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本当はコワい!「長引く風邪」に潜む“大人の病気”

第133回 いまトピママ
年齢とともに、なんだか風邪が治りにくくなったと感じていませんか?
コンタック総合研究所の調べによると、2~3日以内で風邪が完治する割合は年齢とともに低下、30〜40代になると6〜7日程度治らなかったり、1週間以上長引く人の割合が増える傾向にあるそう。
「気のせい」ではなく、実際に長引いているのです。

そもそも「風邪という病名はない」

それだけでなく、「ただの風邪」と思って無理をすると、大人の風邪は思わぬ病気に発展することも。

「そもそも、風邪という病名はないんです。原因となるウイルスや細菌は無数にあり、症状が現れる体の部位によって、それぞれ正式な名称があります。また、風邪だと思って調べたら、結核だったなんてこともあるんですよ」と教えてくれたのは、内科医・小児科医で永寿堂医院院長の松永貞一先生です。

だから、特に長引く風邪は「ただの風邪」と決めつけず、医師の診断を受けて病名をハッキリさせるのが正解。

それに適した治療法を早めに始めれば、症状が悪化することも防げます。

「人間の体は、内臓も肌も20歳前後がピーク。30代になるとゆっくりと体の老化が始まり、免疫力も低下していきます」(松永先生)。

風邪をひいたら無理をしないこと。重い病気に発展する前に、体をいたわりましょう。

風邪に潜む病気とウイルスはこんなにたくさん

風邪は万病のモトと言うように、軽い症状を見逃すと痛い目を見ることに。

冬に気を付けたい、風邪のような症状を引き起こす病気やウイルスを知っておきましょう。

●百日咳
子どもの頃に打ったワクチンは10年以上経つと効果が激減します。そのため近年、大人の百日咳が増加。

咳の症状は軽いものの菌の排出は3週間ほど続き、家族や職場での感染にも注意が必要です。

●溶連菌
扁桃炎など、のどの風邪を引き起こす細菌。関節痛を引き起こすリウマチ熱の原因になるなど、時に重病の元に。

●結核
毎年3万人が新たに発病。昔の病気、高齢者の病気ではありません。

肺結核では咳と微熱が続き、腎結核では疲れやすいなど風邪の初期症状に似た症状が出ます。

●ぜんそく
小児ぜんそくの経験がなくても、風邪をきっかけに大人になってからぜんそくになることがあります。

息を吐くのが困難で、突然咳込んだり、ゼエゼエ・ヒューヒューと音が鳴ったりします。

●ウイルス性胃腸炎
嘔吐や下痢が突然始まる、お腹の風邪。特にノロウイルスやロタウイルスは冬季に感染することが多いので要注意。

●RSウイルス
ほとんどの感染は乳幼児で、気管支炎や肺炎などの症状が出ます。

感染力が強く、子ども同士の集団発生に注意を。大人は軽い症状ですみます。

●マイコプラズマ肺炎
細菌とウイルスの中間の性質を持つマイコプラズマが悪さをする肺炎。咳、発熱などの症状がゆっくりと進行。

咳は徐々に激しくなり、数週間長引くことも。高熱も出ます。

●咽頭炎・扁桃腺炎
どちらも、のどに炎症を起こす風邪。咽頭炎はのどが腫れて軽い風邪症状があり、扁桃腺炎は高熱になります。

気管支炎や肺炎に発展する場合もあります。

【参考】コンタック総合研究所「今どきのかぜ 実態調査」

執筆/監修:株式会社からだにいいこと

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