登山入門!まずは気軽に低山&ロープウェイハイクから

登山入門!まずは気軽に低山&ロープウェイハイクから

第2回 今年の夏休みは、初めての親子登山に出かけよう!
親子登山の心得が分かったら、次は山選び。初めての登山にふさわしい山を、引きつづき、健康運動指導士の安藤真由子さんにアドバイスいただきました。

おすすめの低山ハイク

「最初は低山から慣らしていきましょう。途中に短縮ルートや避難ルート(悪天候時などに安全な場所に下山できる道)がある山を選ぶのもおすすめです」

●金時山(神奈川・箱根)標高1213m  
箱根湯本駅を起点にした、登り約2時間30分のコースが初心者向き。金太郎伝説の山として知られ(伝説にまつわる巨石やマサカリも!)、晴れた日の富士山の眺望は最高!山頂にはトイレや茶屋もあり、ママにも安心。下山後には温泉も楽しめ、親子みんなで大満足に過ごせます。

金時山

●生駒山(大阪・奈良)標高642m 
生駒駅を起点に宝山寺を経由し、山頂の生駒山遊園地をめざすコース(ケーブルカーも利用可能)や、生駒山麓公園をめざすコース(登り約1時間30分)が人気。生駒山麓公園にはフィールドアスレチックなどもあるので、一日存分に楽しめます。帰りは路線バスの利用も可能です。http://www.ikoma-kankou.jp/hiking/

生駒山

おすすめのロープウェイハイク

乗り物好きな子どもも張り切って歩くこと請け合いのロープウェイのある山。「登りは頑張って歩いて、下山にロープウェイを使うといいですね。万が一ぐずっても安心です」

●筑波山(茨城)標高877m 
「西の富士、東の筑波」と称され、男体山と女体山からなる山。奇石を楽しめる白雲橋コース(登り約2時間)、おたつ石コース(登り約40分)で女体山頂へ登り、ロープウェイでつつじヶ丘駅へ下りるのがおすすめです(全長1296m、高低差298m、約6分)。もし余力があるなら、山頂連絡路(女体山頂、男体山頂間片道30分)で男体山頂を周るのも。ちなみに男体山頂近くにはケーブルカーの筑波山頂駅もあり、筑波神社隣の宮脇駅に下山できます。http://www.mt-tsukuba.com/

筑波山

●金剛山(大阪・奈良)標高1125m 

大阪と奈良の県境にある金剛山地の主峰。実際の山頂は葛木神社の神域で立ち入り禁止ですが、一般的な山頂には売店やトイレなどあり親子連れにも安心。大阪市内からのアクセスもよく、健康登山の山としても知られ、毎日欠かさない登山者も多いとか。金剛山ロープウェイは大阪の千早赤阪村が運営、千早駅と標高975mの金剛駅を結ぶ約6分の空中散歩を楽しめます。全長1323m、標高差は267m。http://seesaawiki.jp/w/kongosan_ropeway/

金剛山

次回は、年齢別に適した山を紹介していきます。

■協力一覧

写真提供:安藤真由子、生駒市観光協会、筑波観光鉄道、千早赤阪村

安藤真由子
安藤真由子
昨年80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎氏率いるミウラ・ドルフィンズ(www.snowdolphins.com)に健康運動指導士として所属。同じく指導士で日本登山医学会評議員、スマートコーチング代表(www.smartcoaching.jp)のご主人と長男が10カ月のときに初めて親子登山に挑戦。以来、北アルプスや富士山を始め、日本各地の山を親子で楽しんでいる。家族のお気に入りの山は山梨百名山の竜ヶ岳、これから挑戦したいのは南アルプスや屋久島。
昨年80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎氏率いるミウラ・ドルフィンズ(www.snowdolphins.com)に健康運動指導士として所属。同じく指導士で日本登山医学会評議員、スマートコーチング代表(www.smartcoaching.jp)のご主人と長男が10カ月のときに初めて親子登山に挑戦。以来、北アルプスや富士山を始め、日本各地の山を親子で楽しんでいる。家族のお気に入りの山は山梨百名山の竜ヶ岳、これから挑戦したいのは南アルプスや屋久島。