テプラやピータッチキューブがおすすめ。ママに人気のラベルライター

第1回 暮らしの便利グッズで家事を楽しく!
ラベルライターは資料の整理はもちろん、収納や学用品の名前つけなどで幅広く使えます。様々な便利機能が搭載されており、煩雑で時間がかかる作業もサクサク進むでしょう。テプラやピータッチキューブなど、ママに人気のラベルライターを紹介します。

ママ向けラベルライターの選び方

ラベルライターはオリジナルのシールやラベルが印刷できる便利な機器です。オフィスの資料整理で使う印象がありますが、名前シールやラッピング、キッチンの整理収納など家庭でも大活躍してくれます。

使えるテープの種類は?

ラベルライターはメーカーや機種によって「使用できるテープの種類」が決まっています。購入前に「どんな用途で使うか」を明確にしておきましょう。

「テープ幅」は3.5mmの細いものから50mmの幅広タイプまで様々です。

文房具の名前シールや調味料のラベルを作成する場合は、6mm以下の細いものがぴったりですし、メッセージカードや収納用品に使う場合は20mm以上のものが印刷できると便利です。

「素材」は、水や汚れに強いラミネートのほかに、ボードやスチール什器に貼りつけられるマグネット、ラッピングに最適なリボンなどがあります。

近年は、アイロンで直接布地に貼りつけができる「アイロンラベル」に対応した機種も登場しています。

大量に作る場合は便利機能が欠かせない

オフィス用具のラベリングや持ち物の名前つけは、大量のラベルを印刷する必要があり、時間も手間もかかります。

同じラベルが数十枚単位で連続印刷できる「連続印刷機能」や印刷済みテープに自動的に切り込みを入れる「オートカッター機能」が搭載されていると、作業が効率よく進むでしょう。

台紙を残した状態で、シール部分にのみ切り込みを入れる「ハーフカッター機能」は、テープがバラバラにならず、連番印刷のときに重宝します。

台紙から簡単にテープがはがせるため、貼りつけ作業もスピーディーに済むでしょう。

テプラは子どもの入園入学準備に大活躍

『テプラ』は、オフィス用文房具を企画・製造する「KING JIM(キングジム)」のラベルライターです。子どもの学用品の名前つけに便利な機能が満載で、ママの手間がグッとはぶけます。

クレヨン1本ずつまで名前つけが必要

小さな子どもを多く預かる幼稚園や保育園において、保育士が一人一人の持ち物を把握するのは難しいものです。別の児童が同じデザインの物を持っていれば「誰の物?」で揉めることもあるでしょう。

名前つけは「誰の持ち物か」をわかりやすくするためで、体育着やカバン、靴下はもちろん、クレヨンの1本1本にもしっかりと名前を書く必要があります。

テプラは、4mmからの幅広いテープ幅に対応しており、細かい文具類の名前つけが楽にできます。

ラベルの連続印刷が最大100枚まで可能なため、クレヨンや色鉛筆、小学校で使う「算数セットのおはじき」などの手間のかかる名前つけも一気に仕上がるでしょう。

コップやスプーンには水に強いラベル

コップやお弁当箱などの水洗いするものや水に濡れるレイングッズには、通常のマスキングテープよりも粘着力の高い「強粘着ラベル」を使います。

テプラの『PROテープカートリッジ 強粘着ラベル』は、ツルツルしたPP素材やシボのある表面にもしっかりと密着するのが特徴です。

水洗いをしてもはがれにくいうえ、文字が滲んだり、テープがふやけたりする心配もありません。

スプーン・歯ブラシ・傘の場合は、持ち手に細めのラベルを貼りつけるのがポイントです。手で触る部分はラベルの角を専用のトリマーやハサミで丸く処理すると、さらにはがれにくくなります。

体操着など布製品にはアイロンラベル

「体操着やゼッケンへの名前つけはどうする?」と迷うママも多いでしょう。

布製品は小さなブロードの布に油性ペンで名前を書き、縫いつける方法が一般的ですが、裁縫が不得意な人は「見た目がきれいに仕上がらない」のが悩みどころです。

テプラのPROシリーズは、熱で布に貼りつく「アイロンラベル」に対応しています。

ラベルの印刷部分を上に向け、アイロンを数回押し当てるだけで布にしっかりと密着するため、裁縫道具やミシンを用意する必要がありません。

ハンカチや帽子など、下地の素材や模様を生かしたい場合は、文字だけを転写する「アイロン転写テープ」を使うのがおすすめです。

見た目も機能もおしゃれなテプラ

テープライターというと、実用性を追求したオフィス向けのデザインが思い浮かびますが、近年は見た目も機能もおしゃれな女性向けのシリーズが登場しています。

キングジム「テプラPRO SR-GL2」

この商品は縫製カバーと本体が一体化したコスメポーチ型のデザインです。

コーラルとクリームの2種類から選べるカバーは高級感のあるエンボス加工で、家のだけで使うのはもったいないほどのおしゃれさです。

遊び心に溢れたフォントや絵文字がたくさんあるため、気分やシーンに合わせて使い分けましょう。

名前つけをするときは名前の横に絵文字を加えてあげると、小さな子どもでも「自分のもの」と認識しやすくなります。

ラッピングに活用できる

専用のカートリッジを使えば、リボンやシールにも簡単に印刷ができます。ガーリーな絵文字やフレームを多数搭載しているため、プレゼントのラッピングでも大活躍してくれるでしょう。

好きなデザインと文字を組み合わせたイニシャルマークは、結婚式やバレンタインデーの贈り物にぴったりです。

シルバーやゴールドのカートリッジギフトシールを使えば、ワンランク上の贈り物に変身します。メッセージをリボンに印刷して、さりげなく気持ちを伝えるのもよいでしょう。

ガーリー「テプラSR-GL2」 KINGJIM - キングジム

忙しいママのお助けラベルライター

「ゆっくりとラベル作成をしている時間がない!」という忙しいママには、操作性の高いラベルライターがおすすめです。スマホ1台でデザインができ、名前つけから整理整頓まで何でもこなせる万能なアイテムを紹介しましょう。

ブラザーピータッチキューブ

「ピータッチキューブ」は整理整頓・書類整理・ネーミング・ギフトラッピングなど、幅広い用途に使えるラベルライターです。カラーテープやファブリックテープなど、様々な素材に印刷が可能で、ほかにはないおしゃれでオリジナル性の高いラベルが作れます。

キーボードや液晶が付帯していないぶん、本体は手のひらに乗るくらいコンパクトです。操作はすべてスマホ上で簡単に行えるため、機器の扱いが苦手な人や忙しくて時間のないママにはぴったりです。

ピータッチキューブは「PT-P300BT」と「PT-P710BT」のふたつのタイプがあり、対応するテープ幅や搭載機能、接続方法などが異なります。

スマホアプリで簡単操作

通常のラベルライターは、本体についたキーボードで操作しますが、本製品はラベルのデザインから印刷の指定までの全工程がスマホ上で行えます。

本体とスマホはBluetoothを使ってワンタッチで接続できるため、外出先でも重宝するでしょう。

専用アプリ『P-touch Design&Print』は、シーンや用途に合わせたラベル作成をサポートしてくれる心強い味方です。カテゴリーから既存のラベルを選ぶのもよいですし、ゼロからオリジナルラベルを作るのも楽しいでしょう。

オリジナルラベルは、テープの色・長さ・フレームを順番にタップしていくだけなので、初心者でも失敗が少ないです。

スキマ時間に作成できるから時短に

ピータッチキューブの強みは、スマホ上でいつでも、どこでもラベル作成ができる点です。家事の合間やランチタイムのスキマ時間でパパッとデザインができるため「今日の夜はラベルを作るぞ!」と気合いを入れる必要がなくなります。

デザインはアプリ上に保存される仕組みで、途中で編集を中断しても、データが失われることはありません。スマホ上の操作は直感的で「説明書をいちいち読むのが面倒」という人でもすぐに使いこなせるでしょう。

使い方のアイデアを紹介する「ラベル活用法」はブログ感覚で読み進められます。楽しく手軽にラベル活用の知識が得られるのもママにとってはうれしいポイントです。

PT−P300BTとPT−P710BTの違いは?

ピータッチキューブには「PT−P300BT」と「PT−P710BT」のふたつの機種があり、機能面や対応するテープ幅などが異なります。

PT−P300BTは対応するテープ幅が3.5~12mmで、本体に手動式のテープカッターが内蔵されています。

大量にラベルを印刷する場合は、フルカッターを搭載した充電式のPT−P710BTが便利です。24mmのラベルにも対応しており、パソコン専用ソフト「P-touch Editor」と連動すればより凝ったデザインが作成できるでしょう。

ラベルにQRコードが印刷できるのも特徴で、家電の取扱説明書とQRコードを紐つけておくことで、かさばりやすい説明書や紙の資料を保管する必要がなくなります。

PT−P300BTは電池式、PT−P710BTは充電式のため、印刷をする頻度や目的によって選ぶとよいでしょう。

P-TOUCH CUBE 「ピータッチ キューブラベルライター」ブラザー

家の片付けが楽しくなる使い方

家の収納や整理整頓にラベルライターを取り入れると、物のありかがすぐにわかるようになります。片付けをストレスフリーにするためのアイデアを紹介しましょう。

ラベリングですっきり整理整頓

ラベルライターの定番の使い道といえば、ラベルを使った収納です。

リビングや部屋をすっきり見せたいため、中身の見えないボックスや引き出しを並べる人も多いですが、ラベルを貼っておくだけで、家族全員が物のありかを覚えやすくなります。

同じデザインでラベルをシリーズ化させると空間がよりおしゃれに見えますし、家族のものを仕分けるときは絵文字を使うと、小さな子どもでもわかりやすいでしょう。

書類整理のときはラベルライターでインデックスシールを作り、ファイルケースの見出しに貼りつけると中身が一目瞭然です。

キッチンにも

調味料入れやタッパーはキッチンの必需品ですが、そのまま無造作に置いておくと、生活感が出ておしゃれな空間とはほど遠くなってしまいます。

調味料は同じ種類の容器や小瓶に移し替え、見やすい場所にラベルを貼りつけましょう。フォントやテープの色にこだわるとカフェのディスプレイのようにセンスよく仕上がります。

冷凍食品の保存袋にはラベルつきのクリップがおすすめです。保存袋を取り出さなくても上からのぞくだけで中身がわかるうえ、クリップは一度作っておけば何度も利用ができます。

まとめ

名前つけやラベリングは手書きでも対応できますが、物が多ければ多いほど時間や手間もかかります。

ラベルライターを活用すれば、一度に大量のラベルが印刷でき、忙しい家事や仕事の合間でも効率よく作業ができるでしょう。

ラッピングやアルバムのデコレーションなど、ラベルライターの活用範囲は無限大です。活用例を参考にしながら、自分だけのオリジナルラベルを楽しみましょう。