ハンバーグソースのバリエーション豊富なレシピ

第4181回 はじめてライフ
「好きな食べ物ランキング」では必ず上位に入っていて、大人も子どもも大好きなおかずといえば......そう、ハンバーグ! 冷凍保存もできるため、忙しいときにも助かる一品ですが、味付けのソースがいつも同じになりがちだと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 そこで、定番のソースから、少し変わった材料を使うものまで、ハンバーグソースのレシピをご紹介します。バリエーションを増やして、同じハンバーグでもいろいろな味を楽しみましょう!

赤ワインでつくるハンバーグソース

定番ながらも、なかなか自宅でつくるのは躊躇する人も多い、赤ワインソース。調理の際には、赤ワインの渋みを飛ばすのが大きなポイントになります。クリスマスや誕生日、結婚記念日といった、イベントのときなどにおすすめです!スペシャルな洋食メニューとして、ぜひチャレンジしてみてください。一気に「ごちそう」感を演出できますよ!

【材料】(4人分)
●赤ワイン=1カップ
●塩=小さじ1/2
●トマトケチャップ=大さじ2
●中濃ソース=大さじ2
●バター=大さじ1
●味噌=小さじ1/8

【調理手順】
1.ハンバーグを焼いたあとの肉汁が残っているフライパンに、赤ワインを入れ、煮詰める。
2.1にトマトケチャップ・中濃ソース・バターを加えて煮立たせる。
3.火を止めて、溶いた味噌を加える。ハンバーグにかけて器に盛ったら完成です。

【つくるときの注意点】
赤ワインは渋みが出やすいので、しっかり煮詰めて渋みを飛ばしましょう。味噌は焦げやすいので、しっかりと溶き、必ず火を止めたあとで入れましょう。

【おすすめポイント】
隠し味として味噌を入れることで、簡単にコクを出すことができます。分量は小さじ1/8と少なめなので、物足りなければもう少し増やしてもOK。ハンバーグとのバランスを見ながら、味の濃さを調整してください。単純にもう少し濃くしたい、というときには中濃ソースを足すのがおすすめです。定番のソースですが、赤ワインを使用することで家庭でも本格的な味わいが楽しめます。

具だくさん!きのこたっぷりのハンバーグソース

ホッとする味わいの、しょうがの香りが食欲をそそる、きのこたっぷりの和風ソースをご紹介します。しょうがときのこは相性バツグンで、しょうがには血行をよくする辛味成分「ジンゲロール」が含まれているので、体が冷えがちな冬にもおすすめのメニューです。ネギも加えれば、風邪予防にも一役買ってくれそうですね。えのきとしめじのシャキシャキした食感も楽しい一品です。

【材料】(4人分)
●しいたけ(傘の部分のみ)=4枚
●しめじ=1袋
●えのきたけ=1袋
●だし汁=2カップ
●醤油、みりん=各大さじ3
●すりおろしたしょうが=小さじ1/2
●水溶き片栗粉=大さじ1(水大さじ1で溶いておく)
●刻みネギ=適量

【調理手順】
1.しいたけは薄切りに、えのきたけは長さ半分に切る。しめじは石づきを取る。
2.水溶き片栗粉以外の材料と①を鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。
3.2が煮立ったら、しょうがと水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。ハンバーグにかけて、皿に盛って完成。お好みで刻みネギをちらしてください。

【つくるときの注意点】
このレシピでは、しいたけの傘だけを使用していますが、薄切りにすれば軸の部分を入れてもOKです。

【おすすめポイント】
3種類のきのこが入った和風ソースは和食メニューにぴったりで、ごはんとの相性もバツグンです!きのこが3種類入っているのが多いと思われる方は、お好みの2種類だけで調理してもよいでしょう。逆に、もう少しボリュームを出したいときにはマイタケを入れると、かさも増えて美味しく仕上がります。きのこのボリュームを増やせば、ソースだけでも立派な一品になりそうですね。

家にある残り物でつくれる?意外な材料のレシピ

チーズや牛乳、醤油やみりんといった、どこの家庭にでもあるものでハンバーグソースをつくります。意外かもしれませんが、クリームソースは実はハンバーグによく合います!いつもの味がマンネリ化してきたときに、ぜひチャレンジしてみてください。
バレンタインやホワイトデーには、奥さんやご主人、彼氏や彼女にサプライズでふるまってみるのもよいかもしれません。こんな料理もできるんだ!とびっくりされること間違いなしです。
その他のソースもとても手軽にできるので、ぜひつくってみてください。

意外と合う!カルボナーラ風クリームソース

【材料】
●とろみのつくチーズ=150g
●牛乳=1カップ
●砂糖=大さじ1
●顆粒コンソメ・塩・こしょう=各少々

【調理手順】
1. 鍋にチーズと牛乳、砂糖を入れて、木ベラなどでかきまぜながら弱火にかける。
2. 全体にとろみがついてきたら火を止める。
3. コンソメと塩・こしょうで味を調える。

【つくるときの注意点】
チーズはとても焦げやすいので、注意が必要です。必ず、かきまぜながらあたためましょう。沸騰させないように、気をつけましょう。

【おすすめポイント】
ハンバーグとクリームソースは、ありそうで意外となかった組み合わせ。ソースの味はカルボナーラ風で、これが意外とハンバーグに合うんです!コンソメは隠し味程度に入れましょう。チーズのコクがもっとほしい方は、仕上げに粉チーズをプラスするのもおすすめです。ソースがあまったときには、フランスパンや食パンにつけて食べると二度美味しく味わうことができますよ。いつものハンバーグに飽きたら、ぜひつくってみてはいかがでしょうか。

超簡単!火を使わないので洗い物がラクラクなソース

【材料】(4人分)
●トマトケチャップ=大さじ4
●とんかつソースまたは中濃ソース=大さじ4

【調理手順】
材料をボウルなどにすべて入れ、よくかきまぜる。色が完全に混ざり合ったら完成。

【つくるときの注意点】
混ぜ足りないと、別々の味がしてしまうので要注意。しっかり混ぜましょう。

【おすすめポイント】
非常に簡単につくれるうえ、洗い物なども少なくてすみますので、忙しい人に最適です。また、お弁当にハンバーグを入れるときに使うのもおすすめ。ケチャップのみの味に飽きたら、このソースにぜひトライしてみてください。少ししょっぱいな、もう少し甘みがほしいと思われる方は、味を見ながら砂糖を足してみてください。

和風ソースも家にあるもので簡単に!

【材料】(4人分)
●玉ねぎ=1個
●醤油=大さじ4
●酒=大さじ4
●みりん=大さじ4
●砂糖=大さじ1
●水=少々
●バター=少々
●塩こしょう=少々

【調理手順】
1.玉ねぎはみじん切りにしておく。
2.ハンバーグを焼いたそのままのフライパンにみじん切りにした玉ねぎとバターを入れ、弱火でじっくりと炒める。
3.色が変わったら、醤油と酒とみりんと砂糖を加え、しばらく煮詰める。
4.水や塩こしょうで味を調える。ハンバーグにかけて皿に盛って完成。

【つくるときの注意点】
玉ねぎが焦げやすいので、強火で炒めるのは絶対に避けましょう。少し時間がかかりますが、弱火でしっかり炒めることで、玉ねぎの甘みを引き出すことができます。

【おすすめポイント】
和風ソースなので、あっさりとハンバーグを食べたいときにぴったりです。そして、ソースで野菜を摂取できるのも、うれしいポイントです。玉ねぎのゴロゴロ感が好きな人は、もう少し玉ねぎの量を増やして「食べるソース」風にしてみても、美味しくいただけそうです。
和風ハンバーグのときのソースは、ポン酢などですませる人が多いですが、こんな手づくりソースで食卓にハンバーグを並べたら、料理上手と褒められること間違いなしです。お好みでしょうがやにんにくをプラスすると、また違った味わいが楽しめるので、おすすめです。2日目以降のアレンジレシピにもぜひ!

まとめ

ハンバーグのソースはつい市販のものを使いたくなりがちですが、少しの手間をかけることで、手づくりで美味しいソースをつくることができます。まずは残り物や家にあるものでつくれる、簡単なソースからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。