こんにちは、まだまだ寒い日が続きますね。今日は赤ちゃんが熱を出したときは、どうしたらいいのかをお伝えします。
赤ちゃんが発熱をしたとき
赤ちゃんに38℃くらいの熱があっても、機嫌がよく、食欲もあるときは、それほどあわてる必要はありません。半日くらい様子をみましょう。
ただし、生後5カ月までの赤ちゃんは、急いで手当てをしなければならない病気の可能性もあるので、熱がそれほど高くなくてもふだんと様子が違うときには、すぐに診察を受けましょう。
すぐに受診したほうがいい目安
では、どんな状態のときにすぐに受診したほうがいいのでしょうか。目安は下記の5つになります。
・ぐったりしていて水分が摂れない
・呼吸が速い
・激しい下痢や嘔吐がある
・ひきつけが続く
・顔色が蒼白で体が冷たい
発熱したときのおうちケア
(1)汗をふきとる熱が出るとたくさん汗をかくので、こまめに汗をふき取りましょう。汗で濡れた衣類を長時間着せたままにしないように注意してください。
また、部屋の温度を上げ過ぎる人が多いようですが、ふだん通りでOKです。手や首まで汗ばんでいるときは暑過ぎと考えて、かけ布団を1枚少なくするなどの対応をしましょう。
(2)水分を補給する
脱水症状を防ぐために、湯冷ましや麦茶、イオン飲料などをこまめに飲ませましょう。ほしがるだけあげて大丈夫です。多少食欲が落ちても、水分が摂れているときは安心です。
(3)頭を冷やす
熱でほてっているときは、氷枕などで頭を冷やしてあげましょう。熱そのものを下げるわけではありませんが、赤ちゃんが楽になります。
市販の赤ちゃん用冷却シートは、おでこに固定できるので便利です。「脇」「太もものつけね」「頚動脈」部分を冷やしてあげると熱を下げる効果もあります。
発熱を伴う主な病気
インフルエンザは高熱が続くのが特徴インフルエンザはインフルエンザウイルスによって冬に流行する、感染力の強い病気です。通常のカゼより症状が激しく、高熱、筋肉の痛みなどが続きます。症状がひどいときには肺炎や中耳炎を併発することもあります。
インフルエンザワクチンは、毎年流行する型を予測して作られます。インフルエンザワクチンは乳児でも接種できますが、十分抗体があがらないことが多く、インフルエンザの予防には、周りの家族みんながワクチン接種することが一番です。インフルエンザが流行しているときは、家族全員がうがいや手洗いを行い、過労や睡眠不足に気をつけることが大切です。
インフルエンザの手当ては基本的にはかぜと同じです。安静にして水分をこまめに補給してあげましょう。高熱が続くので、早めに医師の診察を受けるようにしてください。
発熱を伴うその他の主な病気
突発性発疹 ・水ぼうそう ・急性気管支炎 ・急性扁桃炎 ・急性中耳炎・はしか ・日本脳炎・肺炎
こんな病気も心配「川崎病」
原因は不明で、全身の血管に炎症が起こり、後に心臓の冠動脈に動脈瘤ができる場合があります。4歳以下、特に1歳前後の子どもが急に高熱を出し、しかも5日以上続く場合はこの病気を疑う必要があります。
赤ちゃんの体調不良はママなら誰でも心配になるもの。いつもと違うなと思ったら、熱を測る習慣をつけましょうね。
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