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【九九を覚えない子】にやってはいけない3つの掟
~【九九を覚えられない子】に母親が絶対にしてはいけないこと~

部屋の壁やお風呂に九九の表を貼って音読、書かせて覚えさせる、歌で暗唱させる、算数カードを使う…家庭でも必死に努力しているのに、それでも子どもが九九を覚えてくれないのはなぜ!? それは教科書だけでなく、教える私たち親にも原因が…。限られた授業数で、無理なく算数を習得する方法を模索し続けている数学教育研究会代表の上村純子先生は、九九を覚えられない子に親が絶対やってはいけないことが3つあるといいます。

●九九の勉強でやってはいけないこと 

1)九九を覚えないことを責める、頭ごなしに教える
「どうしてできないの! と責めるのは絶対やめましょう。子どもは恐がってますます九九が嫌いになるかもしれませんし、自信をなくしてしまいます。できない子どもにはできないだけの理由があります。その理由を、親御さんがきちんとわかってあげてほしいですね」(上村氏 以下同)

そのためにはテストの点数だけで判断するのではなく、どこをどのように間違えているのかを確認することが大切だそうです。

2)九九を丸暗記させる
九九をなかなか覚えられない子に対して、九九の表を家のなかに貼って暗唱させる、あるいは何も見せずに歌を覚えるように暗唱させるのは危険です。かけ算の本来の意味を忘れてしまい、いざテストのときに数式を見ると、「ににんがし」=「2×2=4」が頭の中で結びつかずに答えられない、ということになりかねません。必ず手で書いて、そのうえで声に出して覚えさせるようにしましょう。

3)苦手なところを集中的に覚えさせる
九九を全然覚えられないわけではなく、二の段、五の段は得意なのに、六の段、七の段、八の段が苦手という子どもが意外と多いようです。その場合、苦手な段だけを繰り返し覚えさせようとするとますます苦手意識をもってしまい、間違いを繰り返してしまう恐れが。「それよりも子どもに自信をつけさせることが大切です」

そのためには、子供が得意な段から勉強を始めて、少しずつ苦手な段を混ぜて教えるのが効果的だそう。
【九九を覚えない子】にやってはいけない3つの掟
 

●親子でかけ算を楽しむことからやり直しを

それでは、もしもやってはいけない方法で九九を教えてしまっていた場合、どうしたらいいのでしょうか。

「かけ算の基本に立ち返り、“1あたりの数”について、ふだんの生活のなかで子どもと一緒に親が探してみましょう」、と上村先生は提案します。

「たとえばお店に買い物に行ったときなどを利用して、1箱にチョコレートが何個入っているか、1パックに野菜が何個入って売られているか、それが2つに増えたらどうなるかといった具合に、1あたりの数を考えるクセをつけてあげるといいですね。【1あたりの数×いくつぶん=全部の数】を勉強することで、徐々に子どもにもかけ算の意味がわかってきます。かけ算の意味がわかれば、自然と九九も覚えられるようになりますよ」

もうひとつ、九九を覚えさせるためにも(2 ケタ)または(3 ケタ)×(1 ケタ)のかけ算までを一気に学ばせる方法がおすすめだといいます。

「2ケタ3ケタのかけ算は、大人でもちょっと難しいと考えがちです。しかしそれは、ヨコ書きの計算式で考えるからです。はじめからタテ書きの計算式で教えてあげれば、九九を原則として計算することになるので、それによって自然と九九を覚えられるのです」
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たしかに上図のようにタテ書きで計算すると、2ケタであろうが3ケタであろうが、九九が基本になっていることがわかります。

ただ多くの学校では、(2 ケタ)または(3 ケタ)×(1 ケタ)のかけ算は、簡単な割り算、や分数の授業のあとに学ぶ順番になっているようです。ここはやはり学校の授業とは別に、家庭でサポートしてかけ算の勉強を続けることが九九を覚える近道のようです。子どもがくじけそうになったら、子どもの得意な段まで戻ってやり直すことを忘れずに、根気強くフォローしてあげましょう。

(取材・文/中村さと)

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