【花粉対策】部屋干しで大活躍「エアコンハンガー」と外干しのコツ

第3364回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
スギ花粉が終わると今度はヒノキ花粉が飛び始めて、花粉症を患っている人にとっては、まだまだ悩まされる日々が続きそう。マスクで花粉対策をすることも大事ですが、花粉症の症状を軽減するには、衣服への花粉付着量を減らすことも重要。例えば、洗濯物は外干しよりも部屋干しを選ぶ方が賢明です。

【花粉対策】部屋干しで大活躍「エアコンハンガー」と外干しのコツ

エアコンハンガーでラクチン部屋干し

とはいえ、部屋干ししたくても、衣類をかける部位が部屋になかったり、室内にハンガーラックを置けるスペースがなかったり…。仮に干せるところがあっても、室内は空気の流れが悪いので乾きづらい点もネック。その悩みを一気に解決できるのが「エアコンハンガー」。

エアコンハンガーとは、その名の通りエアコンにつけるタイプのハンガーのこと。生活用品を扱うお店で販売していたり、ネットショッピングで買うことができたりします。組み立ても比較的簡単で、エアコンの風で衣類をあっという間に乾かすことが可能。また、衣類を乾かす過程で洗濯物の水分が室内を潤し、湿度も上がるから、同時に乾燥対策もできて一石二鳥。部屋のエアコンの幅によって、対応できるエアコンハンガーが異なるので、エアコンハンガーを購入する際は、エアコン幅の採寸を忘れずに。

どうしても外に干したい時は…?

「家族が多いので部屋のなかに衣類を干しきれない」「エアコンを使うと電気代が気になる」などの理由から、どうしても衣類を外に干したい場合は、“花粉を衣類にできるだけつけない対策“をしましょう。

まず、衣類を干すタイミングは朝。それも「早朝」がよさそう。スギ花粉の飛散が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わるものの、一般的には昼前後と日没後なのだとか。花粉は乾いている衣類より、濡れている衣類に多く付着するため花粉の飛散がピークになる昼前には、ある程度衣類が乾いている方がいいということ。衣類を外干しするなら、朝早くに干してみて。

また、洗濯をする際に「柔軟剤」を使うことも、花粉の付着を少なくする方法のひとつ。柔軟剤を使用した衣類は、使用していないものと比べ、静電気が発生しにくいと言われています。静電気が発生し、帯電した衣類は花粉を付着しやすい傾向にあるため、静電気を抑えて、花粉を少しでも衣類に付着させないことが重要。

第一三共株式会社『花粉症@ステーション』のウェブサイトによると、スギ花粉症の患者は推定3000万人以上、国民の4人に1人と考えられるのだとか。家族の誰かが花粉で悩んでいたら、まずは洗濯物の干し方を変えてみてはいかがでしょうか。
(文・山本健太郎/考務店)