伸びない視聴率にジレンマ? 木村拓哉主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』

第447回 ママテナTVウォッチ&ガイド
1月24日(火)に発売された『週刊女性』が、木村拓哉(44)主演ドラマ『A LIFE~愛しき人』について報道。巨額の制作費と今ひとつ跳ねない視聴率について触れ、ドラマの行く末を不安視している。

SMAP イメージ

『A LIFE~』は、巨大病院を舞台に木村が天才外科医を演じるヒューマンドラマ。共演者には竹内結子(36)、松山ケンイチ(31)、木村文乃(29)、菜々緒(28)、及川光博(47)、浅野忠信(43)と、映画やドラマの主役級の豪華な顔ぶれが集結。脚本は同じく元SMAPである草彅剛(42)の主演ドラマ『僕の生きる道』をはじめとする“僕シリーズ”をヒットさせた橋部敦子が担当している。

万全の体制で臨んだ同作だが、第1話は14.2%、第2話は14.7%、そして第3話は13.9%(※数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。決して悪い数字ではないが、木村主演ドラマとしては今ひとつパッとしない印象だ。本来敵役であるはずの壇上(浅野)の立ち位置がハッキリしない、脳腫瘍を患う深冬(竹内)の手術をスルーしているなどの指摘に加え、キャラクターが多すぎて物語がまとまりきれていないという声もある。

同誌では「(木村の主演ドラマで)視聴率15%以下は許されない。目標は20%、悪くても18%が局内の目論見」とテレビ誌記者が推測。また、豪華キャストのギャラだけでなく、スタジオ内には高額な医療機器がレンタルで配備され、2話分の制作費が1億円を超えてしまったこともあると伝えている。この先『A LIFE~』が、同じ『日曜劇場』枠で放送された『半沢直樹』(最終回視聴率は42.2%)クラスに大化けしないと、巨額な制作費の元が取れない危険性もあるという。

今から17年前、同枠で放送された木村の主演ドラマ『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』は、平均32.3%、最終回は41.3%もの高視聴率を記録。SMAP時代は元チーフマネージャー・飯島氏の采配で「誰が演じてもかっこよく映る刑事や医者役はやらない」としてきた木村だが、彼女の手を離れ、初の医師役に挑んだこのドラマがどんな結末を迎えるのか。最終的な視聴率によっては、今後、木村が思い切った悪役や汚れ役に挑戦することもあり得るかもしれない。

(文/タカザワ紅緒)

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