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顔のあざのレーザー治療、子への負担は?

顔まわりの傷跡、治療はどうする?
子どもの顔にある消えないあざ。もしレーザー治療を考えた場合、子どもはその治療を受けられるの? 医療法人社団 豊受会 豊受クリニック院長の高野弘之先生に聞いてみた。

「お子さんでも治療を受けられます。多少の痛みはありますが、強い痛みが想定される場合は局所麻酔などで対応するので大丈夫ですよ」

レーザー治療で消すことが多いあざはどんなものが多い?

「青いあざの『太田母斑(おおたぼはん)』や『異所性蒙古斑』、茶色いあざの『扁平母斑(へんぺいぼはん)』は、健康上の害はありません。目立つ場所にあったり、範囲が広く気になったりする場合は、レーザー治療を検討してもいいでしょう。『異所蒙古斑』の場合、通常のレーザー治療では効果が弱いため、高出力レーザーを使った治療が今の主流になっています」(高野先生 以下同)

ちなみに、あざを消すためにかかるレーザー治療の費用について、赤いあざ、青いあざ、茶色のあざなどは保険の適用となることが多い。ただしレーザーの種類によっては保険適用外のものもあるそう。

一方で、レーザー治療をしても残るあざもあるのでは?

「今のレーザー機器は精度がいいため、たいていのあざには効果が出ると思います。『扁平母斑』などは、レーザー治療をしても再発する可能性もあります。その場合、液体窒素療法に切り替えることもあります」

鏡で顔を確認する女の子

●子へのレーザー治療を検討するタイミングは?

ところで、小さい頃に治療したほうが効果は出やすいとも聞いたけど、それって本当?

「皮膚が薄い幼児期の方が、レーザー治療の効果が出やすいということはあると思います。大きく拡大化していくようなら、そのときに対処したほうがいいかもしれません。ただ、赤いあざの『サーモンパッチ』や『いちご状血管腫』などの自然治癒する可能性が高いものは、焦らずに様子を見るといいのではないでしょうか」

あざのレーザー治療を決断するのは親次第。身体に害のないあざの場合、レーザーで消すべきかどうかの判断はどうしたらいい?

「悪性化したあざや、茶色いあざの一種の『レッグリングハウゼン病』などの危険な病気の場合は、早くに手を打たないといけません。美容目的の治療については、本人の意思に任せられる時期まで様子見がいいと思います。思春期になり気になる時期には、子どもから相談してくるかもしれません」

今では完治することも多く、選択のひとつとして考えられるあざの治療。何年か後には、さらに技術が進歩する可能性もある。すぐ消すことにこだわらずに、状態を見つつ焦らずに対処しよう。
(石水典子+ノオト)

お話をお聞きした人

高野弘之
医療法人社団 豊受会 豊受クリニック
「本当に必要な場合に必要な分だけ」の診療をモットーに、クリニックでは小さな子どもまで幅広く対応。現代医学と代替医療の二つの面を生かした、患者本位の診療を行う。
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