意外と知らない!経産婦の特徴や気を付けたいことを助産師が解説します!

意外と知らない!経産婦の特徴や気を付けたいことを助産師が解説します!

この記事では、経産婦の特徴や気を付けたいことを助産師のREIKOさんが解説します。個人差はあれど、初産婦さんに比べて経産婦さんのお産の経過は早い方が多いようです。

こんにちは! 助産師のREIKOです。前回、初産婦さんと経産婦さんの違いについてお話しさせていただきました。今回はもう少し、経産婦さんについてお話ししたいと思います。

経産婦とは?

経産婦とは、“妊娠22週以降の分娩経験をもつ女性”を指します。お産の方法は関係ありません。赤ちゃんがママの産道を通って生まれてくる経腟分娩でも帝王切開でも、お産を経験したことのある方は経産婦さんです。

 

高齢妊娠に関しては、日本産婦人科学会で「35歳以上の初産婦」を「高“年”妊婦」と定義づけています。高齢妊婦には経産婦さんは含まれていないんですよ。ですが、やはり年齢ともに合併症のリスクは上がってくるので、注意は必要です。

経産婦さんのお産の経過

個人差はあれど、初産婦さんに比べて経産婦さんのお産の経過は早い方が多いです。全体的な経過が早い方もいらっしゃいますし、一気に進む方もいらっしゃいます。ですので、すぐお産になっても大丈夫なように、常に準備万端にしてお産の経過をみています。

 

私が病院で働いていたころも、子宮口がまだ3cm開大で経過を見ていた方が破水した途端に子宮口が8cmとなってお産になったり、ちょっとおなかが張るけれど、ごはんは食べられそうということで、お食事を召し上がっている途中、急におなかの張りが強くなって、一気に子宮口が開き、お産になった……など、一気にお産が進んだケースに立ち会ったことが多々あります。

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