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親も知らない”いい子”の闇…。『いい子症候群』の特徴とは

第104回 いまトピママ
「いい子に育てたい」という親の気持ちが裏目にでて、子どもに負担がかかっている場合があります。
注意したい「いい子症候群」についてまとめました。

親の顔色をうかがって自主性が乏しくなる

かわいい自分の子は、いい子であってほしいと願うもの。

その親の気持ちが子どもの感情を抑制し「いい子症候群」にしてしまうこともあります。

これは「尾木ママ」でおなじみの教育評論家・尾木直樹氏が、自身の子育ての経験からつけたもの。

近年、教育現場で問題視されています。

「いい子症候群」とは、親のイメージするいい子でいようとする子どもが抱える症状のこと。

親やまわりの大人から見たら「いい子」ですが、子どもの目的は「いい子でいることで親の注意をひく」こと。

親にとってのいい子でありたいがために、自分の気持ちを抑え、親の顔色を常にうかがいながら、親が求めるいい子を演じているのです。

親のいる前でいい子でいようとする分、ストレスがたまり、その反動が親のいない場面に出る子もいます。

たとえば、友達をいじめたり、幼稚園や学校の先生の言うことを聞かないといった行動に出るといったことが起こります。

ニートやひきこもりになる新型うつに!

そして、「いい子症候群」の子は、反抗期がないのも特徴です。

10~17歳頃に訪れる反抗期は、親にとっては心身ともに疲労が募る時期ですが、子どもの心の成長にとても大切なもの。

自分の意思が目覚める時で、反抗期がないと自主性が育ちにくくなります。

「いい子症候群」の子どもは、親の指示に従って生きてきたのに、それを自分で乗り越えてきたという勘違いから起こる自信があり、実力を過信しがち。

それが、ある程度の年齢になると「新型うつ」といった症状に現れます。

壁にぶつかると人のせいにして逃げたり、注意されたり怒られるとすぐ学校や会社を休んだり。

なかには就職した会社を辞め、職を転々とする場合も。

新型うつは、就職や進学などで、新しい世界へ踏み出す時に発症しがちです。

それをきっかけに、ニートやひきこもりになることも懸念されます。

子どもを「いい子症候群」にしないためにできること

大人になってから困らないために、子どものうちにできることをまとめました。

○子どもの意見を優先させる

子どもの将来を心配するあまり、こうした方がいい、ああした方がいいといろいろ口出ししてしまう気持ちもわかります。

でも、これを続けると自分の気持ちではなく「親が喜ぶ方」を選ぶことがクセになってしまうので注意して。

まずは子どもの気持ちや意見を優先させることを心がけましょう。

すると自分に自信が持てるようになり、自主性もでてきます。

○結果でなく過程をほめる

よい成績を取ったなど結果ありきの「ほめ言葉」ではなく、結果がどうであれ「やったこと」をほめましょう。

結果ばかりに注目してほめると、結果を出さないとほめてもらえないと思い、親の顔色をうかがうようになってしまいます。

努力した過程や、どういった部分がよかったかなどを具体的にほめるのも効果的です。

○子どもの怒り方に注意する

よく言いがちな「宿題しなさい」などの押し付けるような言い方はNG。

「○○した方がいいよ」など、子どもの判断の余地を残すように語尾をかえるだけで、子どもの気持ちは変わってきます。

もし「ダメっていったじゃない!」などと子どもを否定するような口調で怒ってしまったとしても、自分を責める必要はありません。

気持ちが落ち着いてから「さっきはごめんね」と素直にあやまりましょう。

子どもに対して、完璧な親でいようとするとストレスになるので、あまり思いつめないようにすることも大切です。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと

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