有害物質を撃退!? 畳の原料「い草(イグサ)」の○○がスゴい!

第192回 注目のビューティーフード情報をまとめてチェック!
日本の伝統文化のひとつである畳の原料こと「い草」。最近は純和風の家が少なくなり、自宅に畳がないという方もいるのではないでしょうか?「い草」には、ただ敷いておくだけでも驚きの健康効果が期待できるんだとか!

い草(イグサ)の特徴や期待できる効果とは?

い草はジュンカス属という種類に分類される多年草の宿根性草本で元々の原産地はインドなんだとか。日本にはシルクロードを辿って北朝鮮から伝わったと言われており、現在は北海道〜沖縄まで全国各地に自生しています。

〜い草に期待できる効果〜
<抗菌作用>い草には「O157」「サルモネラ菌」「バチルス菌」など人体に悪い影響を及ぼす微生物に対して抗菌作用があるそうです。

<空気浄化>喉の乾燥やじんましんなどシックハウスの原因となるホルムアルデヒドや二酸化窒素といった有害物質の吸着性に優れていると言われています。

<殺菌作用・リラックス効果>い草に含まれる芳香成分「フィトンチッド」には殺菌作用があるほか、脳内のα波の発生を促し、リラックス効果をもたらすと期待されています。

<足のニオイを軽減>ニオイの原因となる足裏の微生物の増殖を抑え、足のニオイを軽減する効果があると言われています。

有害物質を撃退!? 畳の原料「い草(イグサ)」の○○がスゴい!

食用のい草もおすすめ!

少し意外かもしれませんが、い草は江戸時代以前から食用として利用されているそう。い草の名産地(国産畳表の8~9割を生産中)である熊本県・八代市では食用のい草の生産にも力を入れており、水やジュースに混ぜたり、ヨーグルトにかけて食べられる「い草パウダー」などの加工品を販売しています。

い草には美肌に欠かせないビタミンやアミノ酸をはじめ、ミネラル・食物繊維など総じて37種類の栄養素が含まれているそう。その中でも特に含有量が多いのは食物繊維。食物繊維には免疫力を高める働きがあるため、コロナウイルス対策にも期待できるでしょう。

い草をテーマにお届けしました!健康維持のためにも是非この機会にい草を使ったアイテムを手に入れてみてはいかがでしょうか?


出典:北九州市立大学国際環境工学部助教授 森田洋(農学博士)
『イグサは敷いても,食べても,浸かっても健康な天然素材です』

有害物質を撃退!? 畳の原料「い草(イグサ)」の○○がスゴい!

■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
文・くるみ
文・くるみ
栄養士。原宿・下北沢にてアパレル販売員を経験後、現在はWebライター兼コンサルタントとして活躍中。資格を活かしてヘルスケアやアンチエイジングに関する記事を美容メディア等で発信している。
栄養士。原宿・下北沢にてアパレル販売員を経験後、現在はWebライター兼コンサルタントとして活躍中。資格を活かしてヘルスケアやアンチエイジングに関する記事を美容メディア等で発信している。