住宅用火災警報器の設置義務化から10年
読売オンラインによると、住宅用火災警報器の設置が義務化されて10年が経ち、約1100万台が交換時期に差し掛かっていることが総務省消防庁の推計でわかったそうです。放置すれば、電池切れなどで作動しなくなる恐れがあり、実際に作動しなかったケースが出始めていて、同庁は「火災時の逃げ遅れにつながりかねない」と定期的な作動確認を呼びかけているとのこと。
火災警報器の点検方法は?
マンションにお住いの人は、半年に1回、専門の業者が点検に来てくれることが多いようです。しかし、不在で点検してもらえない、そもそも点検にこない物件もあるかもしれません。そういった場合は、自分で定期的に火災警報器が作動するか確認した方が良さそう。
確認方法は、火災警報器についているボタンやひもを引くだけ。正常なら警報音が鳴り、鳴らなかった場合は、電池がきちんとセットされていなかったり電池が切れている、または機器本体が故障していたりするようです。電池をセットし直して、それでも警報音が鳴らなかったら、なるべく早めに専門の業者に確認してもらいましょう。
画像の火災警報器のように、側面には設置年月と、簡単な説明が記されているものもあります。天井のような高い位置にあることが多い火災警報器は、日常生活でしっかり見ることはほとんどないのではないでしょうか。まずは、自宅の火災警報器がどのようなタイプなのか確認するといいかもしれません。作動確認をする際は、転倒しないように十分注意をしてください。
これから冬にかけては、火災が起こりやすい季節です。万一の事故の際に、被害を最小に抑え、無事に避難するためにも、火災警報器のメンテナンスはしっかりと行うようにしましょう。
(文・山本健太郎/考務店)
本記事の内容は以下サイトを一部参考にしています
火災警報器、ちゃんと鳴る?電池切れのケースも : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
火災警報器、ちゃんと鳴る?電池切れのケースも : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)