メディア個別 息子がチョコをもらったら何て言えばいいの?? | パパコミ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

息子がチョコをもらったら何て言えばいいの??

第51回 パパコミ

小さい子でもテンションが上がるバレンタインデー!もしもあなたの息子がチョコをもらってきたら、あなたはどんな声をかけますか?そんなこと考えたことなかった!という人に向けてアドラー式子育ての熊野英一さんにアドバイスをうかがいました!

相談

年長の息子が、バレンタインデーにチョコレートをもらってきました!息子も「大好き!」と言ってはばからない、幼なじみの女の子からの「本命チョコ」です。息子の人生最大の手柄に対して、パパとしてどんな言葉をかけたら良いでしょうか?

回答

そりゃテンションも上がりますよね

おめでとうございます!パパのやや興奮気味な喜びも伝わってくるご相談です。

春になると、「ピッカピッカの?、一年生♪」のメロディーでおなじみのコマーシャルがテレビで流れます。幼なじみ同士の男の子と女の子が、真新しいランドセルを背負いながら「将来、結婚しようね!」などと、無邪気にお互いの好意を伝え合うような、微笑ましいシーンをよく目にしますよね。子ども達も、大人顔負け!と言った感じで、他者を好きになるし、その気持ちを相手に伝えたいものなんですね。

バレンタインデーは、特定の相手に自分の好意を伝える、特別な日です。ちなみに、女性が好意を寄せる男性にチョコレートを贈る、という風習は、日本発祥のもの。1958年2月にメリーチョコレート(東京・大田区)が、伊勢丹新宿本店内の売り場で「バレンタインセール」という手書きの看板を出したのがはじめだとか。ちなみにそのセール3日間に売れたのは、30円の板チョコ5枚と4円のカード5枚だけだったそうです。(朝日新聞1996年9月21日付 日曜版)

そんな小さなセールから始まり、60年余を経た今は、「義理チョコ」「友チョコ」「自分チョコ」「(家族に贈る)ファミチョコ」など、送り方も多様化したようですが、幼なじみの女の子から息子さんへのチョコは「本命チョコ」とのこと。相思相愛で、初のチョコレート、となれば!!パパもテンションが上がりますよね!

ここはひとつ、ヒーローインタビューと参りましょう!

さて、相談は、こんなハッピーな状況にある息子に対して「どんな言葉をかけたら良いか?」というものでした。職場の場面に言い換えるなら、「初めて売上をあげた部下に対して、どんな言葉をかけたら良いか?」というような問いに等しいでしょう。

こんな状況で、まず考えるべきことは、「何を言うか?」ではなく、「何を聞くか?」です。

家庭でも職場でも、一緒です。これまでもこのコラムで再三「共感ファースト」の大切さをお伝えしていますが、ここでも、まずは、息子に共感を示してみましょう。共感とは、相手の関心そのものにこちらが関心を寄せること。相手の目で見て、耳で聴いて、心で感じてみることを言います。この相手に共感を示す一番効果的な方法が、相手に「インタビューする」ことです。「今、どんなお気持ちですか?」と。

想像してみてください。大好きなパパが、まっすぐに「おー、チョコもらったの!?今、どんな気持ち?教えて!」と息子にヒーローインタビューする風景を。息子は誇らしげに嬉しさを伝えるでしょうか?ニヤニヤと恥ずかしがるでしょうか?それとも、カッコつけて平静をよそおうでしょうか?

どんな反応があるかはわかりませんが、どんな反応でも良いのです。仮にパパの期待する反応でなくても、それを受け入れましょう。相手のありのままを受け入れる、これが、共感の真髄なのですから。

そして、「そうか?、君は、・・・って感じているのか。よくわかったよ!教えてくれてありがとうね!」と共感したことと、素直にインタビューに応じてくれたことに感謝の気持ちを伝えましょう。この後です、パパの気持ちを「言う」のは。「パパも、同じように・・・と感じるなぁ。」とか、「パパだったら、・・・と感じるかもしれないね」とか、パパが思っていることを素直に伝えれば良いと思います。

注意して欲しいのは、決して、からかったりしないこと。せっかく素直な気持ちを伝えた息子に対して、恥ずかしい思いをさせるようなリアクションは、マイナスしかないでしょう。また、上から目線で「よくやったな!」と大げさに評価したり、「もっとたくさんもらえるだろう!」とさらなる成果を期待したりすることは、仮にこちらが良かれと思っての気持ちで言ったとしても、息子は嬉しくないかもしれません。

今、息子が目の前にいて欲しいのは、評価者や評論家ではなく、共に喜びを分かち合える人なのですから。

熊野英一

株式会社子育て支援 代表取締役
アドラー心理学会 会員
アドラー心理学に基づく「相互尊敬・相互信頼」のコミュニケーションを伝える親と上司の勇気づけのプロフェッショナル。

全国での多数の講演や「日経DUAL」「朝日おとうさん新聞」などでのコラム執筆を通して活発な情報発信も行う。保育施設立ち上げ・運営、ベビーシッター事業に従事。2012年、日本初の本格的ペアレンティング・サロン「bon voyage 有栖川」をオープン。

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「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。
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