メディア個別 「ひよこはそのうち親鳥になる」励まし合って夫婦になった~杉浦太陽インタビュー【Part1】 | パパコミ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

「ひよこはそのうち親鳥になる」励まし合って夫婦になった~杉浦太陽インタビュー【Part1】

第78回 パパコミ

今、芸能界で活躍するパパはたくさんいますが、その先駆けともいえるのが、2007年に元モーニング娘。の辻希美さんと結婚した俳優の杉浦太陽さん。現在は12歳の女の子を筆頭に、9歳、6歳、そして1歳の男の子という4人のお子さまのパパですが、お仕事が忙しい中で、どのように奥さまと絆を深めているのでしょうか? お話を伺いました。

心がけているのは、自分一人では座らないこと

―普段の杉浦さんはどのように家族と過ごされていますか? 家事もされますか?

そうですね。朝起きたら、まず子どもたちを起こして、着替えさせます。妻が下の子を見ていたら、僕が朝ご飯を作って、上の子たちに準備をさせて学校へ送り出します。今は3人が小学生で、まとまって家を出てくれるので本当にラクになりました。そして、みんなが家を出たころに、下の子が起きてきます。だから、バタバタと準備をしている中でも、下の子を起こさないように、できるだけ静かにしようとみんなで気をつけていますね。

基本的に僕の担当は、9歳の長男と6歳の次男。風呂に入れたり、宿題をさせたり、言われなくても動けるようにはなりました。以前、率先して動こうとして空回りしちゃったこともあったので、今はちゃんと妻に何をしてほしいか聞いて、洗い物をしたり、料理を手伝ったり、流れを把握した上で動くようにしています。

とにかく、自分一人だけが座らないようにすることは心がけています。

家事の中で苦手なのは、洗濯です。
子どもが多いので一日中洗濯機が回っているんですけど、そこで何か手伝おうとすると「柔軟剤が違う」とかトラブルが起こって、かえって妻のペースを乱してしまうことになります。だから、妻が洗濯している時は別のことをします。洗濯以外はなんでもできます。いわゆるオールラウンダーですね。

―奥さまとのやりとりで気をつけていることはなんですか?

「妻が今一番望んでいることをやる」ことですね。

僕が自分で動くことプラス、最近は妻がやってほしいことを言ってくれます。「抱っこひも取って!」とか「牛乳ないから買ってきて!」とか「喉渇いた!」とか。言ってくれる方が動きやすいんですよね。

ただ、言われた時に「あとでやっておくよ」となると「あとでじゃなくて、今やってほしいから頼んでるのに!」となるので、言われたことはすぐにやるようにしています。

パパを実感するために検診へ

―今でこそ男性が家事や育児に関わることは珍しくないですが、杉浦さんに一人目のお子さまが産まれたのは2007年。まだイクメンという言葉も一般的ではありませんでしたし、周りに育児をする男性も少なかった時期です。そんな中で、杉浦さんはなぜ、積極的に育児に関わろうと思ったんですか?

妻が妊娠しているときに、どうしても実感がわかなくて……、やっぱりどこか他人事だと感じたんです。でも、それじゃ絶対にダメだと思い、実感をわかせようと思って、スケジュールを合わせて妊婦健診に毎回付き添ったんです。

そこで、赤ちゃんの心音を聞いたり、何グラム増えましたねって言われたりしているうちに、「ここに命があるんだ」って実感してくるんですよね。今ではネットで調べたりできますが、当時は育児本を買って読み、妻と一緒になって「そろそろ爪が生える頃だね」とか話していたら、どんどん愛おしくなりました。そして、その命を宿している妻をさらに大事にしようと思えてきて「料理しようか? お風呂洗おうか?」と思うようになりました。それは大きなきっかけだったと思います。

でも、一番にあったのは妻への思いやりですかね。

僕も妻も初めてのこと過ぎてわからないことだらけ。妻に辛いって言われるけど「その辛さをどうしてあげたらいいんだろう?」って考えていました。今思うと、まだ新婚でラブラブな時期だったことも、よかった気がします。

妻というよりもまだ彼女という感覚があって、「大切な彼女のために頑張らなくちゃ!」って思えたんですよね。

―結婚当時は、二人ともとても若かったので「ひよっ婚(ひよこ同士の結婚)」と言われたりしました。そういう世間の声に対して見返してやろう、みたいな気持ちはあったんですか?

見返すと言うよりは、落ち込みましたね。

でも、ひよこだっていつかは親鳥になるわけで、僕らもまだまだ未熟だけど、力を合わせて10年後に笑顔でいられるように「立派な親鳥になろう」って励まし合いました。

そうやって子育てをしてきたら、いつの間にか4人になってました(笑)。

お互いのトリセツを読みながら夫婦になる

―家事も育児もなんでもできる感じがしますが、杉浦さんでも子育てに悩んだことはあったんですか?

2~3歳くらいになって言葉でコミュニケーションが取れるようになると、パパができることも増えて楽しくなってきますが、子どもが小さくてコミュニケーションがとれなかった時期は、悩みました。どんなに一緒にいても、子どもが最終的にママの所に行ってしまう中で、育児って何をしたらいいんだろうか……? と。

それでも、できることをやって少しずつ積み重ねていくと、妻との会話も増えるし、子どもとの距離も近くなっていきました。

自分の父親やおじいちゃんは、家では一歩も動かないタイプだったので、子どもとは距離があったと思います。ママには甘えられるけど、お父さんにはちょっと、というような。でも自分は、全力で甘えてほしいし、それに応えたい。壁がなく近い距離でいるために頑張りました。

友達付き合いは多少犠牲にしました。最初のうちは、誘われたら飲みに行ったりしたこともあったんですけど、結局それが原因でケンカになったり……。ケンカをして、家にピリッとした空気が流れているのが嫌ですね。彼女が望まないことをしたためにケンカになるなら、それをやらなければいい。自分の勝手な思いが原因で起きるケンカは避けられます。そう思って家のことに励みました。

やっぱり、妻が笑顔でいてくれたら帰りたくなる。でも怒っていたら、ハァーって嫌になる。まあ、どこの夫婦でもあることだと思うんですけど、ケンカしたり、すれ違ったり、仲直りしたり、その繰り返しなんだろうなと思います。

そうやってお互いのトリセツを読んでいきながら、夫婦は成り立っていくんじゃないかと思っています。

おかげで今は、仕事が終わったらダッシュで家に帰ることが日常になっていますね。

見てて思わず「あー!」となった

今回は、残念ながら中止になってしまった映画『ママをやめてもいいですか!?』のパパコミ主催試写会で登壇する予定だった杉浦さん。実際に映画を観た感想も聞かせていただきました。

―「ママをやめてもいいですか!?」に共感するところはありましたか?

リアルでしたね(笑)。
共感もしたけど、自分の一人目の子が産まれた頃を思い出しました。映画に出てくるパパを見て、自分もこんな風にテンパっていたな、こうやってすれ違っていたなって。あとはパパがやることとママがやってほしいことのギャップは、やっぱりこれがケンカのもとになるんだと再認識しました。

やっぱりママが抱え込んでしまいがちな時期。特に一人目だとママ友も少なくて、夫が一番の相談相手になる。でもパパも初心者だから、上手く取り扱えないんですよね。言われたことに対して正論で返しちゃったりしている姿を見て、自分もやったな~とフラッシュバックしたし、何より映画を観ながら「あー!それ言っちゃダメ!」って止めたくなりました(笑)。

自分もぶつかったりしながらやってきたけど、積み重ねた中で、妻がいて、子どもがいて、これが自分の家族なんだ、僕を夫にしてくれてありがとう、パパにしてくれてありがとうって思えるようになりました。

そこにたどり着くまでは大変でしたけど、子育てはママだけがやらなきゃいけないものっていう考えは違うと思うし、チームでやっていかないといけないと思っています。命を削って産んでるわけだし、そのための家族。

とにかくママたちには、肩の荷を下ろしてもらいたいと思いました。

2016年には「いい夫婦の日 パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するほどの杉浦さんご夫妻でも、やっぱりそこにたどり着くまでにはたくさんの苦労があったのです。それでも、力を合わせて様々な困難を乗り越えてきた二人だからこその、強い夫婦の絆を感じさせてくれました。次回は、4人のお子さんとのお話。杉浦さんの意外な必殺技とは!? お楽しみに!

杉浦太陽

1981年3月10日、大阪府出身(岡山県生まれ)。98年デビュー。
01年『ウルトラマンコスモス』主演。その後、ドラマ、映画、バラエティなどで幅広く活躍、NHK Eテレ『趣味の園芸 やさいの時間』、テレビ愛知『くすぐる』、BS日テレ『旬感レシピ』、LaLaTV『眼福食堂』にレギュラー出演中。「中野市食の大使」「板橋区観光大使」を務める。「ベスト・ファーザーイエローリボン賞」「イクメンオブザイヤー」「いい夫婦パートナーオブザイヤー」など受賞。プライベートでは2007年に元モーニング娘。の辻希美さんと結婚。4児のパパ。等身大で育児に取り組んでおり、家庭生活のサポートも積極的に行う。
オフィシャルブログ
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「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。
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