メディア個別 ノロウイルスの家族間感染を広げないために注意すべきポイントは? | 今日のこれ注目!ママテナピックアップ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

ノロウイルスの家族間感染を広げないために注意すべきポイントは?
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突発性の嘔吐や下痢が起こるノロウイルス感染症。国立感染症研究所は2016年12月27日に、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者数が、全国平均で“警報レベル”を超えたと発表。これは過去最大級の流行だった2006年以来だそう。

今年1月に入り、患者は減ってはきているものの、例年通りならまだまだピークは続くはず。そこで、もし、家族の誰かが感染してしまったらどうしたらいいのか、家族内の感染を防ぐにはどうしたらいいのかを調べました。

ノロウイルスの家族間感染を広げないために注意すべきポイントは?
 

もし家族がノロウイルスに感染したら?

「知っておきたい!家庭の感染と予防」のウェブサイトによると、ノロウイルスのおもな症状は、突然来る吐き気や嘔吐、微熱、腹痛、水様性の下痢。

ノロウイルスには有効な抗ウイルス剤がないので、対症療法でしのぐしかないそう。特に乳幼児は抵抗力が弱く、下痢や嘔吐で脱水症状になりやすいのだとか。水分が取れそうな状態になったら、少しずつ水分を補給させましょう。
脱水症状がひどい時は、病院で点滴が必要になることがあります。また、嘔吐物で気道がふさがり、“窒息”の恐れも。子どもの様子をしっかり見てあげることが大切です。

嘔吐とともにひどいのが、下痢の症状。下痢止めの薬を使いたいところですが、強い下痢止めを服用すると、ウイルスが腸から出ていかないため、かえって回復が遅れてしまうのだとか。ノロウイルス感染症の症状が出たら、下痢がつらいことも含めて、どうしたらいいか、病院で相談した方がよさそう。

家族間での感染を広げないために…

ノロウイルスは感染力が非常に強いのが特長。家族の誰か1人がかかってしまうと、いつの間にか全員感染してしまった…ということも十分あり得ます。では、感染を広げないためにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは汚物の処理方法。
嘔吐物や排泄物には、大量のノロウイルスが含まれている可能性があります。そのため、適切に処理することが重要になってくるのだとか。ポイントは、「適切に素早く」、「乾燥させない」「消毒する」とのこと。
汚物が乾燥してしまうと、空気中にウイルスがただよい、空気で感染するリスクが高くなるのだとか。
そして、消毒すると言っても、アルコールではノロウイルスには効果がないようです。そのため、「塩素系漂白剤」を使った消毒液を作る必要があります。作り方は以下の通り。

◇塩素系漂白剤を水で薄めて作る、0.1%以上の塩素系漂白剤調整液
(※市販されている約5%濃度の漂白剤を使用した場合)
水量1Lに対して塩素系漂白剤20mL
水量3Lに対して塩素系漂白剤60mL
水量5Lに対して塩素系漂白剤100mL

バケツやポリタンクなどの大きめの容器で作るといいでしょう。塩素系漂白剤の取り扱いには注意。汚物を処理する際は…

・手袋を2重にする
・汚物を拭き取ったゴミを入れる袋は2重にする
・床に付いた汚物に直接触れないようにするため、スリッパやサンダルにビニール製のものでカバーをして履く
・自分の衣服に付かないようにビニール製の丈が長いエプロンをする
・汚物の粉塵を吸い込まないようにマスクをする

など、徹底した対策を心がけましょう。
ウイルスが飛散し、広範囲に飛び散るため、汚物の処理以外にも、広範囲の床や壁などを消毒し、十分な換気、処理が終わったら手洗いを2度行い、うがいをすることが推奨されています。

衣類が汚物で汚れてしまったらどうする?

子どもが嘔吐して、衣類やベッドシートが汚れてしまったら…。汚れた衣類を洗濯する際にも塩素系漂白剤調整液が役立つのですが、濃度は0.02%です。水と塩素系漂白剤の割合は以下の通り。

0.02%塩素系漂白剤調製液
(※市販されている約5%濃度の漂白剤を使用した場合)
水量1Lに対し塩素系漂白剤4mL
水量3Lに対し塩素系漂白剤12mL
水量5Lに対し塩素系漂白剤20mL

汚れた衣類を洗濯する手順としては、
1) 周囲を汚染しないようにするため、衣類をビニール袋に入れる
2) 洗剤を入れた水のなかで、衣類を静かにもみ洗いする。しぶきを吸い込まないようにマスクは必須
3) 上述の塩素系漂白剤調整液で消毒をし、その後十分にすすぐ。高温の乾燥機を使用すればさらに殺菌効果が高まるとのこと
4) 2で衣類をもみ洗いした場所も塩素系漂白剤調整液で消毒、洗剤を使用して清掃をする

塩素系漂白剤調整液は、漂白作用があるので、色柄ものの服は色落ちしてしまわないように気をつけて。

要注意ポイント トイレにはウイルスがいっぱい?

嘔吐物の処理は上述の通りですが、感染拡大の原因となりやすいポイントはほかにもあります。それは“トイレ”です。
日頃からトイレを清潔に保ち、便器や便座以外にも、フタやレバー、ドアノブなども忘れずに消毒しましょう。また、トイレ後水を流す際は、フタをしてから流すこと。ウイルスの飛び散りが抑制できるそうです。

ノロウイルスから身を守るには、なんといっても手洗いうがいの徹底。帰宅時、食事の前、トイレの後は、ノロウイルスを殺菌・消毒できる専用のせっけんや消毒液で、入念に手洗いを行いましょう。

かかったことがある人はわかると思いますが、かなりつらいノロウイルス感染症。自分はもちろんですが、子どもが感染して、つらい思いをしないためにも、しっかりとした知識が必要です。
(文・山本健太郎/考務店)
本記事の内容は以下サイトを一部参考にしています
「知っておきたい!家庭の感染と予防」 ノロウイルス感染症とは?
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