ペットボトルをシャカシャカ振るだけ! 簡単料理テク

第2回 ペットボトルの驚きの活用術
普段、皆さんの身近にあるペットボトル。実は、様々な活用術があることをご存じですか? そこで、多くの活用術を紹介しているムック本『バターもピザも作れる! かんたんペットボトル調理』(宝島社)の監修者で料理研究家の大瀬由生子さんに、ペットボトルを使った簡単料理テク“シャカシャカ料理”を教えていただきました!

「“シャカシャカ料理”は、材料をペットボトルに入れて上下に振るだけでできる簡単料理テクニックです。手に持ちやすい、フタの開け閉めが簡単という特性を活かしてどんどん活用してみてください!」(大瀬さん 以下同)

●シャカシャカ“ドレッシング”

ペットボトルに材料を入れて作ったら、そのまま使えるフレンチドレッシング。

【材料/(1本分)】

・使用するペットボトルサイズ…………350mlのペットボトル
※使用するペットボトルは、しっかり洗浄してください。

・サラダ油……………………100ml
・酢……………………………50ml
・マスタード…………………大さじ1
・塩……………………………小さじ1
・こしょう……………………適量
【作り方】

1)350mlのペットボトルに材料を入れる。

2)振って混ぜる。

ペットボトルをシャカシャカ振るだけ! 簡単料理テク

3)作ってそのままサラダにかけられる。

ペットボトルをシャカシャカ振るだけ! 簡単料理テク

「作ってそのままかけられるだけでなく、混ぜるために使うボウルや菜箸も必要ないのもうれしいですね。また、ペットボトルなのでそのまま保存も楽にできます。一度作ったドレッシングの消費期限は、2日から4日ほどです」

●シャカシャカ“生クリーム”

泡立てるのが大変な生クリームも、ペットボトルに入れて振るだけで簡単に作れちゃう。
【材料】
・使用するペットボトルサイズ…………500ml

・生クリーム………………………………200ml

【作り方】
1)ペットボトルに生クリームを入れて上下に振る。
≪ポイント≫
・生クリームは冷蔵庫でしっかりと冷やしておく。
・ペットボトルはしっかりと乾かしておく。
 ・振りすぎるとバターになってしまうので、様子を確認しながらペットボトルを振る。

2)中身がもったりして振れなくなったら、ホイップクリームの完成!

ペットボトルをシャカシャカ振るだけ! 簡単料理テク

「ペットボトルさえあれば、泡立て器やハンドミキサーも不要なので、洗いものもありません。泡立て器より手も疲れないうえに、時間も短縮できて、簡単にお菓子作りが楽しめます!」

●シャカシャカ“手作りバター”

生クリームを振り続けると、バターができちゃう! 

【材料】
・使用するペットボトルサイズ…………500ml

・生クリーム………………………………200ml

1)ペットボトルに生クリームを注ぎ、上下に振り続ける(重くなって振りにくくなっても振り続ける)。

2)生クリ―ムが分離してきたら、ペットボトルの口から水分を捨てる。

3)出来上がったバターを底の方に集め、ペットボトルの下部を切り取り、バターを取りだす。

「生クリームがバターに変化する姿をぜひ楽しんでください。注意点としては、すべての生クリームがすぐにバターになるわけではありません。バターを作るときの生クリームは、乳脂肪分が高いもの(35%以上)を使用してください。また、乳化剤や安定剤入りのものはとても時間がかかります。植物性の生クリームはマーガリンになります」

シャカシャカするだけなので、小さいお子さんでも楽しめそう。ぜひ、実践してみてください!
(文/横田裕美子)

取材協力/(株)宝島社 フードコーディネーター/佐藤かな子

お話を伺った人/監修

大瀬由生子
料理研究家
一般社団法人日本糀文化協会代表理事、ベジエフ代表。 発酵食品・食育・野菜を中心に、「体が喜ぶこと、心豊か な暮らしの提案」をテーマに、大学や企業・カルチャーセンタ ーなどの講師の他、講演活動、メニューやお土産の商品開 発などで活躍。
一般社団法人日本糀文化協会代表理事、ベジエフ代表。 発酵食品・食育・野菜を中心に、「体が喜ぶこと、心豊か な暮らしの提案」をテーマに、大学や企業・カルチャーセンタ ーなどの講師の他、講演活動、メニューやお土産の商品開 発などで活躍。

フードコーディネーター

佐藤かな子
フードコーディネーター
雑誌、書籍、カタログなどの料理撮影や、レシピ開発、料理教 室の実施、鋳物ホーロー鍋STAUBのデモンストレーター、イベ ントフードの企画・出店など、幅広く食の仕事に携わっている。
雑誌、書籍、カタログなどの料理撮影や、レシピ開発、料理教 室の実施、鋳物ホーロー鍋STAUBのデモンストレーター、イベ ントフードの企画・出店など、幅広く食の仕事に携わっている。