派遣される家政婦さんのスキルなどによって価格が違ってきますが、我が家の場合は家事代行業者に対して時給3,500円程度を支払っています。かなり高い印象ですよね。

家政婦さんと直接契約をする場合の価格

こちらも地域や、頻度、依頼内容によって様々ですが、掲示板を見る限り東京都23区内の場合は通常時給1500〜2200円程度で契約している人が多いようです。業者に依頼するのに比べてかなり安く済むのがわかります。

直接契約をする場合の注意点

お願いしたいこととその手順を事前に説明できるようにしておく

家事代行業者を通さずに直接契約をする場合に最も重要なのは、お願いしたいことを、きちんと紙に書くなどしてポイントをまとめておくことです。そうすることで、あとあとトラブルになったり期待外れになることが少ないでしょう。

依頼内容が多い場合はもちろんですが、料理だけ、掃除だけ、と言っても、家事のやり方はその家庭ごとで様々。
「一汁三菜で、ご飯はいつも3合炊いて」「味付けは辛いものが苦手」「大皿に盛らずに一人ひとり小皿に盛り付けて」「天ぷら油は一回ごとに捨てて」等、料理一つとっても実に様々ですよね。
はじめのうちにそういった細かいところまですり合わせをしておけると、お互いスムーズです。

面接して良いと思ってもお互いのために必ず1〜2回はお試しを

先ほど、面接をしてしっかり相性などを見極めた方が良いとお伝えしました。面接をしただけではわからないことも多くあるので、必ず1〜2回は試用期間として実際働いてもらうことはとても重要です。

実際私の家庭でも、面接をしてとても良い方だったのでお試しで一度働いてもらいました。ところが、その方が思っていたよりも仕事が大変で、時間内にほとんど仕事が終わらないまま帰宅ということになりました。その時は、先方からお断りを受けてしまいました。

私としては、たくさんの仕事をざざっと手早くやってもらいたいのが希望だったのですが、来ていただいた方はお掃除などひとつのお仕事をじっくりと取り組みたいタイプ。人柄や経験などは申し分なかったのですが、やはり試用期間を設けてよかったな、と思う一件でした。

ですが試用期間中は、多少給与を低くしたとしてもきちんとお給料をお支払いすることをお勧めします。その方が働いてくれる方のモチベーションも違いますし、結果的に不採用となった場合でもトラブルを防ぐことにも繋がります。

高価なものはしまっておくか触らせないように

家の中で仕事をしてもらっている以上、家政婦さんは食器や家具をはじめとして様々な家財道具に触れることになります。家事をしている最中に壊してしまったり、汚してしまう可能性は十分にありますので、高価な食器などは棚を別にするなどして壊されてしまうリスクを最小限にしておくことが必要です。

家事代行業者を通している場合、作業中に家の中の物を壊してしまったりすると基本的には補償をしてくれます。しかしそうであっても、思い出の品などはプライスレス。補償サービスで相応の代金は戻ってきても、思い出は戻ってきません。そういった物については、家政婦さんに触れて欲しくない旨をきちんと伝えておくことが大切でしょう。

また、高額の現金や高価な宝飾品などは絶対に目につくところに置かないのが鉄則です。自宅にそういったものがたくさんおいてある場合は、金庫を購入してしまっておく、鍵付きのジュエリーボックスを購入するなどの対応も必須と言えます。
盗難のリスクを減らすというよりは、万が一それを失くしてしまった際に、不要な疑いを家政婦さんに持たないようにするために非常に重要なことだと思います。

連絡先と共に身分証明書のコピーも必ず控える

面接、試用期間を設けていざ採用。「とても良い方だし、身分証明書の提出を求めるなんて疑っているようで申し訳ない」などと思うなかれ。やはり、家の中の様々なことをお任せすることになるわけですし、場合によっては鍵を預けて留守宅に入ってきてもらうこともあります。お互いを守るためにも、運転免許証など身分証明書は必須でしょう。

お子さんがいる場合は「子どもが好きかどうか」を見極める

ベビーシッティングをお願いするかどうかに関わらず、お子さんがいる家庭は家政婦さんが子ども好きかどうかをきちんと確認しておくことも大切なことです。
子どもの行動は予測不可能なことが多いもの。片付けているそばから散らかしてしまったり、時には大きな声で泣いたりぐずったり。そんな時にも、そういった子どもの特性を理解して大らかに受け入れてくれる方だと安心ですね。

条件は明確に。場合によっては契約書の締結も

労働条件についてきちんと明確にすることで、特に働いてくれる家政婦さん側が安心して働くことができるでしょう。
何せ個人間の契約になるわけですから、家政婦さんからしても「頑張って働いたのにお給料が支払われなかったらどうしよう・・・」「急に明日から来なくて良いと言われたらどうしよう・・・」など不安もつきものです。
下記のような事項について、きちんと明文化して双方で確認をすると、より安心して家政婦さんに働いてもらえるでしょう。

時給

1時間当たりの金額はもちろんのこと、20分,30分など1時間に満たない時間分の給与の扱いも明記しましょう

交通費

支払うか支払わないかを明記しましょう。我が家では、家政婦さんのご自宅から我が家までの電車代・バス代を支払うようにしています

出勤日・時間

非常に重要な要素なので明記をしておきましょう。

給与の支払日

関係ができるまでは、家政婦さんは給与の支払があるかどうか不安なものです。また、こちらも個人なので振込忘れが発生する可能性もあります。そういったことを予防する意味で、しっかり支払日は決めましょう。前月分を翌月の5日までに支払う、などがその例です。

振込先口座

これも当然必要な情報です。

契約終了の要件

どのような場合に契約終了できるのかを明記しましょう。例えば契約は毎月の更新としておけば、契約終了時=月末のタイミングでお互いに納得感を持って契約を終了することができます。また、当初希望していた出勤日に来れなくなる場合など、契約書に記載されていることに違反した場合も終了の範囲に含めた方が良さそうです。

家政婦さんやお手伝いさんはどんな人たち?

では実際に、家政婦さんというお仕事をしているのはどんな人たちが多いのでしょうか。

その多くはすでにある程度大きくなったお子さんを持つ主婦の方です。
感覚的には、お子さんが小中学校に入ったタイミングで少し時間ができたので昼間に働きたい40代前後のお母さんと、お子さんが成人して自由な時間が圧倒的に増えたので朝から夜まで、要望に応じてフレキシブルに働いている60代以上の女性が多いです。生活の足しにもなるし、自分が今までやってきた家事でお給料を稼げるなら、とアルバイトや副業感覚でやっている方が多いようです。

たまに主婦経験のない若い方が応募してくることもあります。もちろん若さゆえのフットワークの軽さで軽快に家事をこなす方もいますが、やはり「冷蔵庫にあるものでさっとご飯を何品も作るスキル」「料理をしながら洗濯機を回して合間に掃除機をかける等、マルチタスクの能力」などは圧倒的に主婦経験のある方が強いな、と感じます。

外国人の家政婦さんもいるの?

最近インターネット広告などでも増えてきているのが外国人の家政婦さんです。フィリピン人の家政婦さんを専門に派遣する業者などもあるようですね。

外国人の家政婦さんを採用するメリット

外国人というと、文化の違いなども含めて不安もあると思います。ですが、子どもをグローバル人材に、という考えのもと、家政婦さんに外国人を雇い、英語に触れる機会を増やすケースなどもあるようです。
事実、筆者がシンガポールに在住していた時にフィリピン人の家政婦さんを住み込みで雇っていましたが、あまり英語を話せなかった子どもが、家政婦さんとの会話を通じてあっという間に英語がペラペラになりました。
しかし、ビザの問題や、日本の狭い住環境など、日本で外国人の家政婦さんを雇うにはまだハードルが高いのが現状です。

家事代行や家政婦さんを雇うのに向かない方・雇うべきではない方

ここまでどんな人が家政婦さんをしているのか、という話をしてきましたが、今度は逆に雇う側の話をしたいと思います。家事代行を依頼したり家政婦さんを雇う側にも、向き不向きがあります。

下記のような項目に心当たりはありませんか?ひとつでも当てはまる場合、依頼の前に少し自分の考え方や行動様式について再考する必要があるでしょう。

高圧的な態度で召使いのような扱いをする

家政婦さんと雇い主は、あくまでも労使関係であって、どちらが上、下、ということはありません。まるで召使いのように高圧的な態度を取ったり、声を荒げて怒鳴ったり無視したりすることは絶対にアウトです。

ほんの些細なミスも許せない完璧主義者

家事は完璧にやってほしい、というのは究極的な希望かもしれませんが、それぞれ考え方も家事のやり方も違う人です。体調などから多少仕事にむらが出ることもあるかもしれません。あくまでも、家政婦さんは家事をサポートしてくれる方、という考え方は大切です。

極度に他人に遠慮してしまい要望を伝えられない方

このタイプは日本人に多い、と聞いたことがあります。家事のやり方や、料理の味の好みなどで、明確な相違や不満があるにも関わらず、遠慮してそれを伝えられない方です。
お互い言わなければわからないことは多くあります。気になることがあるのにずっと我慢して溜め込むのもストレスになりますし、逆に満足してもらえていると思っていたのに、ずっと不満を抱えられていたというのも悲しい話です。あまり遠慮しすぎず、「●●してくれると嬉しい」など、伝えてみるのも重要です。

コミュニケーションが面倒で連絡が途絶えがちになる方

忙しい家庭に多いようですが、コミュニケーションを取ることを面倒がってしまい、必要なことも含めてほとんど連絡を取らないケースです。
確認が必要なことがあり連絡しても返信が来ない、精一杯美味しい料理などを作り置きしておいても、一度も感想なども聞いたことがない、等だとだんだんとモチベーションが下がってしまうのは目に見えていますよね。

家事代行・家政婦さんへの依頼事項の範囲

家政婦さんにお願いできる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。明確に依頼して良い/悪いが決まっている訳ではありませんので、それぞれの家庭で違ってくるとは思いますし、家政婦さん次第でもあるわけですが、それでも代表的な依頼事項を挙げるなら下記の通りでしょう。

・料理(作り置きなども含む)
・食材や必要物の買い出し
・部屋掃除全般・片付け全般
・洗濯・洗濯物干し・洗濯物片付け・取り込み
・キッチンの片づけ・皿洗い
・浴室掃除
・トイレ掃除
・ゴミ捨て

依頼するなら十分な事前確認が必要、あるいは依頼NGな項目

専門的な知識や機材を必要とする掃除や、危険を伴う仕事についてはきちんと専門業者に依頼しましょう。また、乳幼児の育児や高齢者介護など、命を預かる仕事についても、専門知識を持たない人に任せるのは大変危険です。

エアコン等の家電の掃除

エアコン等の家電の掃除は、プロが正しい手順で、正しい機材や薬剤を使って行うべきものです。家事代行業者であれば専用のメニューを持っているケースもあるので、家政婦さんを雇ったとしてもすぐに依頼はせず、代行業者に相談しましょう。

換気扇掃除

家電ほどではないですが、換気扇も同様にプロの技術が必要です。これも家事代行業者を利用しているなら、業者に相談をしましょう。

窓ふき

物件によっては窓ふきが非常に危険な作業になることもあります。高層階の窓拭きのような危ない仕事は絶対に依頼してはいけません。

ベビーシッター・育児

特に家事代行業者の場合、家事代行の担当者とベビーシッティングの担当者を分けているケースがあります。何かがあってからでは遅いわけですから、業者としては「家事をしながらベビーシッティングをすることはできない」と考えるのも無理はありません。家事代行業者を利用している場合は必ず相談しましょう。
個人契約の場合は依頼できることがありますが「家事をしながらの子守」なので完璧に子供にだけ集中して働くことはできないわけですから、そのリスクを十分に理解をしておきましょう。

介護

介護は重労働であり、また高齢者と接することに慣れているプロに任せるべき仕事です。個人契約の場合は、介護を依頼するのはNGと言っても良いでしょう。家事代行業者の場合は介護用のメニューを準備している会社もあるようですが、本来は介護に特化した会社に依頼すべき事項なのではないでしょうか。

家政婦・メイドが当たり前な海外での家政婦さん事情

昨今、利用者が急増してきている家事代行。日本ではここ数年で一般的に利用する人数も増えてきているようですが、国によっては以前から家政婦さんを雇うことが一般的なところもあります。

シンガポールの事例

ここでは、筆者が3年前まで住んでいたシンガポールを例に出していきたいと思います。シンガポールでは、非常に多くの世帯で家政婦さんを「住み込み」で雇っています。
このように一般的な住み込みの家政婦さんですが、外国から出稼ぎにきている方と一つ屋根の下で暮らし、家事の大部分を担ってもらうとなると日本の家政婦さんとはまた違った良さも悩みもあります。
ここではその実態について、経験を元にお伝えします。

家政婦さんは外国籍の出稼ぎであることが多い

まずシンガポールでは、住み込みの家政婦さんは外国からの出稼ぎ労働者の女性に限定されています。国籍はインドネシアやフィリピン、ミャンマーなど隣国出身者が大半です。家政婦さんとして働くことのできる国籍が決まっているため、シンガポール人や日本人などが住み込みで家政婦として働こうとしても働けません。

国がかなり厳しく管理している

シンガポールでは共働き世帯が非常に多いため、家政婦さんとして働く外国人労働者も相当数います。ビザの問題やモラルの問題なども発生するため、国が中心となってその法整備を厳しく行なっています。
定期的に国が彼女たちに対して健康診断の義務を課しており、万が一シンガポールで妊娠したり、HIVに感染したりした場合は即刻本国に強制送還となってしまいます。そのための費用は全て雇い主が支払うことになります。

管理されるのは家政婦さんだけではありません。雇い主側に対しても、家政婦さんの扱いや依頼内容について禁止事項が厳しく定められています。

つまり、双方が安心安全に暮らせるような仕組みができているということです。とはいえ、それらが守られずにトラブルが発生する例などはありますが、国がベースの法律などを決めているというのはさすがと言えるかもしれません。

住み込みの場合ほぼ全ての家事・育児を行う

住み込みで働く家政婦さんは、多くの場合掃除、洗濯、料理などその家庭の家事を一手に引き受けます。子どもがいる家庭では子守などもふくまれます。
乳児であればオムツ替えや抱っこ、ミルクなど。ある程度大きくなっている子どもには習い事のお迎えや、子ども同士の遊びの見守りなどを行います。家政婦さんによっては、子どものスポーツの練習相手になってくれるケースもあるようです。

お休みは週1回でその他の日は全日働く

週休1日(大抵日曜日)が義務付けられており、それ以外の日は基本的に働くことになります。住み込みでほとんど毎日、あらゆる家事を担当してくれる、心強い味方なのです。

日本の感覚ではお給料が非常に安い

お給料は、彼女たちの生活費などを含めて日本円で6万円/月程度と、日本の感覚でいえば非常に安いです。シンガポールのように東京以上に物価の高い国ではなおさらです。
しかし、住む場所があり、水道光熱費や食費、Wi-Fiの費用、ティッシュペーパーやシャンプーなど必需品もすべて雇用主が支払います。
そのため、彼女たちがお金を使わなければいけないシーンは少なく、給与の多くを母国の家族などへ仕送りにあてているようです。

雇い主は家政婦・メイドさんを心から信頼・信用することは少ない

厳しい話にはなりますが、雇い主と家政婦さんの間には、日本以上に高い壁があると考えた方が良さそうです。
生まれ育った環境や考え方が全く異なるのですから、あまり信用しすぎてしまうと良いことはありません。
実際に、シンガポール人の友人達からも、しょっちゅう家政婦さん絡みのトラブルの話は聞いていました。

筆者も、実際に何度か痛い目を見ました。
例えば、小学生の子どもがマンションのプールで遊んでいる間の見守りをお願いしていたのですが(シンガポールは暑い国なので、基本的にすべてのマンションにプールがついています)「万が一溺れたりすると怖いので、目を離さないで見守っていてください」とお願いしていました。しかし、ある時ふと子どもが「僕がプールで泳いてる間、いつも家政婦さんは携帯で動画見てるよ」と言っているのを聞いて、そういった命に関わるようなことについてはお任せしてはいけないのだと学びました。

基本的に、家政婦さんとして生計を立てている女性は、子ども好きで明るいタイプの方が多いです。
それでも子どもの安全など、絶対に譲れない部分については自分で行うなど、線引きが必要ということです。

家政婦・メイドと雇い主とのトラブルは多く解雇も頻繁

ちょっとしたボタンの掛け違いのようなトラブルであれば、都度話し合いで解決しますが、そういった問題がなんども繰り返されたりすると、お互いにストレスにもなります。
それぞれの家政婦さんは仲介を行うエージェンシーに所属しているので、雇用主は解雇を考えた際、そのエージェンシーに連絡をし、別の家政婦さんを雇う手続きをします。解雇された一度そのエージェンシーの宿泊施設に戻り、新しい雇用主を探すことになります。

毅然とした態度でのフィードバックも必要

先ほど、遠慮しすぎるあまり、フィードバックを行えない雇い主について話をしましたが、外国人の家政婦さんを雇う以上、日本人同士以上にフィードバックが必要です。
また、日本人同士のコミュニケーションにありがちな遠回しな表現では伝わらないこともしばしばですし、遠慮しながらフィードバックをしているとナメられてしまうことすらあります。
時には厳しいフィードバックをしなければならないこともありますが、毅然として自身の要望をきちんと伝えることが、お互い良い関係で暮らしていくためのエッセンスかもしれません。

筆者もシンガポール時代はかなり厳しくフィードバックをしていましたが、日本では同じ日本人同士ということもあって価値観が似ているため、厳しくフィードバックをする機会は激減しています。日本の家政婦さん・家事代行の方々の質は、やはり日本人に合っているのだろうと実感します。

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