奥山佳恵「全部『今』を大事にしています」ダウン症の息子の子育てを語る

第455回 ママテナTVウォッチ&ガイド
2月6日(月)に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話』が、ダウン症の次男を持つタレント・奥山佳恵(42)の日常に密着。彼女のポジティブな育児ライフを紹介した。

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奥山は´01年に結婚、´02年に長男・空良(そら)くん(14)、そして´11年に次男の美良生(みらい)くん(5)を出産した。しかし、美良生くんは生後間もなくダウン症と診断された。ダウン症とは染色体の異常により脳や身体の発育が遅れる疾患。奥山は当時を振り返り「ダウン症があるってどんな生活になるんだろう? っていう怖さはありました」と語った。

番組ではそんな彼女の暮らしぶりに密着。奥山は料理が大の苦手なようで、食べ物をレンジでチンすることを忘れたり、パンケーキを焦がしたり、カレーうどんの汁をテーブルにこぼしたりと、かなりのドジぶりを披露。一方、美良生くんが支援型の幼稚園から帰ってくると、長男が一緒にお風呂に入って言葉を教え、風呂上がりは美容師でもあるパパがヘアセット。そして1日の最後は家族4人が仲良くひとつのベッドで寝るのが決まりなのだとか。

しかし、美良生くんが生まれたばかりの頃は夜泣きがひどく、産後ブルーになったり、どうしても他の子と成長を比べてしまい、落ち込んだり焦ったりしたこともあったそうだ。そんな不安だらけの彼女を救ったのは「(周りの友だちに)何を言われても大丈夫。もし何か言われても『うちの弟は成長がゆっくりなんだ。だからその分、可愛い時期がずっと長く続くんだ、って自慢してやる」という長男の言葉だったという。

最後に「今を大事にすることは、イコール『未来』を育んでいくものだと思って、全部『今』を大事にしています」と、ポジティブに生きる秘訣を語った奥山。家族が疾患を抱えていると、どうしても悲観的になってしまうのは仕方がない。しかし、彼女は持ち前のポジティブさで息子の疾患と真正面から向かい合い、明るく笑いの絶えない素敵な家庭を築いている。

(文/池野フナ子)

本記事で使用している画像は以下ウェブサイトのスクリーンショットです 奥山佳恵 てきとう 絵日記
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