本当に美味しい揚げ出し豆腐|何度も作りたい定番レシピVol.93

本当に美味しい揚げ出し豆腐|何度も作りたい定番レシピVol.93

Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズ! 今回は豆腐が主役、「揚げ出し豆腐」。居酒屋や割烹料理店で注文することはあっても、家で作ったことがないという方も多いかもしれませんが、ご家庭で作る揚げ出し豆腐は意外にも絶品! 料亭で食べるのと変わらないほどの美味しさです♪ 今回は基本の揚げ出し豆腐の作り方と、「揚げない」揚げ出し豆腐のアレンジレシピをご紹介します。

 

「揚げ出し豆腐」の豆腐は、どれを使えばいいの?

揚げ出し豆腐に使用する豆腐は、木綿豆腐がおすすめです。木綿豆腐は製造過程で一定の圧力をかけて圧搾し、水分を出して成形されているので、崩れにくいのが特徴です。
絹ごし豆腐を使えば、カリッとした衣のかたさに相反するなめらか食感の絶妙な揚げ出し豆腐になりますが、水気が多い上崩れやすく、失敗をすることも。ご家庭では扱いやすい木綿豆腐を使うのをおすすめします。ザラッとしている木綿豆腐も揚げ出し豆腐にすると、普段よりもとろっとふわっとして、また違った食感を楽しめますよ。

今回は木綿豆腐を使って、外側はカリッと中はふわ~っと優しく、油が溶けだしたつゆが絡んで美味しい、基本の揚げ出し豆腐のレシピをご紹介します。

 

カリフワ揚げ出し豆腐の作り方

 

【材料(作りやすい分量)】

木綿豆腐 1丁(300g)
片栗粉 適量
Aだし汁 200ml
A醤油、みりん 各大さじ2
大根おろし 適量
揚げ油 適量

 

【作り方】

1.豆腐の水切りをする
木綿豆腐は、小さすぎず、大きすぎずの食感を楽しめる大きさにカットします。(今回は1丁を8等分し、1つ3.5×3×2.5cm程度の大きさです)
バットの上にキッチンペーパーを2枚敷き、その上に豆腐を並べ30~40分水切りします。

※重石を置く場合は軽めのものにしてください。また水を切り過ぎるとぼそぼそした食感になり、美味しさが半減してしまいますのでご注意くださいね。

2.つゆ、野菜の準備をする
豆腐を揚げる前にできる準備はすべてしておきましょう。

◆つゆを作る
鍋にAを入れてひと煮立ちさせます。(写真は色がわかりやすいよう透明のボウルに入れています)

※このだしつゆが決め手になります。だし汁は、かつおと昆布を煮出した合わせだしがおすすめですが、だしパックなどを使用したものでも美味しくいただけます。

◆大根おろしを作る
大根おろしは、キッチンペーパーなどに包んで水気を絞ってください。

◆そのほかの野菜の準備をする
豆腐以外に素揚げする野菜を付け足す場合は、野菜の下処理を行い、しっかり水気を拭き取っておいてください。

3.豆腐に片栗粉をまぶす
豆腐に片栗粉をまぶすのは、揚げる直前に行いましょう。粉をまぶしてから長時間置くと、粉が水気を吸ってベタッとしたり、揚げる際に衣が取れてしまったりすることがあります。

4.豆腐を揚げる
豆腐は水気の多い食品なので、揚げ油の温度はあまり高くない160度前後がおすすめです。余計な粉をはらってから油にそっと入れ、豆腐同士がくっつかないよう、ある程度隙間がある状態にします。ときどき上から油をかけ、表面がカリッとするまで数分かけて揚げ、油を切ります。

5.そのほかの野菜を素揚げする
彩りなどのために野菜を添える場合は、さっと素揚げしましょう。今回はししとうとれんこんを添えました。ししとうは破裂しやすいため、必ず1cm程度の切り込みを入れて揚げてくださいね。

6.盛りつけ
揚げ出し豆腐、大根おろしなどを盛りつけ、つゆをまわりからそっと注いだら完成です!

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カリフワ揚げ出し豆腐

 

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