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外出先での子どもの授乳に周囲が冷たいワケ

第3回 外出先での授乳、どうする?
今年1月、ある新聞に「ケープなどで隠しながら授乳する人が多いが、それでも目のやり場に困る」という投書が寄せられた。これは、ショッピングセンター内の飲食店でアルバイトをしている大学院生の女性による投書だという。

同じ女性でも授乳するママの姿が気になっているようだ。とはいえ、授乳は赤ちゃんにとっては大切な食事の時間でもある。公共の場での授乳について、周囲への配慮はどのように考えたらいいのか。母乳育児専門家のあき助産師に考えを伺った。

「個人的な見解でいうと、投稿した女性の意見にも共感できる部分があります。ケープは周囲に授乳中であることが一目で分かるため、かえって目立ってしまったのかもしれません。ケープはいわば隠す行為です。布で覆うことで、中にオッパイが出ていることを周りの人に想像させてしまいます。ケープは、授乳の利便性よりも『乳房を隠す』ことを目的とした商品です。『隠している』ことで、この大学院生は『ケープの中で赤ちゃんが乳房を吸っている』ことを想像してしまったのでしょうね。」(あき助産師 以下同)

つまり、授乳をケープで隠す行動が羞恥心を感じる見え方となり、「目のやり場に困る」という捉え方をさせてしまったのではとのこと。

子供も交えて食事をする様子

●周囲に気付かれずにできる、授乳の仕方とは?

では、外出先ではどのように授乳をするのが望ましいのだろうか?

「例えば、授乳服を使い慣れていれば、授乳のタイミングで『ちょっとすみません、子どもが泣いちゃって』と横を向いて飲ませれば、周りの人はママがおっぱいをあげていることに気付かないものです」

冠婚葬祭のときや、夫の実家で家族や親戚が集まる場でも、授乳するときにすっと壁側を向き、『ちょっと子どもが眠りそうなので』と、そっとしてほしい雰囲気を出しながら、寝かし付けているようにおっぱいを飲ませればいいそうだ。親戚が『子どもの顔を見せて』と来た場合は、『すみません、もうちょっとで寝そうなので』と、背を向けてしまおう。

あき助産師は、もし授乳服を使い慣れていない場合や、ケープの使用で授乳が目立ちそうな場合は、授乳室に行くなど場所を変えるほうが周囲への配慮になると話す。

外出先での授乳は、外出先でスマートに授乳するためには、自宅で練習をして準備をしておくことで周囲の理解も得やすいのかもしれない。
(文・石水典子+ノオト 画像提供・モーハウス)

お話をお聞きした人

あき助産師
さら助産院
母乳育児専門家。助産師。看護師。母乳育児支援では「ママにとってのラクチン授乳」と「赤ちゃんの気持ちを通訳」をモットーに、今まで8,000人以上をサポート。行政の新生児訪問歴は19年の経験を持つ。
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