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世界初公開の作品も!渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで「永遠のソール・ライター」展

第822回 OZmall(オズモール)
1950年代のニューヨークで華やかに活躍しながら、1980年代には表舞台から姿を消した伝説の写真家。その軌跡をたどる展覧会「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が、2020年1月9日(木)から3月8日(日)まで渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。

80歳を過ぎて第2のデビュー!?多数の未発表作品も紹介





左/ソール・ライター 《無題》 撮影年不詳、発色現像方式印画 (C)Saul Leiter Foundation、右/ソール・ライター 《帽子》 1960年頃、発色現像方式印画 (C)Saul Leiter Foundation

「第1部:ソール・ライターの世界」では、2006年に出版されて話題となった写真集『Early Color』によって、“カラー写真のパイオニア”と称されるようになったソール・ライターの、世界初公開となるカラー写真も紹介。当時、すでに80歳を超えていたソール・ライターは、この写真集で実質的な第2のデビューを果たしたと言える。

このほか、モノクロ・カラーの代表作や、多数の未発表作品など約130点を展示して、その業績をたどってゆく。

12歳で初めて自分のカメラを手にして以来、晩年まで写真を撮り続け、絵を描き続けたソール・ライター。彼は、20世紀から21世紀にかけて、新しい写真技術も楽しみながら取り入れていたそう。展覧会では、これまでほとんど紹介されなかったデジタルカメラでの作品も展示。ひとりの芸術家としての、クリエーションの道のりを追体験できる。



膨大な作品や資料を整理するプロジェクトで発見されたお宝





ソール・ライター 《ニューヨーク》 1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント (C)Saul Leiter Foundation

第2部となる「ソール・ライターを探して」では、ソール・ライターの残した膨大な作品の整理を手がけるソール・ライター財団のプロジェクトを紹介する。

財団の事務所は、彼が40年以上にわたって愛したニューヨークのアパートメントに置かれていて、写真や絵画作品、個人的な資料などの発掘作業が日々行われている。このアーカイブが完成するまでには少なくともあと10年かかるというから、89年の生涯で生み出された作品がいかにすごい量であるかが分かるはず。

なかでも、長い間プリントされることもなく放置されていたという数万点におよぶカラー・スライドは、文字通り“宝の山”。展覧会では、プロジェクトでデータ化された未発表作品を世界で初めて公開する。



セルフ・ポートレートや愛する人たちの写真、絵画作品も





左/ソール・ライター 《デボラ》 1940年代、ゼラチン・シルバー・プリント (C)Saul Leiter Foundation、右/ソール・ライター 《ソームズ・バントリー》 1950年代、発色現像方式印画 (C)Saul Leiter Foundation

また、彼自身の人生を知ることができる写真も、数多く紹介する。

本格的に写真を撮り始めた1940年代後半から1970年代にかけて、ソール・ライターは多数のセルフ・ポートレートを残している。もともと、画家を志していたこともあり、絵画とは違う写真というメディアでの自画像だったのかもしれない。

さらに、彼にとって大きな存在だった2人の女性にもスポットを当てる。ひとりは妹のデボラ。画家になることに反対して対立した厳格な父親との関係の中で、彼を理解してくれたデボラは、最愛の被写体でもあった。

もうひとりはファッション誌のモデルだったソームズ・バントリーで、生涯にわたって親密な関係が続いた女性。ソール・ライターは自らの成功よりも、彼女が画家として認められることを願っていたそう。展覧会では、彼が撮影したソームズのポートレートとともに、その絵画作品も世界初公開される。

伝説の写真家と呼ばれたソール・ライターの、新しい魅力にふれてみよう。



作品をモチーフにした期間限定のコラボメニューも登場





左/「スパイシーショコラショー」1100円、アルコール入り1300円、右/ソール・ライター 《赤い傘》 1958年頃、発色現像方式印画 (C)Saul Leiter Foundation ※画像はイメージです。

会期中は、Bunkamuraドゥ マゴ パリやロビーラウンジでコラボレーションメニューが提供される。どちらも、「永遠のソール・ライター」展の半券を提示すれば、フード200円、ドリンク100円が値引きされるサービスを実施しているので、鑑賞の後でひと息いれるときには活用したい。

ドゥ マゴ パリには、《赤い傘》をモチーフに、まろやかなマシュマロクリームとスパイシーなホットドリンク、ショコラショーをあわせた「スパイシーショコラショー」(1100円)が登場。アルコール入り(1300円)では、ゴディバのチョコレートリキュールが加わり、一層風味豊かに。

このほか、《無題》をモチーフにした「ドゥ マゴ カプチ」(980円)は、スチームしたミルクを雪に見立て、竹墨パウダーで鉄柵を表現したカプチーノとなっている。作品を五感で味わえるコラボメニューは、展覧会とともに楽しんで。



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