メディア個別 電子レンジ調理で食材の栄養は減る!? レンチン調理のメリット・デメリット | いまトピママ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
ママの知りたい情報が集まるアンテナ

ママテナ

電子レンジ調理で食材の栄養は減る!? レンチン調理のメリット・デメリット

第83回 いまトピママ
お手軽調理や食材の温めに欠かせない電子レンジ。
楽だけど、栄養面での問題を指摘する声も。
そこで電子レンジによる食材への影響をまとめました。

電子レンジの研究が次々に発表されている

冷たい料理を数秒で温めたり、凍ったお肉を解凍したり。

調理器具としてとっても便利な電子レンジですが「栄養を損なうのでは?」「電磁波は体に影響がないの?」と不安視する声も。

急速に普及していますがその歴史は浅く、誕生したのは1940年といわれています。

日本では、電子レンジが家庭に入り始めてから40~50年くらいしかたっていません。

新しい研究が次々に発表されている最中なので、電子レンジが体に及ぼす影響について結論が出ていないのが現状です。

それを踏まえた上で、メリットとデメリットとされているポイントをピックアップしました。

短時間の調理で栄養が失われにくい説

電子レンジは、マイクロ波(電磁波)を食品に当てて、内側から温めるというのが特徴です。

食品は水分を含んでいて、それがマイクロ波によって振動し熱を発するのです。

そのため、凍った肉の解凍や調理も数10秒から数分でできることに。

この短時間で調理できる、という電子レンジの特性が、栄養面でもメリットになるとされています。

電子レンジでの調理時間は、一般的に鍋やフライパンよりも短時間で済みます。

栄養素は加熱するほど失われやすいので、調理時間が短い電子レンジでは、野菜の栄養素が分解されずに残る可能性が高いともいわれているのです。

また、電磁波の影響を指摘する声もありますが、電子レンジのマイクロ波が食品に残って体に影響を与えることはないといいます。

電子レンジを使う栄養面でのデメリットとは

一方、電子レンジを使うことでの栄養面でのデメリットも研究結果から指摘されています。

●ビタミンB12が失われる

東京農業大学、助教のコラムで指摘されているのは、ビタミンB12の損失について。

カツオ魚肉のビタミンB12残存率を調べたところ、焼く、蒸す、揚げるでは94.5〜97.7%と、調理による損失はほとんど見られませんでした。

また、ビタミンB12は水に溶ける「水溶性ビタミン」なので、ゆでると煮汁に流出してしまうとされます。

しかし、煮汁への流出は3.4%と多くありませんでした。

ところが、電子レンジ加熱によるビタミンB12残存率は、85.2%で、損失が最も多くなったというのです。

さらに牛乳を電子レンジで3分加熱した場合、約50%のビタミンB12が損失することが報告されているそう。

そのほか、電子レンジで加熱することにより酵素が失われるという論文もたくさん発表されています。

●体を老けさせる物質が発生する

近年、注目されているのが「AGE」という酸化物質。

タンパク質と糖が結びつく「糖化」という反応で生じるもので、肌にシミやシワをつくったり、血管を老けさせるなどの問題を引き起こします。

AGEは、パンがこんがり焼けるように焼き色がつく食品に多く含まれるので、焼き色がつかない電子レンジ調理ではAGEが含まれる可能性が低いというのが定説になっていました。

しかし最近の研究では、電子レンジの調理は高温になることが原因で、焼き色がつかなくてもAGEが増えることが判明したというのです。

●有害物質が食品に溶け出す

電子レンジ使用可能の食器や製品でないと、食器の成分が食品に溶け出す可能性もあります。

プラスチックのタッパーやラップで加熱すると、食品にプラスチックの分子が溶け出すという報告も。

電子レンジを使用する際は、食品をのせるトレイやラップに十分注意する必要があります。

このように、電子レンジを使った調理は便利な一方、栄養が損失したり、逆に摂取したくない成分ができてしまうというリスクも。

とはいえ毎日調理に時間をかけるのは難しいもの。

現状では、電子レンジはできるだけ使用を短時間にすることを心がけて使うのが、メリットを最大限にいかし、デメリットを最小限にする“いいとこ取り”の方法かもしれません。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

いまトピママ
いまトピママ
いまトピ ママは子供を育てるママたちに役立つ情報をお届けします。
いまトピ ママは子供を育てるママたちに役立つ情報をお届けします。

あなたにおすすめ

ピックアップ