「防災バッグ」、4人に1人は準備しっぱなし!?

第5098回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
地震や豪雨、洪水……「災害大国」と言われる日本では、毎年のように、自然災害による被害が出ています。防災意識の高まりから、いざという時にすぐ持ち出して避難できる「防災バッグ(=非常持ち出し袋)」を用意する家庭も増えた印象ですが、実際はどうなのでしょうか?

「常備している」は3割以下…

2020年2月18日(火)、サントリー食品インターナショナル株式会社が発表した「自宅の防災バッグ(非常用持ち出し袋)の準備・点検の実態調査」(対象:全国の10代~60代の男女1万人)を参考にすれば、その答えが見えてきそう。

「常備している」と回答した人は、わずか28.9%。一方「常備していない」と回答した人は66.3%と、2倍以上もいることがわかりました。

また、「常備している」と答えた2892人を対象に、常備した時期を聞いた結果も出ています。それによると、37.6%は、防災バッグを常備してから3年以上経過していることもわかりました。

「Q.常備している防災バッグの中身を定期的に点検したり入れ替えたりしているか」という問いには、「定期的にしている」と答えた人がわずか13.4%、「定期的ではないが気が付いた時にしている」と答えた人が61.6%いるものの、「点検や入れ替えはしていない」人も25%いて、4人に1人が準備しっぱなしになっているようです。

防災バッグの中には、非常食を入れておく人が多いと思いますが、非常食にも消費期限はあります。また、乾電池にも使用推奨期限があるため、場合によっては“使いたい時に役に立たない”なんてこともあるかもしれません。いざという時に困らないために、定期的な点検をしておきたいものですね。
(文・明日陽樹/TOMOLO)

「自宅の防災バッグ(非常用持ち出し袋)の準備・点検の実態調査」

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