子どもがもっと喜ぶ!人気のお弁当アイデアをご紹介

子どもがもっと喜ぶ!人気のお弁当アイデアをご紹介

第9回 お弁当の悩みを簡単解決するシリーズ
毎日のお弁当、ママの負担は大きいけれど、やっぱりこどもが喜んでくれるお弁当を作ってあげたい!そんなママに、子どもがもっと喜ぶ!人気のお弁当アイデアをご紹介します!

子どもが喜ぶおかず5つ|レシピ付きですぐに作れる!

料理研究家・フードコーディネーターとして活躍する中村陽子さんに、子どもが喜ぶおかずをお聞きしました!メインのおかずを2つ、野菜のおかずを3つレシピ付きでご紹介します。どれも簡単で美味しく、子どもが大好きなおかずばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

メインのおかず2つ

(1)うずらの肉巻き照り焼き

うずらの卵を豚肉で巻いて、ボリューム満点のメインおかずです。みりんと醤油の甘じょっぱい味は子どもも大好き!うずらの卵はお弁当箱に入れやすく、子どもが食べやすい大きさなのでお弁当おかずとして大活躍の食材ですね。

【作り方】
1.うずら卵の水煮に小麦粉をまぶし、豚薄切り肉で隙間ができないように巻く

2.1の表面にさらに小麦粉をふる

3.サラダ油をひいたフライパンで転がしながら全面焼く。みりんと醤油を入れて味付けすればできあがり

(2)かんたんジャーマンポテト

子どもが大好きなウインナーとじゃがいもの組み合わせ!じゃがいもの下ごしらえにスライサーを使うことで準備も加熱も時短ででき、お弁当箱にも入れやすい大きさに仕上がりますよ!

【作り方】
1.ウインナーは斜め薄切りにする。じゃがいもはスライサーで細切りにしておく

2.サラダ油をひいたフライパンに入れて中火で炒めていく。全体に焼き色がついたら塩、こしょうで味をととのえればできあがり

野菜のおかず3つ

(1)アスパラの塩昆布マヨあえ

子どもの好きなマヨネーズ味をベースに塩昆布が味のアクセントになっている1品。電子レンジ調理なので、朝食作りの合間にぱっと1品出来てしまう時短メニュー!緑色のおかずが足りないと思った時にすぐに作れますよ。

【作り方】
1.2~3cmの長さに切ったアスパラを耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで加熱する

2.1の粗熱がとれたら、塩昆布とマヨネーズで和えてできあがり

(2)うずらときゅうりのカレーピクルス

カレー味は子どもが大好きな味の定番ですよね。ピクルスもカレー味なら子どもが食べやすく、うずらときゅうりはピックにも刺しやすいのでお弁当にぴったり!このレシピなら前日に準備できるので、当日はお弁当箱に入れるだけでOKなのも便利。

【作り方】(1人分)
1.きゅうり1/4本分を、皮を縦に縞模様になるようにむき1.5cmの厚さに切る

2.うずら卵の水煮3個と1をビニール袋に入れて、カレー粉、塩を各少々、砂糖小さじ1、酢大さじ1を加えて袋の中で混ぜる

3.空気を抜いて一晩おけばできあがり。しっかり汁気をきってお弁当に詰めましょう

(3)キャベツとりんごのヨーグルトあえ

キャベツの塩気とりんごの甘味、ヨーグルトの酸味でさっぱりとしていて食べやすいサラダです。りんごを加えることでキャベツの青臭さが苦手な子でも食べやすくなりますよ。キャベツの緑とりんごの皮の赤で彩りもきれいです!

【作り方】(1人分)
1.キャベツ1/2枚を細切りにして塩をふって混ぜ、5分程置いて水気をしぼる。りんご1/4個を皮ごといちょう切りにする

2.ヨーグルト小さじ1とオリーブオイル小さじ1/4を混ぜ合わせる

3.1と2を混ぜてできあがり

お弁当で季節を感じる!素敵なアレンジアイデア

お弁当は1年中持っていくものですから、旬の食材を取り入れたり飾りつけを工夫して季節を感じられたら素敵ですよね。季節の行事に合わせたアレンジアイデアを取り入れて、子どもと一緒に季節を感じて楽しみましょう!

春のお花と実りの秋を感じる遠足アレンジ

遠足は1年のうち春と秋の2回あることが多く、行楽シーズンに外で食べるお弁当はきっと美味しいですよね。子どもたちは遠足をとても楽しみにしていますから、お弁当を遠足向けの素敵なアレンジにして、もっともっと盛り上げましょう!

これからご紹介する、春の芽吹きや秋の実りを実感するこんなかわいいアレンジなら、子どもの遠足の思い出も2倍、3倍に増えそう!

春の遠足

このお弁当は白いごはんの上にコーンとウインナーで作ったお花をのせただけですが、可愛らしい仕上がりですよね。お花の数を増やしてお花畑にしても素敵な仕上がりになりますよ。葉っぱは枝豆や薄切りにしたいんげんなどでつくると、自然と彩りも整います。

写真提供/akanero0717(on Instagaram)

【参照URL】akanero0717(on Instagaram)

このお弁当は、水菜を上手く利用したお花畑のイメージ。そぼろご飯もコントラストがきれいですね。てんとう虫やハチ、イチゴのヘタはピックを刺しているだけの簡単アレンジなので、ぜひ試してみてくださいね。

秋の遠足

秋の遠足では、子どもたちはどんぐり拾いや落ち葉集めをすることが多いですよね。お弁当にかわいい木の実型のおかずがあれば、お弁当でも「秋を見つけたよー!」と子どもに喜んでもらえそう!

写真提供/中村陽子

このお弁当は、おにぎりで作った栗三兄弟が並ぶ「くりぼうべんとう」。くりぼうは、めんつゆを混ぜたごはんを握ったら下の方にごまをつけてのりで顔を作ればできあがり!おにぎりの横にあるリンゴモチーフは、黄色いミニトマトの種を出してキャンディーチーズを埋め込み、黒ごまをのせたもの。型抜きしたにんじんもかわいく、秋の実りを感じるお弁当ですよね。

写真提供/tig._.ger(on Instagaram)

【参照URL】tig._.ger(on Instagaram)

このお弁当は、ウィンナーとしめじの笠を上手に使って作ったどんぐりや、にんじんを型抜きしたもみじ、ブロッコリーを使った実りの木など、かわいくて秋を十分に感じる素敵なアレンジです。身近な食材だけを使ってもここまでかわいく作れますので、みなさんもぜひ工夫してみてくださいね。

運動会のお弁当アレンジ(初夏や秋)

運動会は、小学校は初夏(5~6月)、幼稚園や保育園は秋(9月~10月)に開催されることが多いですよね。どちらもまだ晴れると暑い日が多いので、傷まないようお弁当を作ることをまずは優先しましょう。

運動会のお弁当アレンジでは、「大人数分を取り分けやすく」「運動会らしいモチーフを入れて」の2つをご紹介します。

写真提供/中村陽子

このお弁当では、大人数分を取り分けやすいようにおかずやおにぎりを1人分ずつ分けています。運動会のお弁当は屋外で食べることが多いので、ポテトサラダなどはハムやワックスペーパーで包んでクレープのようにすると食べやすく見た目もかわいくなりますよ。

写真提供/中村陽子

こちらは運動会らしいモチーフが真ん中に飾られていて、ママが「頑張れ!」と子どもを応援する声が聞こえてきそうなかわいいお弁当ですよね。

頑張っている子どもモチーフは、うずら卵の水煮にかにかまを巻いてはちまきに見立て、海苔で顔を作っています。行事にちなんだモチーフがひとつ入っているだけでも、いつものお弁当が特別なものに感じられますね。枝豆とチーズもピックに刺して食べやすくかわいく仕上げています。

ハロウィンのお弁当アレンジ(秋)

ハロウィンの時期は実りの秋なので色々な食材が美味しくなる時期ですね。旬である栗やさつまいもは子どもが好きな味ですし、マッシュにすると成形がしやすいのでハロウィンのお弁当アレンジにぴったりの食材ですよ。

写真提供/中村陽子

このお弁当は、おにぎりで作った子どもの魔女と、かぼちゃのマッシュで作った定番のジャックオーランタンが入っていて、ハロウィンを感じる楽しい仕上がりです。おにぎり魔女の髪の毛はかつお節でくるくるヘアになっていてかわいいですよね。

写真提供/shihchifuku(on Instagaram)

【参照URL】shihchifuku(on Instagaram)

このお弁当では、薄焼き卵と海苔、チーズを上手に使ったジャックオーランタンが目を引きますね。ウィンナーに細く切ったスライスチーズを巻きつけたミイラ、海苔で顔を作ったガイコツなど、ハロウィンモチーフがたくさん入っていてとても賑やか!フリルレタスや紫キャベツの隙間野菜で彩りもきれいに仕上げているところはぜひ真似してみましょう。

クリスマスのお弁当アレンジ(冬)

クリスマスはイメージできるモチーフが多く、サンタクロース・もみの木・星・トナカイ・プレゼント・雪だるまなど色々思いつきますね。色も白・赤・緑・黄色が使われることが多いので、クリスマスらしいアレンジでお弁当を作ると彩りもきれいに仕上がりますよ。

写真提供/中村陽子

このお弁当は、詰めるだけでできるサンタクロースが入った、簡単でかわいいクリスマスアレンジです。おにぎりで形を整える作業もないので、思いついたときにさっと作れちゃう時短アイデアが嬉しいですよね。

ごはんサンタクロースの作り方は、おかずカップにケチャップライスを詰めてひげを白いご飯で盛りベースを作ります。ミニトマト、細長く切ったスライスチーズ、グリンピースで帽子を作りご飯の上に乗せ、のりやハムで顔を作ればできあがりです!

写真提供/marina__cooking(on Instagaram)

【参照URL】marina__cooking(on Instagaram)

このお弁当は、雪だるま・サンタクロース・トナカイ・クリスマスツリー・星とクリスマスモチーフ盛りだくさんでとても華やかなかわいい仕上がりですね。

たくさんモチーフがあると大変そうに感じますが、スライスチーズ・かにかま・海苔を上手に使っておにぎりやブロッコリーに乗せるだけで作れる簡単レシピなんです!ブロッコリーに乗せている小さなサイズの丸は、スライスチーズやハムをストローで型抜きすれば作れますよ。

簡単なのにこんなにかわいいクリスマスアレンジのお弁当ができたら、きっと子どもも大喜びですよね。ぜひチャレンジしてくださいね。

子どもが喜ぶ簡単お弁当アイデアはこちらの記事も参考にしてくださいね!

【関連記事】

お弁当作りをもっと楽しく!簡単で喜ばれるお弁当レシピ
食べやすい・美味しい・かわいい♪幼稚園お弁当おかず15選

インスタ映えする子どものお弁当アレンジ

Instagramに投稿されているお弁当写真には、参考になるアレンジがたくさん!

プロの料理家が作る素晴らしいお弁当はちょっと無理でも、簡単なアレンジアイデアを見つけてInstagram投稿にチャレンジしてみましょう。

人気キャラクター弁当

人気キャラクターのお弁当、いわゆるキャラ弁は子どもたちの喜ぶ定番弁当ですね。定番とはいえ、ヒーローなどは複雑な細工が必要なキャラクターも多く作るのが難しいものです。そんな時は、比較的デザインがシンプルな人気キャラクターを選びましょう。

アンパンマンやミッキーマウス、ドラえもんなどはベースの形が丸で顔もシンプルなので作りやすいですよ。ご飯の色を生かして作れるのもポイントですね。薄焼き卵で顔を作れるくまのプーさんやミニオンズ、ピカチュウもキャラ弁で人気です。子どもが好きで作りやすいキャラクターを一緒に探してみるのも楽しいですよ。

写真提供/yumisake(on Instagaram)

【参照URL】yumisake(on Instagaram)

写真提供/xaya106x(on Instagram)

【参照URL】xaya106x(on Instagram)

これらの画像は、Instagramに掲載されていたアンパンマンとミッキーマウスのお弁当です。メインのアンパンマンやミッキーマウスだけでなく、おむすびマンを入れたりミッキー型のピックを刺したり、賑やかで楽しいお弁当ですね。

時短でかわいく!

いつもお弁当作りを頑張っていても、どうしても朝の時間が足りない時ってありますよね。そんな時に時短でもインスタ映えするお弁当を作るコツを2つご紹介します。

(1)かわいいピックに頼る

スーパーや100円ショップにはたくさんのお弁当グッズが売られていますよね。ピックも色柄、キャラクター、長さなど好みに合わせたものがたくさんそろっています。時間のない朝は、いつものお弁当にピックを刺すだけでもかわいくインスタ映え弁当に!食べやすくなるだけでなく、ピックはお弁当の大事な彩りのひとつになりますよ。

写真提供/fumi.rin(on Instagram)

【参照URL】fumi.rin(on Instagram)

(2)型抜き食材に頼る

時間のない忙しい朝でも、にんじんやチーズ、ハムなどをポンと型抜きする時間なら取れるのでは?ごはんやハンバーグなどの上に、型抜き食材を置くだけでも華やかになりますよ。

以下の画像のように、ご飯の上がかわいいお花畑になっていたらいつものおかずもぐっと美味しそうに見えて、インスタ映えもバッチリ!

写真提供/beyan.misayo(on Instagram)

【参照URL】beyan.misayo(on Instagram)

彩りを大切に

インスタ映えするお弁当を作るには、何といっても彩りが重要です。赤・緑・黄色の基本の3色だけでなく、白・黒・茶色を含めた6色をバランス良く使いましょう。彩りを整えるだけでお弁当がインスタ映えし、何より美味しそうに見えるので子どもが喜んでくれますよ。


【関連記事】きれいに美味しく見えるお弁当の詰め方はこちらも参考にしてくださいね!

お弁当箱の形別かわいく見えるお弁当の詰め方|傷まない詰め方のコツも!

ママも子どももお弁当を楽しもう!

子どもはお弁当をとても楽しみにしてるので、いつもより少し違うアレンジをするだけですぐ気が付いてくれます。おにぎりに顔を付けたり、型抜き食材を乗せるだけでも子どもは喜んでくれますよ。

まずは簡単なアレンジから始めて子どもにお弁当をもっと喜んでもらいましょう。子どもの笑顔で、きっとお弁当を作るママも楽しくなりますよ!

(文・藤巻かな江)

この方に教えていただきました

中村 陽子
中村 陽子
料理研究家。大学卒業後、料理研究家のアシスタントを経て独立。自身の経験から離乳食やデコ弁、親子クッキング、お菓子などのレシピを考案。親子、子供向け雑誌、web、広告などで活躍。9歳の女の子と6歳の男の子のママ。

ブログやインスタグラム、Facebookでは、子どもと楽しむアイデア料理や子育て日記などを紹介。特に、我が子とも楽しむ親子クッキングはライフワークとしている。
料理研究家。大学卒業後、料理研究家のアシスタントを経て独立。自身の経験から離乳食やデコ弁、親子クッキング、お菓子などのレシピを考案。親子、子供向け雑誌、web、広告などで活躍。9歳の女の子と6歳の男の子のママ。

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取材協力

中村 陽子
中村 陽子
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料理研究家。大学卒業後、料理研究家のアシスタントを経て独立。自身の経験から離乳食やデコ弁、親子クッキング、お菓子などのレシピを考案。親子、子供向け雑誌、web、広告などで活躍。9歳の女の子と6歳の男の子のママ。

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料理研究家。大学卒業後、料理研究家のアシスタントを経て独立。自身の経験から離乳食やデコ弁、親子クッキング、お菓子などのレシピを考案。親子、子供向け雑誌、web、広告などで活躍。9歳の女の子と6歳の男の子のママ。

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