4人目でまさか? 赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず…

4人目でまさか? 赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず…

ホルモンバランスが大きく変化することによって、情緒が不安定になるマタニティブルーや産後うつ。4人のママとなり、周囲からもベテランママと見られるようになっていましたが、「自分を責めてばかりだった」と振り返る産褥期の体験談を紹介しています。

ホルモンの影響と知りつつも、どうしても自分を責めてつらかった産褥期。4回の産後は毎度メンタルがガタガタでしたが、特にひどかった4人目の産後についての体験談をお話しします。

メンタルが落ちた時期と症状

私には4回の出産経験がありますが、産後3週間~2カ月ごろにかけて情緒が不安定になりました。せっかく寝ても悪夢を見たり、夫婦喧嘩をしたり。上の子たちの遊びに付き合いきれないことや、必要以上に怒鳴ってしまうこと、家事をきちんとできていないことに苛立ち、とにかく自分を責めていました。

 

4人目の産後はもっとも症状がひどく、どんなに頑張ってもすべてがうまくいかずに、こぼれ落ちていくような絶望感にかられる日々。赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず、涙が流れていくのを感じながら赤ちゃんをただぼーっと見つめていたこともあります。動悸や息苦しさが続き、ある朝本当に起きられなくなりました。

好環境があだに!? 嫌な妄想も始まった

私自身、育児相談や家事代行の仕事をしていたので、産後の体の変化や子どもの発達についての知識はそれなりにあります。両方の実家も近く、ママ友もいて、夫も育児に積極的で、かなり恵まれた環境にいました。

 

しかし、逆にそれが自分を責めるきっかけにもなったようで、「こんなに恵まれているのに」と自分を責め、普段はあれほど「子育て支援」なんて言っておきながら、誰に相談して良いかわからなくなってしまったのです。

 

また、知人が育児ノイローゼになって34歳で子どもを残して自殺したという経験もあり、ふとした瞬間に、リストカットしたら、包丁を持ち出したら、などと考えてしまうことがありました。

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