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「ビールのワイン化」ってどういうこと?クラフトビールを学んで味わうペアリングセミナー

第727回 OZmall(オズモール)
国内外のブルワリーでさまざまなクラフトビールが造られ、その味わいや色、香り、飲むスタイルも多種多様に。それに伴い、フードメニューも相性のよしあしが生まれてきます。そこで、クラフトビールについての基礎知識とペアリングを学べるセミナーに編集部が参加してきました。

ブームからブンカへと昇華していくクラフトビール





「最近はビールのワイン化、なんて言われています」と、セミナーの先生を務めるスプリングバレーブルワリー(以下SVB)ブランドアンバサダーの中水和弘さん。つまりワインには“飲む・香る・語る”楽しみがあり、ビールもそれに近づいているという話。最近では日本でもクラフトビールのバリエーションが増えて、味わいはもちろん香りもさまざま。原料や製法や生産者のストーリーを知ると誰かに話したくなるのは、確かにワインもビールも同じかも。
冷えたジョッキで「とりあえずビールゴクゴクプハー」の時代を経て、今は会話を楽しみながらそれぞれのお気に入りをゆっくりと味わう時代。だからちょっとした知識があると、ビールライフがもっと楽しくなりそうです。



ラガーとエール、これだけ覚えればつかみはOK





現在、世界中でつくられているビールの種類(ビアスタイル)は、なんと108種類。さまざまな製法が発展し、今でもその数は増えているのだそう。中でも大きく分けると下面発酵のラガーと上面発酵のエールの2種類。スッキリ飲みやすく日本をはじめ世界で主流のビールがラガー、香りや苦みなどに特徴のあるイギリスで主流のビールがエールと覚えておくと、ビールの選び方が分かりやすくなります。
例えば、クラフトビールの初心者が「普段飲んでいるビールに近いもの」を飲んでみたければラガーを、「ちょっと変わった個性的なもの」を飲んでみたいというときはエールを選べばと間違いないとのこと。
日本における約150年のビールの歴史の中で、大手メーカーがつくってきたのは、ほぼラガータイプの「ジャーマン・ピルスナー」という種類なので、ビールの世界はまだまだ広いのです。



クラフトビールと料理をおいしく味わいながらペアリングの法則を学ぶ





クラフトビールの基本を学んだら、いよいよペアリング実践編。
「ペアリングの手順は、まずビールをひと口。そのあと料理をしっかりと味わって、口の中に料理が残っているうちにビールを入れます。そうすると最初とは違う味わいが楽しめるはずです」
まずはSVBの「496」という濃厚で甘苦い香りが印象的なビールをゴクリ。これにポークリエットを合わせると、口の中により香りが広がり、お互いの魅力が深まります。試しに淡い色合いのSVB「on the cloud」とこのリエットを合わせてみると、脂が際立ってしまい、ビールが負けている感じ。一方、キッシュの滑らかな口当たりはSVB「on the cloud」の軽やかでフルーティーな飲み口にピッタリ。
「ペアリングの基本は色と味を合わせること。淡いビールにはあっさりとした料理、濃厚なビールにはこってりとした料理。ワインも同じですよね」





北海道で生まれたホップを使った、ブルックリンブルワリー「ソラチエース」には、タコのカルパッチョ入りのサラダ。レモングラスのようなビールの香りとシソドレッシングの爽やかな香りで口内調理が楽しい組み合わせです。また、ブラウンのスワンレイクビール「アンバースワンエール」は、カラメルのような香ばしさと苦みが特長で、これに甘酢あんを絡めたミートボールを合わせると、新たな香りが生まれる感じで、中華にもイケると実感。
最後に、季節にちなんで特別に用意されたセント・ベルナルデュス醸造所「セント ベルナルデュス クリスマス」は、スパイスやドライフルーツの味と香りが引き立つ珍しいビール。こちらには、なんとベリーのケーキをペアリング。ビールにスイーツを合わせるのは初めての体験ですが、口の中が華やかになり、まったく違和感なくおいしくいただきました。

それにしても…今回は自分では思いつかないペアリングばかりだけど、先生に説明してもらって頭で理解してからいただくと、おいしく感じるのはなぜでしょう? 次回の飲み会ではうんちくを語りつつ、みんなでベストペアリングを探してみたいと思います。



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ビールのことを学びたくなったら、キリンビール横浜工場内で開催しているビールセミナーへ。ペアリングをはじめ、ビールの歴史やおもてなしの極意、器の違いで味わうセミナーなどテーマもいろいろあり、どれも楽しそう。また、ビールのことをさまざまな視点から学べる「キリンビール大学」のサイトには400以上の講義(=コラム)がWEB上で公開されていて、見はじめたら面白くて止まりません。セミナーのテーマや日程はキリンビール大学のサイトから「セミナー案内」をチェック。



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