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近い将来ナプキンがいらなくなる!?最近の生理用品事情

第906回 OZmall(オズモール)
生理が始まった日から、毎月欠かせなくなる生理用品。自分に合うナプキンを求めて、試行錯誤した経験がある人も多いのでは? 最近はナプキン以外の第3の生理用品も話題に。長年生理用品の研究を続けてきた歴史社会学者の田中ひかるさんに、最近の生理用品事情について教えてもらった。

「漏れ」の悩みが多数。「ナプキン3枚重ね」という人も

2019年12月 オズモール調べ 838人(女性限定)


オズモールのアンケートによると、メインの生理用品としてナプキンを使っている人が圧倒的多数で、91.2%という結果に。続いてタンポンが5.6%、布ナプキンが1.2%、月経カップが0.5%、吸水型サニタリーショーツが0.1%いた。

生理用品に関する悩みでは、「漏れ」を訴える人が約63%で最も多く、次に「臭い」、「かゆみ・かぶれ」、「下着ライン」と続いた。漏れ対策としては、みんなさまざまな工夫をしていて、「下着の重ね履き」「タンポンとナプキンのダブル使い」「日中も夜用ナプキンを着用」「色の濃い服を着る」という声が目立った。
ナプキンの2枚重ねという人も多かったけれど、なかには3枚重ねという人も。また「就寝中も起きて何度か確認するので寝不足になる」(wa-ko7さん/40代・会社員)、「上半身を起こしたまま寝る」(モンモンさん/30代・会社員」など、かなり苦労している人の声もあった。

ナプキンをこまめに交換できる状況ならまだいいけれど、仕事上長時間交換できなくて困っているという切実な悩みも。



漏れや臭い、かぶれの悩みを解決する“第3の生理用品”

ナプキンによる漏れの悩みを解決する生理用品といえば、タンポン。体の中で経血を吸収するため、ナプキンと比べて漏れやムレなどがなくなる。
「若い人ほどタンポンの使用率は少なく、1970年代には日本でも10種類くらいのタンポンが発売されていましたが、現在は1社だけです。一方、最近徐々に使用する人が増えているのが、『第3の生理用品』と呼ばれる月経カップ。最長12時間程度使用できます」(田中さん)

月経カップは医療用のシリコンや樹脂でできているカップ状の生理用品で、膣内に装着してカップ内に経血を溜める。経血が空気に触れないので臭いが気にならず、ナプキンによるかぶれやかゆみの心配もない。
アメリカでは古くから使われているけれど、日本では2017年に日本製の月経カップが登場し、使用している人が増えているのだそう。出し入れに慣れるまでに時間を要することがあるけれど、正しく装着できれば違和感はない場合がほとんど。また、煮沸消毒をすれば繰り返し使えるので、コストパフォーマンスは高い。ただし、消毒を手間に感じる人も。



アメリカではさらに新しい生理用品も登場

「消毒の手間がない新しい生理用品が『月経ディスク』。2016年にアメリカで誕生したもので“使い捨て月経カップ”ともいえます」(田中さん)
ゴム製のリングに経血を溜めるフィルムがついているもので、月経カップと同様に最長12時間程度装着できる。ただし、ナプキンよりさらに割高でエコの観点からいうと月経カップのほうがすぐれている。普段は月経カップ、旅行のときは月経ディスクというように使い分けている人もいるそう。

「日本ではナプキンが主流ですが、SNSの影響で月経カップが少しずつ普及していくでしょう。月経カップと低用量ピルを併用しているという人もいます。今後は低用量ピルや『IUS(ミレーナなど。子宮内に装着することで、黄体ホルモンがゆっくりと持続的に放出され、経血量が減ったり月経痛が緩和されたりする)』によって月経そのものをコントロールする女性が増え、経済格差や地域格差はあるとは思いますが、最終的には月経のない時代がくると思います」(田中さん)



教えてくれた人

田中ひかるさん
歴史社会学者。博士(学術)。女性に関するテーマを中心に執筆、講演活動を行う。著書に『月経と犯罪 女性犯罪論の真偽を問う』(批評社)、『「オバサン」はなぜ嫌われるか』(集英社新書)、『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)など。



提供元

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会員数300万人の女性向けWEBメディア。OZmall [オズモール] は東京&首都圏の女性に向けた情報誌 OZmagazine [オズマガジン] のWEB版です。「心ときめく“おでかけ体験”を一緒に」をテーマに、東京の感度の高い女性に向けた最新トレンド情報を紹介しています。
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