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【おひとりさま向けマネー講座】親の老後や介護の備えはどうすればいい?ライフステージ別の気になるお金についてFPが解説

自分が年齢を重ねるとともに気になるのが、親の老後や介護の問題。特におひとりさまにとっては、自分の仕事やお金のこともあり、万が一のことを考えると不安が尽きないはず。そこで、知っておきたいことや事前の備えについて、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんに聞いてみました。

老後も介護も本人が準備、早めに話し合いを





自分の老後も不安な中、親の介護資金のことまで考えると、不安な気持ちになる人がほとんどだと思いますが、どんな備えをしておけばいいの?
「ひと昔前までは、子どもが親に仕送りというケースもありました。でも、ここのところ税金や社会保険料などの負担が増え、現役世代の手取りの金額は減っています。それゆえ、一般的には、親の老後費用や介護費用については、親自身が準備するということを基本に考えることが必要です」と西山さん。

「今の現役世代は、将来もらえる年金が、今の高齢世代よりも少なくなることは確実でしょう。親の老後費用を子どもが負担していると、将来自分たちが老後になったときに、お金が足りなくなってしまいます。親後さんの老後や、介護が必要になったときについて、早めに親子で話し合っておくことが重要です。なぜなら、もし親御さんが子どもが面倒をみてくれると思い込んでいてお金の準備をしていなかったら、子ども世代が負担することを避けられなくなってしまうから」(西山さん)

みんなが元気なうちに、「早めにお金を準備しておく」という話題を出して、老後や介護の際の費用が足りるかについて確認しておいた方がよいとのこと。それでは親とはどんなことを話し合っておけばいいの?
「いずれ介護が必要になった場合にどうしたいか、できるだけ具体的なイメージや希望を聞いておきたいですね。施設などに入りたいか、それとも子どもに見てもらいたいか。元気なうちに確認をしておくことで、万一親が病気などで意思疎通ができなくなったときに、子どもたちが判断に困らずに済みます」(西山さん)



親の資産は、わかるようにしてもらう





親が元気なうちに話し合っておく内容

「そのほかにも、自分の親が、どの金融機関にどれくらいのお金があるか、よく知っているという人はまれでしょう。銀行の預金や保険、投資性商品など、どこの金融機関の商品があるのか、細かい数字は別として、種類だけは確認しておくことをおすすめします」と西山さん。
「特に保険は、いざというときのために入っているものですが、実際にいざというときになったら慌ててしまい、保険のことを家族が忘れていて請求しそびれてしまうかも。お正月やお盆など、実家に帰ったときにでも、一度確認しておくといいでしょう」(西山さん)

さらに、西山さんによると、持ち家がある場合は、親がいなくなったあとにどうするかも確認をしておいた方がいいとのこと。「子どもの誰かが住むのか、誰も住まない場合は売却するのかなど、ある程度のイメージをみんなで話しておくといいでしょう。将来実家に住む予定であれば、それを前提にライフプランを立てることができ、おすすめです。親御さんも持ち家の行方がわかると、安心すると思います」(西山さん)



いざ親の介護が必要になったとき、公的にはどんなサービスを受けられるの?





実際に親が介護が必要という状態になった場合、なにか補助制度などはあるの?
「親が65歳以上のケースで言いますと、介護が必要になったときに、その程度によって介護給付を受け取れます。要介護認定を受けるには、住んでいる地域の市区町村に申請を出す必要があります。さまざまな調査や判定が行われ、要支援1~2、要介護1~5の7段階に認定されると、1カ月あたりの支給限度額が決まります。支給額と自己負担で、サービスにかかった費用を払うことになるでしょう。サービスは、デイサービスやデイケア、ショートステイ、訪問介護、特別養護老人ホームなどさまざま。親御さんが元気なうちに、ある程度リサーチしておけると安心ですね」と西山さん。いざ介護状態になったときは、わからないことばかりで戸惑ってしまうはず。まずは住んでいる地域の地域包括支援センターに行って相談するのがおすすめだそう。

民間の介護保険ってどういうものなの?
「介護保険という単体の商品もありますが、医療保険など他の保険の特約としてついているものもあります。『所定の状態になったとき』という条件で保険金が出ます。その条件が保険会社や商品によって大きく異なるので、検討する際は、よく確認しておきましょう。すでに親御さんが保険に入っている場合は、いざというときにしっかり使えるよう、内容を一度確認しておくことをおすすめします」(西山さん)
ただし、保険にたくさん入ると、親御さんの貯蓄が減ってしまうのでバランスを考えたいところ。「公的な介護保険もあるので、民間の介護保険には入らず、貯蓄でしっかり備える方法もあります。自分たちの場合はどうするか、元気なうちに親御さんと話しておきましょう」(西山さん)



教えてくれた人



西山美紀さん

出版社で編集・マーケティングを経験後、独立してファイナンシャルプランナーの資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日になるためのお金の貯め方・使い方について女性誌やWEB等で発信中。著書『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。男女の子を持つ二児の母。



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