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近代の画家たちが描き出す子供への眼差し!丸の内の三菱一号館美術館で「画家が見たこども展」開催

第951回 OZmall(オズモール)
丸の内の三菱一号館美術館では、開館10周年記念「画家が見たこども展」を2020年2月15日(土)から6月7日(日)まで開催。「ナビ派」のテーマのなかから「子供」に焦点をあて、国内外の美術館と同美術館の所蔵品から油彩・版画など約100点を展示。

浮世絵のような構図も!妹の子供たちを描いたボナール

左/ピエール・ボナール《学童》1900年 リトグラフ/紙 ボナール美術館蔵 (C) Frederic Aubert、右/ピエール・ボナール《雄牛と子ども》1946年 油彩/カンヴァス 個人蔵 Collection Prof.Mark Kaufman


印象派に続く世代の芸術家グループとして盛んになった芸術運動のひとつ、ナビ派。その主要メンバーには、ピエール・ボナールやエドゥアール・ヴュイヤール、モーリス・ドニ、フェリックス・ヴァロットンらが名を連ねる。

ナビ派の画家たちがインパクトを受けたと考えられているのは、ポール・ゴーガンやフィンセント・ファン・ゴッホらの力強い色彩や単純化された表現で描き出される「子供」の姿。

《学童》は、学校に行こうとする女の子を見送る母親の姿が描かれている。「日本かぶれのナビ」のあだ名を持つボナールらしく、浮世絵のような構図になっているのが面白い。

ボナールには子供がいなかったけれど、妹のアンドレの子供たちをモデルに多くの愛情あふれる絵を描いたそう。後年、甥の1人が美術史家になったのは、大好きな伯父さんの影響だったのかもしれない。



ヴュイヤールは身近な題材を好むアンティミスト(親密派)

左/エドゥアール・ヴュイヤール《乗り合い馬車》1895年頃 油彩/厚紙 ハマー美術館蔵 (C) Hammer Museum. Photo: Robert Wedemeyer、右/エドゥアール・ヴュイヤール《赤いスカーフの子ども》1891年頃 油彩/厚紙 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵 National Gallery of Art, Washington, Ailsa Mellon Bruce Collection, 1970.17.90


ヴュイヤールも、パリの街中にいる子供たちをモチーフとして取り入れたひとり。

彼自身は生涯独身で子供を持たなかったけれど、姉のマリーの娘アネットがいる光景を何度も描いている。室内の情景や家族の姿も好んで描き、自ら「アンティミスト(親密派)」と称したという。

一緒に暮らす母親と姪のアネットを描いた作品などもあり、親しみやすい対象に心を込めて描くことが好きだったみたい。

《乗り合い馬車》で描かれた姉妹は、当時の流行なのか、おそろいの帽子とドレスに身を包んでいる。よく見ると細かい装飾もしゃれていて、ヴュイヤールがファッションに注目していることが分かる。



9人もの子宝に恵まれ、子供のいる日常の幸せを描いたドニ

左/モーリス・ドニ《サクランボを持つノエルの肖像》1899年 油彩/厚紙 個人蔵 Catalogue raisonne Maurice Denis, photo Olivier Goulet、右/モーリス・ドニ《子ども部屋(二つの揺りかご )》1899年 油彩/カンヴァス 個人蔵(モーリス・ドニ遺族)Catalogue raisonne Maurice Denis, photo Olivier Goulet


ボナール、ヴュイヤール、ヴァロットンの3人には子供がいなかったけれど、モーリス・ドニは9人もの子宝に恵まれている。子供を描いても、どこか距離を保っていた3人に対して、ドニは自分の子供たちの肖像を愛情深く描いた。

《子ども部屋(二つの揺りかご )》では、赤いワンピースを着た4歳の長女ノエルと、ベビーベッドから顔を出す妹・ベルナデットの姿が。ちなみに、中央の窓から見える赤い屋根の小修道院(ル・プリウレ)は、後にドニ一家が引っ越し、現在は「モーリス・ドニ ル・プリウレ美術館」となっている。

子供たちを描いた家族画のなかに、ドニ一家の歴史が垣間見えるのも興味深い。



パリに暮らす小さな都市生活者の姿を描いたヴァロットン

フェリックス・ヴァロットン《可愛い天使たち》1894年 木版/紙 三菱一号館美術館蔵


パリの公園や庭で自然の光景を楽しむ人の姿は、ナビ派のテーマとして好まれたそう。ヴァロットンも、パリ市民の憩いの場所であるリュクサンブール公園で、遊びに夢中な子供たちを観察して描いている。

また、現代木版画の発展に大きく貢献したヴァロットンは、パリの街角をモチーフにした木版画のなかにも、子供の姿を登場させている。そこには、子供のなかのちょっと冷めたようなシニカルな面を見抜いている、ヴァロットン独特の視線が感じられる。

19世紀末のパリで、それぞれの画家のまなざしを通して描かれた子供たちの姿を、楽しみたい。



大人だからこそ楽しめる「お子様ランチ」やガチャガチャも

タイアップランチ「夢のお子さまランチ」(コーヒーor紅茶つき)2200円、販売時間:11時~14時


会期中は、館内にあるミュージアムカフェ・バー「Cafe 1894」で、展覧会にちなんだランチやデザートを期間限定で提供する。

今回は、大人が子供の頃を思い出すような絵が並ぶ展覧会だけに、タイアップランチに「夢のお子さまランチ」(コーヒーor紅茶つき、2200円、販売時間:11時~14時)が登場。春らしい彩りのサラダや、赤ワインを煮詰めたほろにがソースのハンバーグなど、大人だからこそ楽しめるメニューがワンプレートにぎっしり。

モーリス・ドニ作品の色合いをイメージしたタイアップデザート「春色の小さなパンケーキ」(990円、販売時間:1時~17時)も。

さらに、ミュージアムショップ「Store 1894」では、絵のなかから飛び出した子供のピンバッジなどが入った「こども展ガチャガチャ 4種類」(予定価格300?500円)を設置。こども展の後は、お子様ランチやガチャガチャで、思いっきり童心に帰るのもいいかも。



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